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夢をみた(中華弁当を買いに)

夢を見た。


残業も結構な時間になってきました。

夕飯はその辺で何か買ってくることにしようと思い、居残ってる同僚達に声をかけたっす。

「夕飯は何にする?」

「駅前の中華料理屋さんのザーサイ弁当が食べたいねー。」

「うーし、じゃ、人数分買ってくるわ。3人な。」

人気のメニューは直ぐに無くなるから急がなければならない。私は急いで件のお店までやってきた。ら、ザーサイ弁当、あと二つしか残ってない。いかん、あと一つどうしたらいい?

お店を覗き込みながら聞いてみる私。


「すんません、ザーサイ弁当、あと一つ作れますかぁ!?」


すると、店の奥から中華系ちょっぴり麗し系の30代半ば風ママさんが出てきました。


「スブタ弁当ならスグ出せるお。ザーサイはちょとジカンかかりマスぅ。」


ぎこちない喋りが色っぽい。

とにかく事務所に電話してみんなの意見を聞こうと思ったが、ケータイを置き忘れてきてしまったみたい。服のどこを探しも見当たらない。どうしよう…電話。

すると、私の素振りを察したのか、ママさんが


「電話でしたら、ウチの使っていいですお。」と、店内に案内してくれたです。


見ればそこに公衆電話がある。何故かテレカを持ってる私は、さっそくカードを突っ込みました。すると、公衆電話のディスプレイに「IDを入力ください」と聞いてくるではないか。


「ID?」

「あ、おにーさんの生年月日ね。」


何も疑うことなく入力する私。すると今度は「アンケートにお答えください」とテロップが流れた。


「アンケートぉ??ママさん、アンケートって?」

「ナニカ答えといてクダサイ、ワタシちょっと席外しますからヨロシクネ!」


そう言いながらママさんは、店主であろうとーちゃんと一緒に外に出た。

(え?店、開けちゃっていいの?)…ってか、そこで何してるの?

ママさんととーちゃんは、店の外のちょっと開けているスペースを利用して大道芸を始めたんですな。ママさんはビキニ姿で蛇女になって不思議な舞をはじめ、とーちゃんは顔を黒く塗りたくって両端に火のついた松明のようなものを頭上でぐるぐる回し出した。



…。



ま、いっかー、他人ごと他人ごと。私はと言ったら公衆電話のアンケートに直面して悩んでいます。

「世界で最初の国はどこだと思いますか?」

「え…エジプト?」

「世界で最初の株式会社は何でしょう?」

「う…なんだ?」

もはや、アンケートというかクイズではないか、…ってか、いつになったら電話できんだ?店の時計を見れば…い!? 23時ぃ!?

おいおいシャレにならん、どうしよ?みんな腹空かせてるよなー。急がねば。。


やっと電話が通じた。と思ったら誰も出ない。みんな帰っちゃったようだ。しどい。

しゃあない、自分のだけでも買って戻ろう。

気が付きゃ、大道芸を終えたママさんととーちゃんは戻ってきて風呂に入ったようで、私が「ザーサイ弁当ひとつ下さい」と言ったときには、ママさんはネグリジェになってて、とーちゃんはパンツ一丁になって店内でくつろいでた。


「おにーさん、そろそろ閉店ね。また来てね。500円ね。」

「はぁ。」

「おにーさん、いい人ね。よかったら、これあげる。」

ママさんが私に差し出したのはサンバ・ホイッスルであった。私にどうしろと。


…で、目が覚めた。




そんなこんなで、今朝ほどの通勤時間には「みずいろの雨(八神純子)」が脳内リフレインしておりました。


流されてしまえ~♪

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