首コリ肩こりに海外のナニだ
私の普段のお仕事は、ばりばりデスクワーク。PCがこれだけ浸透してしまったせいか、エクセルだのワードだの、果てはマクロ操作とか、社内LANの管理者的な立場にもなってしまい、四六時中パソコンと向かうことが多い。
で、肩凝りと首凝りがとんでもなく進んできてしまったですわ。
何ヶ月か前にも首凝り肩凝りで酷い目にあったにもかかわらず、喉元過ぎれば何とやら、改善したことを良いことに、お医者さんから言われていた「インターバルを開けて休憩を取ること」とか、「ストレッチなどを欠かさずに」なんてのを疎かにしてきてしまったので、ばちが当たってしまった。
…痛い。
特に酷いのは、夜に寝ている時。
首筋が物凄く痛くて寝返る度に激痛が走り、そのたんびに目が覚めてしまう。
日中は、首を右左前後左右に動かしたり、意味不明に腕を回したりすることの頻度が多くなってきてしまったので、社内でも「整形外科に行ってみたら?」と言われるようになってしまった。さりとて、中々そんな時間すら割けないのが、自分の職種の悲しいところ。
仕方が無いので、巷で「雨後の竹の子」のように生えてきた「マッサージ屋さん」にお昼休みのちょっとした時間を利用して試みることにしてみた。
「手もみ式クイック・マッサージ・て○みん」に足を運んで、20分コースで○○円を落としてみた。
マッサージしている間は、なんとなく良いような感じがしていたのだが、マッサージが終わって店を出たら、その瞬間に凝りが再発。
これではだめだと、別の「手もみマッサージ・こり○ーる」にも足を運んだが、ここも結果は芳しくなかった。
それならと言うことで、リフレクソロジー(足の裏健康法・マッサージ)を選択。
海外ブランドに弱いわけではないけど、何だか「国名」が「療法」の前に冠が付いたネーミングには、説得力を感じてしまう。そこに「本場」などと書かれてしまうと、ますます弱い。
会社の近くに「本場タイ式足裏健康法」なる看板を掲げているお店がある。
なんたって「本場」だ。本場に勝るものはない。足裏健康法の本場がタイなのかどうか分からないが、本場ってんだから、本場なのだろう。しかも、海外の本場なんだから、何か凄いに違いない。よし、タイに決定だ。
激痛マッサージで有名なそこは、本当に激痛でもんどりうちながら30分を我慢した。その結果、店を後にして1時間くらいは放心状態的にいい気分になっていたが、そのうちまたぶり返してしまった。
韓国(式)へ行こう! と思った。そこも確か「本場」と書いてあった。
暖簾をくぐる。
ここは「グリングリンッ!」という感じで指圧がメインだ。キク!
しかし、それでも事態は改善しない。気分的にはかなり楽になったけど、やっぱり根本的なところでツボから外れているようなのだ。
いったい「本場」はどこなんだ?
英国(式)をみかけた。こっちは本場と言うよりも「宮廷式」と謳っている。
宮廷式は本場に匹敵するほどのインパクトがある。なにしろ宮廷ぞ!
本場も宮廷の前にはひれ伏してしまうに違いない。
ということで、イギリスへ。
こちらはかなりソフトなマッサージである。リラクゼーションが謳い文句であることは非常に納得。でも、気分がいいのはそのときだけ。イギリス、残念。
(くそう、しからば謎の門をくぐることにしよう。)
実は、以前から気になっていた香港整体がある。私はその香港へ向かうことにした。
これがいけなかった。症状はやる以前よりも悪化してしまったのである。そういや香港、元は英国の植民地だったっけ(違
これでは埒が明かない。
マッサージと言う切込み口がいけないのかもしれない。
「鍼」だ!
そう思った。
鍼といったら中国だね、そりゃ。
来店したそのお店、「本格的中国鍼」と語っていた。本場も本格的も同じ様なもんだろう(私の思考回路はもうどうでも良くなってきていた)。
が、なんと、鍼を「再利用」していることを目撃してしまった。
いくら消毒を施しているにしても、それはちょっと!?…ではないか?
店に入ってベッドに寝そべってしまった今、断るわけにも行かず、ヤバイと思いながらも流れにのってしまい、その鍼を受けることになってしまった。
今後のことはさておき(?)、確かに、鍼の効果というのは凄いものがあるかもしれない。
今まで受けた中では、もっとも効果的だったような気がする。
しかし、それでもまだ症状の改善には至らない。
結局、日本にいながらにして何カ国渡り歩いたのだろう?
結論は、どこも信用の置ける国はなかった。ってことかいな?
そんなことを社内で話したら、
「いいから整形外科へ行け。」
と、ばっさり切り捨てられた。
ごもっとも。
何だかんだ言いながらも、時間とお金を無意味に浪費してしまった回り道。
ここは一つ、ちゃんと整形外科に行こう。
会社の近くのお医者さんに行ったら、牽引をメインにして、暖める両方と鎮痛剤の薬とシップを頂戴した。数日間通った。
そして、不思議に思った。
通院時には「暖め」て、もらってくる薬は「冷やす」効果がある。
これって、矛盾していないんか?
でも、事態が改善するなら、この療法に付き合おうと思ったのだが、でもやっぱりあんまり改善してこない。
しからばということで、違う整形外科へ。今度は自宅の近くにある整形外科へ。
したら、いきなり「なんたらブロック」という注射を打たれた。
これは怖い。
いきなりだったもんな。
でも、一発で痛みは吹っ飛んだ。
この注射、単に痛みを伝達する神経をマヒさせるものなので、薬が切れればまたぞろ痛み出す。興味深かったのは、このお医者さんでは「冷やす方を優先せよ!」と言う指示が来たのだ。凝りというよりも炎症を起こしているらしい。こういうときは暖めるのはもってのほか。「とにかく冷やして炎症を止めなさい」という。
(あれ?この間の会社の近くのお医者さんと違うこと言っているぞ!?)
私はこのお医者さんに通い続けたが、事態は改善していない。
あっちの医者では「暖めろ」と言い、こっちの医者では「冷やせ」と言う。
どちらかが正しいのだろうが、どちらかは間違っていることは間違いない。
さぁ!どっちの選択肢で行動しよう。
誤れば、治りが悪いばかりか、事態が更に悪化する恐れもある。
この選択肢に決断を見出せないので、今は放置している。(をいをい)
どうも、昨日より気分はいい。
なんもしない方が良いのかえ?
どうしたことだ。。