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始まりの音って、知ってますか?

これだけ寒いと、お風呂がとても快楽のツールになるね。


いやぁ、

いいねぇ…。

熱っつい風呂に「ざぶんっ」と浸かって、じっと目を閉じながら一から十まで勘定するんだ。

焦っちゃいけねぇよ、ゆっくりゆーっくりと息をしながら数えてやるんだ。

するってぇと自然に、息を絞り出すような按配で深ーく吸ったり吐いたり出来るようになるんだねぇ。

七つまで勘定する頃にゃ、額にうっすらと汗が滲んできやがる。

汗が出てくると、汗マニアになるのが世の常ってぇもんだ。

顔中汗まみれになって、その汗で一回両手で顔をぬぐい、そいでもって湯船の湯でもう一度顔を洗いたくなる。

そんなんがしたくなったら、もう一度一から十まで勘定してみたくなるってもんだ。

何度もやっているうちに、仕舞いにゃ手前がいくつまで勘定したのかわからなくなっちまうよねぇ。それがまたオツなんだぁよ。


…っとまぁ、湯船で気合を入れていた私は、ついと口をついて鼻歌が飛び出てきた。

風呂の中で歌を歌うというのは、とてつもなく気分の良いものだ。

どんな歌が好みかといえば、これまた気分でその日その日で変わってくるのだが、

何故か昨日は「アルプスの少女ハイジ」をかましていた。

一曲済んだら、何故か「長く短い祭り」歌っていて、

そのあとに「ルパンthe3~rd♪」なんて歌っていた。

ダイジョブ、こわれてません。



鼻歌で思い出したが、気分が良いと「ららら~♪」と歌いたくなる。

「るるる~♪」でもなければ「はぁぁぁ~♪」でもない。


何でかな?


多分「ラ」には何かある。


思い出しついでに、更に思い出した。

確か、赤ちゃんが生まれた時に泣く声は等しく「おんぎゃぁー!」であり、その音は「ラ」音である。正確には440Hzの周波数の音だ。これが全世界共通なのだそうである。

ラ音は、英語表記ではA音であり、ドイツ語表記でもA音だ。

そう、アルファベットの最初の文字である。

日本語では「ハニホヘトイロハ♪」である。ラ音の部分はイだ。古典では日本語は「いろはにほへと」である。そう、日本語においても始まりの文字がラ音にあてがわれている。


…なわけで、全ての始まりは「ラ」であるという仮説を立ててみたくなった。

「これから始まる」というようなスタンばった気分に浸るには「ラ音」で楽しむのがよろしい。



しかし問題はイタリア語だ。

ご存知ドレミファ…の表記で、ラの部分は、どう解釈するんだろう?

元々、ドレミファ…は「バプテスマのヨハネ賛歌」から取り出したもので、

Ut queant laxis

Resonare fibris

Mira gestorum

Famili tuorum

Solve Polluti

Labii reatum

の頭文字がドレミになったんだよねー。

肝心のラのところを直訳すると、


Labii reatum :罪を取り除いて下さい


なのだな。

…んー、あんまり前向きな部分ではないなぁ。

性悪説よりも性善説の方が好きなんだけどなー。

面倒くさい話でした。ごめんなさい。

次回はもっと気の利いた事しゃべりますわ(^^;


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