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センターフォールド

気分をアッパーにする曲には、色んなタイプがあります。


ロックロックしている曲とは明らかに違うけど「J. Geils Band」というバンドに「Centerfold」という曲がありました。80年代初頭に流行った曲なんです。


この曲が出始めた当時、私は正統派(?)ハード(プログレ)ロックをこよなく愛していたので、この曲をハナクソ程度に思っておりました。

ふざけているとしか思えないオモチャ的なリフ。

舞台となっているはずの教室には不純な格好の女の子たち。

その中でいい気になってステップを踏んでいる兄ちゃん。

それで「オレ達、ロック・バンドだぜ」なんて言っててさ。

何処からどう見てもロックに名を借りた軽音楽の極みだと決め付けてしまっていました。


その曲の出た「時代」がまた拍車をかけた。

世は(日本です)「オールナイト・フジ」から派生してきたフジテレビ族が主流となり、女子大生ブーム時代になっていた。

ちょいと可愛い子ブッて「にゃーん」と語尾につけたりしたら全部オッケーな軽い時代だった。

春にテニス(コンパ)、夏にコンパ、秋にテニス(コンパ)、冬にスキー(コンパ)。学生に流行っていたこのパターンが大っ嫌いだった。

だから「私をスキーに連れてって」なんて映画とか、「JR skiski」とかのCMはヘドが出るほどのものだった。要するに天邪鬼だったんだな、私は(苦笑)。

今にして思うととてももったいない過ごし方をしていたのかもしれない。

一人で部屋に篭って文学小説を読んだりイラスト描いたり、スタジオに入って曲作ったりなんかしてさ。素直に遊びに出かければまた違った人生に足を突っ込んでいたかもしれないのにまるでベクトル、明後日の方を向いてたよなー、やれやれ。


それはさておき、この曲「Centerfold」は最初出会った時はモーレツに気に入らなかったけど、10年くらい後になって耳にしたら、物凄くウキウキする曲だと認識を改める展開になった。

そのキッカケはなんだったっけ?

飲みに行って、勢いづいてこの曲を皆で歌ったら、気分が良かった。

そう、それだけのことだ(笑)。

大切な要素があることに気が付いたんです。

『単純明快』。これなんだよね。

単純明快なフレーズは、インパクトが大きいのだ、覚えやすいし。

いいね。

キャッチーであると言うことは、そういうことなんだよな、うん。


邦題は「堕ちた天使」でしたっけ。どうして「Centerfold」がそうなるんでしょう。

大体、英語が苦手な私には、英語の歌詞なんてインストゥルメンタル以外の何物でもなく、だから、書いてある内容はほぼわからないまま口ずさんでいるんですけどねー。


「堕ちた」ってのがポイントですよね。

「Centerfold」ってのは、調べたら雑誌の見開き(ヌード)ページのことらしい。


楽曲の解説をしているページを見たら、学生時代に憧れていた天使のような清純な女性が、その後何があったか、ヌード雑誌の見開きに載っていて、大ショックというテーマの曲だということが書いてありました。

ほほー、そうだったのか。


さて、そんなショッキングな曲なのに、何故かウキウキするビートとリフ。

ビデオ・クリップでは何故か清純な女性の当時の映像は無く…結果論に徹したクリップなんですな。

むしろその展開を主人公は喜びのショックだったと解釈すべきでしょうか?

ヌード雑誌に載っているかつて「雪の一片のように」清純だった彼女の変わりようを見て、最初はショック。しかし、考えなおして(?)、今の彼女を車に乗せてモーテルへ行って×××することを想像しまくり。という、現状肯定型の歌詞になってるらしい。


恐らく、ここで想定されているのはアメリカでも田舎の方の学校なのでしょう。狭い田舎町を抜け出した彼女が、成功を夢見たが、挫折した結果、雑誌の見開きに…と考えるとなかなかのストーリーが浮かびます。


で、英語が苦手の私は翻訳サイトでこの曲の和訳を試みるんだね。

AIがどっち向いてるのかわからないけど、それでも、翻訳サイトってのはモノリンの私にはとても助かる。強烈な直訳なんだけど、それだって英単語の羅列よりかはるかに連想が働くもんね。



<翻訳サイトの和訳>


『Centerfold(雑誌の見開きページ)』


私のただ一人のホームルーム天使は、私の座席から私を引き離しました。

雪片と誰もないが常に汚れることができたように、彼女は純粋でした。

私の天使の記憶は私を引き起こすことができませんでした。

苦痛年行きます、私はヌード雑誌に目を通しています。

中間のページに私のホームルーム天使がいます。


[合唱]私の血液は寒くなります。私の記憶はたった今売られました。

私の天使は中央見開きページ天使です。中央見開きページです。


天使がそれらの柔軟な曖昧なセーターによって接近してまた通過していった時、何かが、私に対する支配を行っていました。

ネグリジェが実際にちょうどあまりにあることで彼女に会うこと。


[合唱]いいえいいえいいえ(いいえ、いいえ)いいえいいえいいえ(いいえ、いいえ)いいえいいえいいえ(いいえ)


さて聞いてください。

それはよろしい。

私は理解します。

これは空想上の場所の希望ではありません。

これが出る場合、行く、あなたの衣服がそうである時、私はあなたに会いましょう。

あなたの自動車に乗る。

はい、私たちはするでしょう。

私たちはあなたの自動車に乗り、それを運転するでしょう。

モーテルにそれを持っていき、私的にそれらを取り除きます。

私の一部はたった今裂かれました。

私の心からのページが裸にされます。

おお、私はそれを否定することができません。

おお、はい、私は、それを買うようになったと推測します。


[合唱]いいえいいえいいえ(いいえ、いいえ)いいえいいえいいえ(いいえ、いいえ)いいえいいえいいえ(いいえ)申し分ありません!申し分ありません!1、2、3、4いいえいいえ...




概ね、理解できました。

おおむね、ね。


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