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第0話 ★ プロローグ

その日の空は赤く染まっていた。

まるで血塗られた部屋の中に居るかのように、、、



あることをきっかけに今帝国が王国に対し戦争を始めようとしていた。


帝国軍が用意していた兵士の数はおよそ50万人。対する王国軍は当初、王国軍が持てるすべての兵力をその戦争に費やそうと考えていた。


だが、最終的に王国軍が導入した兵士の数は《《たったの一人》》であった、、、


それは王国軍の兵士が帝国軍に恐れて逃げ出したからではない。

そしてその事実をまだ帝国軍は知らない。


後にその日の出来事が国を、いや、世界を揺るがすことに繋がるとはこのときは誰も知らない。《《知る由もなかった》》、、、



帝国軍隊長「お前ら準備は出来てるんだろうな!」


兵士「はい!」


帝国軍隊長「よし!全軍王国に向けて進軍し、、!」


帝国軍隊長が自分の軍に向けて、王国への進軍命令を出そうとしたときである。

帝国の兵50万人のうち、25万人がドッカンという重低音と共に一瞬で消えた。  

あとかたもなく《《一瞬》》でだ。


帝国軍隊長「なっ!!?」


帝国軍隊長「何が起こっている!!!!!!!!?」 


兵士「ほ、報告します!」


帝国軍兵士「先程何者かの攻撃によって部隊の半分の25万人がやられました、、、」


帝国軍兵士「いえ、《《消滅》》しました!!!」


帝国軍隊長「2、25万人が一瞬で消滅しただと、、」


帝国軍隊長「一体どこからだ!!!」


帝国軍隊長「お前ら周りを探せ!!!!!」


帝国軍の兵隊が周りを見回すと空に浮かんでいる何かを発見した。


帝国軍兵士「隊長!!!何か空に浮かんでいます!!!」


帝国軍隊長「何だと!!?」


帝国軍隊長「空にいるはずがないだろ!!!」


そう思うのも無理はなかった。この世界には空を飛ぶ物体も空を飛べる魔法も未だ発見されていなかったのだから、、、


帝国軍兵士「いや、隊長あれを見てください!!」


帝国軍隊長は帝国軍兵士が指をさしているところを見る。するとそこには真っ黒な服に包まれた一人の男がいた。


帝国軍隊長「貴様何者だ!」


帝国軍隊長が声を上げる。

その後、帝国軍は帝国軍隊長の言葉を最後に誰一人声を上げることはなかった。


その光景を見ていた者たちがいた。

その光景を見ていた帝国の王や貴様たちは真っ黒に包まれ、赤い空の光に照らされた男をこう呼んだ。


    《《デーモンレッド》》

      

、、、《《赤い悪魔》》と呼ばれ後に人々に恐れられた。



プロローグ終わり


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⚠このプロローグは後書きです。





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