歴史無頓着ごめんなさいです
自慢じゃないが、私は歴史が苦手だ。日本史も苦手だし、世界史に至ってはもっと苦手である。自慢ついでに、私の友人も歴史が苦手である。苦手同士で歴史的な話をすると、めちゃくちゃになってしまうです。
「そういや、昔『100年戦争』なんてのがあったよね。」
唐突に友人がそんな事を口にしたのが始まりだった。
「ああ、なんか歴史の教科書で『見た』記憶があるなー。なんだっけ、それ?」と、私。
「100年戦争と言うくらいなんだから100年間戦争したんだろ?」
「そりゃすげぇぞ、100年も本気で戦争したら世界中がヘンになっちゃうよ、『100年』ってのは例えじゃないかな?それだけ長い戦争だったと言うことだよね、きっと。」
「中国四千年みたいなもんかな?」
「そうそう、いつの間にか三千年が四千年になっちゃうようなもんだよ。」
「中国と言えばアヘン戦争だよね。」
「アヘンを巡っての戦争だからアヘン戦争なんだよね、そういや薔薇戦争ってのもどこかであったよね?」
「薔薇を巡っての戦争だったのかなー?」
「薔薇ってこわいね。」
「そだねー。」
「…。」
「…。」
「で、100年戦争にしても薔薇戦争にしても何時頃の戦争なんだろ?」
「16~17世紀くらいの事じゃないかな?」
「ルイ○世見たいな頃の事?」
「多分」
「じゃ、クリミア戦争ってのは?」
「それも同じ頃じゃないかな?」
「へぇぇ、僕はてっきり第一次大戦の前後だと思っていたよ。」
「あれって、舞台は何処だったんだろ?」
「クリミアってくらいだから、クリミア半島じゃないかな?」
「クリミア半島って何処?」
「ギリシャの近くじゃなかったっけ?」
「今のスロベキア辺り?」
「スロバニアかな?」
「スロベニア?」
「…。」
「…。」
地理も苦手だ。
「クリミア戦争って『トロイの木馬』のアレだろ?」
「トロイの木馬ってなんだっけ?」
「いやぁ、大きな木馬を作ってさ、それを敵陣に持ってったんだよね。木馬の中には戦士が隠れていてさ、敵陣で戦士が中から登場するってやつ。『なんちゃって攻撃』のはしりだよ。」
「えぇ!?そうだったんだ?」
「凄いだろ、人を騙す攻撃さ、さすがロシアンだね」
「トロイの木馬ってロシアンなんだ?」
「トルコ辺りかもしれない。」
「名前からして考えると、ロシアっぽいね」
「なんちゃって攻撃はロシアのお得意かもしれないよ」
「『イワンのばか』状態だねー。」
「そだねー。」
「…。」
「…。」
「そういや『イワンのばか』ってのも凄いタイトルだよね」
「うん、思いっきり『ばか』だもんな、もう、どうしようもないくらいばかなんだね」
「それって何の話だっけ?」
「うそつきのお話しじゃなかったっけ?」
…。
みんな、復習はちゃんとしようね、復習しないと我々のような大人になっちゃうよ。
というか、センター試験の問題が新聞に掲載されてて、世界史見たけどめっさ難しいな。自分も昔、センター試験やった経験あるんだけどこんなんだったけ?いやぁ、すごいな。この問題に立ち向かっている受験生、すごい!
そういや、学生の頃英語が(も)苦手だった私(ってか、得意な科目あったんか?)、英単語の読み間違いは頻繁に起きていた。
expectとexceptもそのひとつ。どっちが「除外する」でどっちが「期待する」のかがごちゃ混ぜになってしまい、謎の和訳をしていた事がある。
この解釈の間違いは、エスカレーターをエレベーターと言ってしまう以上に決定的に異なる。危険な誤解をもたらした。
和訳例題:He expects her to come to the party
模範解答;彼は彼女がパーティーへ来ることを期待している。(ちょっと「ほ」の字か)
私の誤解;彼は彼女がパーティーへ来ることを除外している。
→彼はパーティーのメンバーから彼女を外した。(ちょっと嫌っているか)
ま、そんなもんだ。
大体ね、日本語もちゃんと喋れない私が英語が出来る筈はないのだ。