第9話 メイド長
兵隊A「城に到着いたしました。。第二王女様」
王女様「わかったわ。」
王女様「城についたそうなので、行きましょう。翠さま。」
翠「うん。」
馬車から出ると、そこにはとても大きく真っ白な城がそびえたっていた。
翠「でか!!!」
王女様「一応この国の王様の家なので、威厳を見せるためにもこのくらいのサイズが必要なんです。」
王女様「他の国の王城もこのぐらいだと思いますよ。」
翠「そうなんだ、、」
王女様「はい」
王女様「では、行きましょう!」
そして、王女様に腕を引っ張られながら、城の中に連れて行かれ、城の中に入ると、
王女様「またあとでお会いしましょう!」
翠「え??」
と王女様が言うと、どこかへ行ってしまい、残された翠は、メイド複数人に連れて行かれ(拉致)、無理やり正装に着替えさせられた。
メイド長「出来ましたわ。」
翠「あ、ありがとうございます。」
メイド長「王様に正装以外で会わせるわけには行かないですからね」
メイド長「それにシルフィード様をお助けいただきありがとうございました。」
とメイド長が頭を下げた。
翠「そんな頭を上げてください。」
翠「僕はたまたま通りかかったところを助けただけですよ」
メイド長「それでもです。」
メイド長「もし、あなたが助けてくださらなかったら今頃シルフィード様は盗賊に捕らえられていたでしょう。」
メイド長「私はシルフィード様が生まれた頃から17年間常にそばに付きそってきました。」
メイド長「こんなことを言うと、王様に怒られるかもしれないですが、私はシルフィード様を娘のように感じていました。」
メイド長「なので、盗賊に襲われたと聞いたときは、心臓が止まるかと思いました。ですが、とある方に助けられたことを聞いて、とても安堵しました。」
メイド長「なので、心から感謝しております。」
メイド長「本当にありがとうございました。」
翠「、、はい。助けられて良かったです。」
そして、そんな話をしていると、
メイド長「あ、もう式が始まってしまいます!」
翠「え?」
メイド長「早く行きましょう。翠さま」
翠「え、はい。え、え〜と?」
メイド長「申し遅れました、メイド長のセリカと申します。」
翠「え〜と、セリカさん。式はあとどのくらいで始まるんですか?」
翠「あと、シルはどこに?」
セリカ「式はもうすぐ始まります。なので、急ぎましょう!」
セリカ「シルフィード様は、もう式場に行かれて、準備をされています。」
翠「え?俺は何をすれば?」
セリカ「扉が開いたら、そのまま真っ直ぐ行ってください。そうすると、真ん中らへんに金で引かれた線があります。そこで片膝をついて、右手を胸に置き、顔を下げてください。」
翠「え、えっと、扉が開いたら、まっすぐ行って、下の線を、、、」
セリカ「そのあと、王様が何かを言ってくださいますから、それに従ってください。」
翠「わ、わかりました。」
セリカ「では、行きましょう!」
翠「、、、はい((´Д`)ハァ…)」
9話終わり
ーーーーーーーーーーーーーーーー




