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フリスクを彼女に

週中の二日酔いはしんどい。そんなに飲んでない筈なのに二日酔い。私のレバーはイノセント♪


朝の通勤電車であまりに気分悪いもんだから、しゃがみこもうかと思ってたら、私よりも先に目前の女子高生らしき子がしゃがみこんでしまった。


(わかる! わかるよ君、しゃがみこむそのキモチ。僕だってしゃがみたいもの。)

と、心の中で喚きつつ、何とかしてあげられないもんかと思った。


女の子の周りに立ってた人たちは、ただその子を見降ろすばかり。

だからと言って、私のようなおっさん級が「制服」に声をかけると言うのも屈折下心系と思われるようで、ためらわれる。

でもなぁ、気分悪そうだし…。

そんなこと思ってたらこっちの体調悪いのが吹っ飛んじまった。


ほどなく私の目的駅に到着。

そこは降乗客が多い。なので、座ったままでは危ない。ドア付近だし。

ずっとしゃがんだままなのかな?と思ってたら、女の子、何とか立ち上がりました。


よろよろ。


あー、こりゃいかん。

私ゃ、思わず自分のポッケに入っていたFRISK(Black)をケースごと彼女の眼の前に差し出した。


「これ、『気つけ』ね。」


条件反射的に出た彼女の手にグイと握らせ、電車からホームに降り立つ。


彼は(私のことだけど)振り向きもしないで、雑踏の人混みの中に消えて行った。



…これってマンガ系の行動様式じゃんっ

おいおい、私は一体幾つになったんだよ!?(T_T)

もうちっと大人の対応方法ってのがあるんじゃないのか?

「お嬢さん、ご気分すぐれないのですか?、少しホームでお休みになってはいかがでしょう?」(優しくエスコート)

こんくらいダンディにやらんとダメだよなー。



できねぇなー。


ともかく体調、復調されますように。どなたか存じませんが。



以上、でも私なりに頑張った話でした。。(^^;

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