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人の考えること、答えを探ること~

私は、基本的には理系の人間なのだと思うが、浪人した受験時に、文系に走ってしまったです。


「数学でも受験できる学校」を選ぼうと言う卑怯な魂胆であった。数学だけは何とか対処出来たのが唯一の救われるところだったんだわな。


「セブンイレブン」→「微分積分」状態ね(今はもう昔のことだけど)。


どうして理系の人間が文系に逃げたかと申しますと…答えは明々白々。ご多分に漏れず物理に物凄く苦手意識が働いてしまったせいなのであるります。「物理は人類の敵だ!」と思うほどに苦手になってしまったです。


私の頃には物理には「I」と「II」があって、「I」までは良かった。摩擦係数だの、モーメントだの、フレミングだの、それはそれは楽しく勉強できていた。それがどうしたことでしょう、「II」になったら途端に苦手になってきてしまった。そうね、「II」になったら数学の分野とか化学の分野とかが絡み合ってきて、その整理整頓が頭の中で出来なくなってしまったのかもしれない。私ってば、モノリンなのだ。物理以上に化学が嫌いだったということもある。


学校には私と同様に物理に頭を抱えている同級生がいれば、数学に苦手意識を働かせる同級生、果ては全てを放棄している同級生などがいた。その中に非常にキャラクターがとてもイカし(れ)ていたやつがいたので、苦手意識はあっても私はとても楽しい授業時間を過ごす事が出来た。


Q:東大寺は誰が建てましたか?

Ans:大工さん


確かに。


Q:次の空白の部分に適切な単語を挿入しなさい。

  1156年の○○○○に勝利した○○○○○は、同年閏9月に○○○○を発令した。

Ans:1156年の「酷い戦い」に勝利した「我等が先人」は、同年閏9月に「新規制度」を発令した。


間違ってはいないような気もした。



どうしても解に到達できない問題、あんちょこでは「2ルート2」が解である事が判明している問題があった。

さて、そのプロセスをどのように進めるか・・・

「カシコイミヤノフの法則」という法則を勝手に作ってしまったその友人、それによって「2ルート2」が導かれたと思いっきり黒板に書いた。

先生に「誰、それ?」と問いただされて、「知らないんですか?先生ともあろうお方が。」と応酬した結果、あとで職員室に呼ばれていた。彼の名前は宮野くん。



そんな彼らから影響を受けた私が一方でいる。


現代国語で「作者がこの作品を通して最も読者に伝えたかったことを50字以内で簡潔に述べよ」といったタイプの問題に、「人生哲学を語っているのは表向きです。単に自分が不幸であることを悟られないようにこの作品を残しました」と書いたりしたものだ。


当時、遊びの部分もかなりあったけど、今思い返してその作品に触れたりすると、あながち間違えてもいなかったような気になることもある。


人間、科学者であれ文学者であれ、考えることはほぼみな同じ。仮に考える事が違っていたにしても心の中のあり方は基準が同じなんじゃないかな。


幸か不幸か。


多分それに帰着する。

文学作品を作り上げた時に作者はどう言う状況にあったのか。

自らが進んで不幸を求めて行動するなんて奇特な人は中々存在しない。

とすれば、現状が不幸で幸福を求めているのか、もしくは幸福のさなかにあるのかのいずれかしか心的状況はありえないと思う。

そんな視点から色んな作品に触れて見ると、難しい作品も結構単純だったりするもんです。


そんなところじゃないかな?


みなさん、結構単純してるんじゃないかなーってね。

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