解決への道
短めです(・∀・)
心臓の音が鳴り響く中、香川が来るのを待つこと30分
彼は来ない。
不安になって、きっとここに美奈子さんは入院しているのだろうと思った私は美奈子さんに連絡することにした。
『お久しぶりです。今、病院の下まで来ているのですが病室がわからないので案内してもらってもいいですか?
詳しいことは後でお話しします。』
すぐに電話が来て、病室まで辿り着くことができた。
「ここまでありがとう。一体何があったの?」
ここ数日であった出来事を話すと美奈子さんは大変驚いていた。
「香川と話したの?」
「話しましたけど、ちゃんとしたことは今日話すってことだったので。何なんですか?私もう、耐えられません。」
「それはきちんと香川に伝えた方がいいわ。私からよりも香川から聞く方がいい。」
結局美奈子さんからは真相は聞けないままだったが、橙色のガーベラが部屋に飾ってあったということはやはり香川がお見舞いに来たようだ。
耐えられなくなった私は香川に電話をして呼び出した。
「どういうつもりなの?呼び出しておいて来ないなんて」
「ごめん。本当に今までごめん。時間がかかってしまった。」
香川の後ろから出て来たのは璃子だった。
「今更何?何なの?」
「小春、本当にごめん。私のただのやきもちなの。」
何を言ってるのかよく分からないが、とりあえず話してくれるということに安堵を覚えた昼下がりだった。




