食のスタイルにこだわります?
食のスタイルについてかつて友人と言い合ったことがある。
お題:目玉焼きに何をつけるか。
私の答えは「塩」。
素材の美味しさをもっとも感じることが出来る味付けとして私は塩を強く推した。
が、その友人は「醤油」と答えた。日本人なら、清く正しく醤油が基本なのだと言う。
確かに、そう言われてしまうとそのような気もする…が、私は自分の主張を崩さなかった。
同席した女の子は「マヨネーズ」と答えた。
もはや、調味料の基本はマヨの時代だと言う。
うそだ!
そんなのインチキだ!
と、騒いだが、根拠が見当たらなかった・・・。
マヨラーという存在を認めたくなかっただけですな。
で、意地になった。
意地になったのは私だけではなかった。
みんな意地になって、自分のスタイルを譲らなかった。
自分の食べ方がいかに正当なもので、美味しいかを主張し合い、お互いの意見をまるで聞くこともなく熱くなった。
十人十色。
挙句の果ては、目玉焼きの黄身の部分をどう調理したのがよろしいかと言うことにまで話は及んだ。
私は「硬くなるまで焼いたのが好みだ」と言った(『よく焼き』ってやつですね)。
友人は「半熟が断然美味しい」と言った。
これも揉めた。
百家争鳴ね。
ところで、今朝ほどは朝食を摂りながら自分の食事形態をまんじりと眺めていて、ふと、食のスタイルを一人で勝手に検討してみました。
自分にとって何が欠けてはいけないのかって。
ほら、『貴方は何が一番好き?』と言う質問があるでしょ?
あれとちょっと似ているけど、ちょっと違う。必須アイテム的な問題なのだ。
今誰かに「貴方の一番好きな食べ物は?」と尋ねられたら、
「え?」
と、先ず聞き返してしまうことだろう。それで、質問者が次に出す言葉と言えば、
「『これだったらいくらでも食べられる』というものがある?」ということだね。
悲しいことに、私にはそこまで執着している好物と言うものはないんですよ。
いるでしょ?「ブロッコリー!あれだったらいくらでも食べられる!」とか、「スイカ!スイカなら無限に食える!」とか、「うめぼし!(多分それはないか)」。。そんなの。
ないんだよなー。MY無限食。
一頃、トマトにはまったことあるけど、中玉で4個がMAXだったし、、、あ、そだ、ジャガイモ(ジャーマンポテト)にはまったこともあったな。けど、7日目には流石にウンザリしたっけ。。塩コショウの代わりにバジルソースをかけてみたり、粉チーズ振ってみたり、タバスコかけてみたり、青しそドレッシングをかけたりしてみましたが、7日目は限界でした。
ところがです。
「(朝)食にこれが欠けていると非常に辛い」と言う話題になると、俄然わきわきしてくるんですよ。
「味噌汁」。
味噌汁が無いと非常にいけない。
『何故?』と尋ねられても言葉に窮してしまうが、これを頂くことで食事としての決着が私の中でつくのである。逆にこれが無いと何やら物足りない気分で出勤するということになってしまう。
朝食にご飯は食べたいのだけど、炊事が面倒くさい・通勤途中でお腹が変になるなどの理由から、トーストになっちゃうことも多い。
そんなわけで、トースト&味噌汁という不思議なコラボが成立してしまうこともある。
でも、慣れてしまえば、不思議でしょうが違和感ゼロなのだ。トーストを食べることにしたって味噌汁はついて回ってくるのだ。
ってか、主食類全くなくて、味噌汁一杯だけの朝食だけでもOK!
え?具財ですか?
最も素敵なのは油揚げと豆腐です。長ネギなんかあったら無敵だね。ごま油をひとたらししたらもう、伝説が生まれます。
ミソですか?
赤っす。しょっぱいのが好き。
勿論、味噌汁に卵を入れるのもOKです。
そういや、味噌汁の具財にタマゴはNGと友人は言っておりました。
でも彼は、味噌汁にサツマイモはOKと言いました。
私は、サツマイモこそ外道だと思いました。
千差万別っすよね。
ご飯の後は、お茶ですな。
コーヒーではありません、紅茶でもありません。
番茶っす。おっと、話しが長くなりそうな予感がしたので、この件につきましてはいずれまた。。