〇〇のような女性
最近じゃあまり聞かなくなった「○○のような女性」的表現。「○○」の部分に、植物名が入るやつです。
「ゆり」とか「たんぽぽ」とか「ひまわり」とか昔は聞いた事(読んだこと)がありました。花からイメージされる表現がスタートにあるんだから「可憐」とか「凛と」とか、そんなイメージを繋げてくるんだろうけど、花に例えるのが古くなってしまったのか、そういうタイプの女性が少なくなってしまったのか、ほんと聞かなくなりました。でも、花に例えると途端に文学チックになるような気がしてきて、深みが出てきますわ。個人的にはそういう表現って、好きなんだけどね。(今更「傘」を「こうもり」とは言わないのと同じくらい古臭いのかもしんないけどね。)
「立てば芍薬、座れば牡丹、歩く姿は百合の花」が良いと例えられた昔。そういう表現自体が粋だと思うな。百合以外は、古風な花になってしまいましたか。それとともに、この表現もあまり聞かなくなったよね。
(逆説表現の「立てばビアダル、座ればタライ、歩く姿はドラム缶」ってのも聞かなくなりました。
「声はすれども姿は見えず。おまいはちょうど屁のようだ」ってのも聞かなくなりました。
(ちょっと違うか))
個人的には「ユキヤナギ」とか「鈴蘭」ってのは、花そのものが素敵なので、例える素材としてはモチベーション高いです。そのたたずまいに「ドキッ!」とすることもある。なので、ドキッとするようなたたずまいの女性に「鈴蘭のような人だなー。」なんて言い方がしたくなるんです。
…冷静に考えると、洋花が主流で花の種類も好みも多様になってるし、花に共通のイメージを持っているとは限らないので、そもそもこういった表現は難しくなっているかもしれませんね。
「ああ、アガパンサスのような人だな」なんて言った日にゃ、9割方『え?』となるだろうし。
さて、「○○のようなひと」・・・植物以外にも「例える」と言うのは、センスも問われるものです。
「天使のような人」なんてのは最近でも使われているケースが多いと思うけど、そういう表現なら、「面倒見のいい看護婦さんのような人」とか「菩薩様のような人」なんてのもイケる気がするぞ。
そういや、かつて「うなぎのような女性」ってのに惹かれた事がある。これ、顔つきから連想した例えなんだけど、ぽっちゃり系の目がうるるんとしたきょろんとした女性を総称して、そのように表現していた私です。私の趣旨を掴んでくれた人は非常に少なかったが。。
「キツネ系とタヌキ系、どっちが好み?」
なんて言うのが流行したことがあったね。そゆときは必ず「ウサギ系」と答えていたな。
別に斜に構えていたわけじゃないんだけどね。動物としてはキツネもタヌキもあんまり…なんか、騙される系に考えちゃってね~(^^;
「僕はネコ系!」なんて言ってた友達がいましたが、概ね『頭にネコ耳のカチューシャしてる女の子が好き』程度のやつでした。