海戦
色々とあったが概ね船の説明が終わった。
早いものでエンリケが拾われてから数日が経過し、その間も比較的何事もなく過ぎた。元々船旅とは余程のことがない限り平坦な日々が続く。代わり映えのないのが日常なのだ。
一度だけ海の上を水斬りのように移動する"飛来貝"。貝にはえる刃は固い魚の鱗を斬り裂くほど鋭利な攻撃性の高い魔貝だ。そんな群れが襲って来たことがあったが、軽く撃退した。一応"飛来貝"の群れは漁師の小型船団を壊滅させることもあるくらい危険な魔貝なのだがそれだけ《いるかさん号》の練度が高い事になる。
特に目まぐるしい活躍を見せたのは鳥種の女、ビアンカだった。
彼女は飛行しながら回転し、迫る"飛来貝"の刃を交わし、貝の隙間に手に持つ曲刀を滑るように入れ、倒した。彼女の倒した後の"飛来貝"は見事に貝殻の蓋が開いた状態になっていた。貝の身には傷付けず貝柱のみを切り裂いたのだ。
伊達に女だけで海賊ーーというよりコロンの目的を考えるに冒険船が近いがーーを名乗っている訳ではないのだろう。
討ち取られた"飛来貝"はその後、焼き貝として船員の胃袋に収まった。
さながらパーティのように騒がしかったという。
何故伝聞口調なのかというとエンリケは食事は自室で食べていたので実際にはあまり見ていないのだ。コロンが相当にごねたがさすがにあの空間に入る勇気はエンリケにはない。
まだ仲間に入って日が浅い事、無理に入って船員間に亀裂が入っても困るという理由を説いた事で渋々ながらもコロンは納得した。
「キケ! いつか一緒に食事を取るからな。絶対、ぜぇーったいに私は諦めないぞ!」
……したが、コロンは諦めてはいないようだった。
余談だが時折アリアが要らない食材を持ってきてまた料理を作ってくれないかと部屋に訪れることがあった。
ご丁寧な事にフライパンや香辛料も持ってきて。そしてそれをどこから聞きつけたのかリコも来ることがあった。
別に料理を作るのは良いのだが、個室に訪れるのはバレたらリリアンに何か言われるからやめて欲しいと言ったら
「つまりバレなきゃ問題ないんだね?」
「だいじょーぶであります! リコはそんなヘマしないであります!」
とのこと。
アリアは兎も角リコには不安しかないのは言うまでもない。実際顔に出ていたらしく「信じて欲しいであります。ししょー」と泣きつかれた。
因みにアリアに一度瞳を詳しく診察させてくれと頼み込んでいるが未だに色良い返事は貰っていない。のらりくらりと躱されている。
さてここでこの船での生活を振り返ってみよう。
船員との関係は一部を除き友好的と言えず。
医療用具も最低限度はあったが求めるレベルには程遠く、充実しているとは言い難い。
更にはまだ何人か会っていない船員もいるときた。これに関しては会えないのだから仕方ないのだが。
明らかに良い状況とは言えない。
「……ままならぬものだな」
「はぃ〜? どうしたんですかぁ?」
「何でもない、独り言だ」
そうですかぁ〜と気の抜けた返事をするオリビアを見る。エンリケは新しくエンリケ用に設置された机と椅子に座っていた。元は別の部屋にあったもので、運んだのはエンリケ自身だ。
そんな彼の手元にはいくつかの資料がある。これは全て手書きだ。それぞれに《いるかさん号》の船員達の詳しい情報を記入している。過去にどんな病気にかかったことがあるのか、怪我をした事があるならばそれはどのようなものか、往来のアレルギーや苦手な事があるのか、出来うる限る記されている。
それはエンリケがいずれする船医の仕事として必要不可欠なものであり、極めて重要なのだが前述の通り一部の者を除き船員との仲は良好とは言えないので直接聞くことは出来ない。だからオリビアに聞いて書いているのだがやはり色々と不明瞭な所が多かった。
エンリケは気分を変える為、部屋の中を振り返って見てみた。部屋はガラーンとしており、エンリケとオリビア以外誰もいない。
「……しかし暇だな」
「医務室といっても〜怪我人が出ない限りはお役御免ですからねぇ。ワタシとしては、勿論みんな怪我しないのに越したことはありませんけどぉ〜」
「確かにそうだが、そうなると我々の存在意義というものが無くなってしまうな。元々裏方の仕事であるのは分かっているがな」
当然ながら医務室とは怪我をしなければくるようなものではない。たくさん来たら来たでそれは負傷者がたくさんいる大惨事なので、良いことではない。
「いざって時の為にぃ、準備や薬草の品質管理もしてますからぁ、全く何にもやることがないって訳ではありませんけどねぇ。ところでぇ、紅茶淹れたんですけどぉ、いかがですかぁ?」
「ほう。良い香りだな。因みに隠し味は何だ?」
「《赤胡桃の種》を粉末にして入れましたぁ〜。飲めばぁ、全身に湿疹が出て〜痒みと痛みで三日三晩苦しむことになりますよぉ」
「殺す気か」
「あ、つい喋ってしまいましたぁ〜」
「ワザとだろう」
「違いますよぉ〜。で、飲みますか?」
「飲む訳ないだろう」
にこにことオリビアは笑うが、こちらとしては心臓に悪い。
オリビアはあんな事があったにも関わらず変わらず接して来る。相変わらずニコニコしているので腹の内が見えない。平気で紅茶に毒物を入れるのを見る限り、毒殺する機会でも伺っているのではとエンリケは疑っている。女の恨みは深いのだ。
だが変わったこともある。前よりほんの僅かに距離が近いのだ。いかなる心境の変化だろうか。
理由が分からないので詮無きことだろう。
『ぬがぁー!! 私は本気だ!! 本気だぞ!!! 私は絶対絶対ぜぇーーーーーーったいに世界一周するのだぁ!!! 』
当然コロンの声が船外から聞こえて来た。
あまりに唐突だった為、オリビアが耳を塞ごうとしてお盆から手を離してしまう。当然お盆は落下してしまうと紅茶が割れしまう。エンリケは素早くお盆をキャッチした。
だが勢い余って溢れた紅茶がエンリケの手にかかる。
「あっ、大変っ。大丈夫ですかっ?」
「問題ない」
「そんなことないじゃないですかぁ! あぁ、赤く腫れてしまって……すぐにお水を持ってきます」
パタパタと急いで準備するオリビアに「飲ませるつもりじゃなかったのか?」と疑問に思いながらも治療を受ける。
オリビアは水で患部を冷やしながら、器用に片手で包帯を巻いてくれた。
「すまない」
「いいえ。むしろ私の為にごめんなさいね」
謝るオリビアに、やはりこの女性は優しいのだなと再認識する。優しいなら毒を飲ませないのではとのツッコミたいところもあるが。
「しかし、C・コロンのあの声。一体何があったのだ?」
「分かりません……、でも何か上であったのかもしれませんね」
二人が疑問に思ったコロンの言葉。明らかに苛立ちが籠っていた。
それを知るには、時は数分前に遡る。
☆
数分前。
「うーみーは大きいぞー。ひろいーぞー。海鳥さーんはそらをとーぶー。お魚さーんはうみをおーよーぐ。わたしーは船の上でーすーすーむー」
イルカに似せた船首の上に座り足をぶらぶらとご機嫌にコロンは歌っていた。所々音程などがおかしいがそれでもコロンは気にすることなく楽しそうに歌っていた。
その様子を見ていたアリアが話しける。
「船長、君はその歌が好きだね」
「うむ! この歌はわたしの恩師が教えてくれたんだ。それに海賊っていうのは歌うものだろう?」
「世間一般の海賊がどのようなものかは分からないけど、歌はボクも好きだよ。海の歌い手も歌が好きだしね。そうだ、船長の歌に合わせて曲を流してあげるよ」
「おぉ、良いなそれは! よし歌おう!! 」
早速とばかりにイリアン・パイプスを鳴らす。コロンの歌はあまり上手だとは言えないがそれを感じさせずに寧ろより良いものとして引き立てるアリアは、やはり演奏が上手だった。
そんな二人が仲良く歌を歌っている最中に事件が起きた。
突如船の左側に大きな投石が飛んで来たのだ。
「うわったたたぁ」
「おっと」
投石の衝撃で波が作られ、船が煽りを受けたせいで危うく船首から落ちる所だったが何とかコロンは耐えた。
アリアは器用にもバランスを崩さなかった。
「な、なんだ。何が起こった!?」
「コローネ!」
「リリー! ビアンカ! 何が起こった?」
「砲撃だ。船の北東より船が一隻。岩礁に遮られて発見が遅れた。すまない」
「なにっ」
急いで船首の上から北東を見渡す。遠くに確かに胡麻粒程度の船が見えた。
「……撃ってこないね」
「でもさっきの砲撃は間違いなくあっちからよ」
「何か理由があるのかもしれないね」
「ふむ。リリー、あの声がおっきくなる貝を貸してくれ。問いただしてやる。もし悪ふざけなら注意してやらねば」
「相手攻撃して来てるって事はやる気なのだと思うけど?」
「一発だけなら誤射かもしれない」
「どうだか」
そう言いながらもリリアンは用意してくれる。コロンはそんなリリアンの事が大好きだ。
「はいこれ。壊さないでよ?」
"拡音貝"と呼ばれる声が数倍に響き渡る貝を受け取り、コロンは再び船首に立ち、指を指す。
「んんっ!! あーあー……よし。私は偉大な海賊にして世界一周を目指すコロン・パイオニアだ! そこの船! 突然攻撃してくるとは何事だ! 恥を知れ! それとも何か手違いで攻撃してしまったのか? それなら謝れば許してやるぞ」
何倍にも大きくなったコロンの声が響く。内容は相手を批判するものでありながらも理由を問うものだ。すぐさま向こうの船からも返答が来る。
『我々は悪名高き《悪辣な鯱》だ。先程のは威嚇だ。直ちに貴様らは降伏せよ。抵抗するならば、その代償として武力を持って貴様らを制圧する』
「……あの船、あっちのが大きいからって調子に乗っているわね」
「威嚇など、遠回しな事をする。男なら真正面からぶつかり合えばよいのだ」
「力を持った者はその力に驕るものさ。悲しいけどね」
リリアンが嫌悪し、ビアンカが侮蔑の視線をあの船に向ける。どちらも心底一方的な要件を突きつける相手に敵意を抱いた。
「ぬぁーはっハッー! 残念ながら私達には降伏する気などなぁい!」
『愚かだな。ならば我々の力を見せてやる。後悔するが良い。……それにしてもコロン・パイオニアとか言ったか? 世界を一周するなど馬鹿の極みだな。それに従う船員も同じ馬鹿だ』
向こうの船から悪意に満ちた嘲笑があがる。
その言葉にぷっつんと。
何がが切れた。
「ぬがぁー!! 私は本気だ!! 本気だぞ!!! 私は絶対絶対ぜぇーーーーーーったいに世界一周するのだぁ!!!」
キンキンとハウリングするほど大音量を発しながら喚く。
余りの大音量に全員耳を塞ぐ。
「そっちがそういう態度を取るのはよーく分かった!! ならばこっちも相応の対応を取らせてもらう!!」
言葉は終わりとばかりに拡音貝を置くコロン。あまりの力に貝にヒビが入る。
「あぁ! もう、壊さないでって言ったのに。クラリッサに怒られるじゃない。……どうするのコローネ。向こうやる気だけど」
「勿論迎え討つ! 私の夢を馬鹿にしたアイツらにお仕置きが必要だ! リコ! クラリッサにあの船へ向かうよう伝えろ! お猿さん達も戦闘準備だ!」
「お? 戦闘でありますか? 久しぶりでありますな! 了解であります。みんなー! 戦闘用意でありますよ! 」
その言葉に真っ先に反応したのはリコだ。ミラニューロテナガザルに指示を出し、本人もコロンからの指示を伝える為、階段を降りていく。その後もビアンカに武器を用意するよう伝え、アリアには退避するよう指示をする。
バタバタと忙し無くなる船内。
「リリー。あそこまで足場を作ってくれ。私が直接乗り込む」
「はぁ? まさかまた単騎で突っ込む気!? だめよ、危険だわ。またオリビアにお仕置きされたいの?」
「うっ、そ、それは嫌だけど…。頼む! 奴らは私の夢を侮辱した。それだけでも許せないが、奴らは、私の大切な仲間達も侮辱したのだ! はらわたが煮えくりかえりそうだ」
なまじエンリケに良い夢だと言われたばかりなのでその怒りはいつもより深い。コロンの目からは一切に引くがなかった。
「〜〜……、はぁ。分かったわよ。ただし無茶はしないこと。約束よ」
それを感じ取ったリリアンが折れる。コロンはパッと顔を明るくし、抱きついた。
「ありがとうリリー、愛してるぞ!!」
「ふぇっ!!? そ、そそそそりゃ私もコロンの事は好きだけれども…! でも、そういうのはまだ早いっていうか、あ! 私は勿論ウェルカムなんだけどもっ」
「それよりも早くした方が良い。向こうもさっきのコロンの応答を聞いてか、バリスタを撃ってきてる。まず当たらないがそれでも煩わしいのには変わりない」
「ぐ、無粋な奴らね。私とコローネの邪魔をするなんて」
ビアンカの言葉通り《悪辣なる鯱》は、こちらに向けて前進しバリスタと投石を撃って来ている。そのどれもがいるかさん号の前に落ちるか見当違いの明後日の方向に落ちるが、撃たれているという事実はあまり気持ち良いものではない。
リリアンはカツカツと甲板を歩き、遠くに見える船を睨む。
「距離……射程距離内問題なし。銃口を変えれば十分届くわ。風も良好。無風ね。波の具合は少し激しい……けど問題ないわね。向こうの船へと効率よくコロンがジャンプできる距離は……」
世界を構成するあらゆる要素を頭に叩き込む。ブツブツと自己の世界に没頭し、解析する。
その間も向こうの船はどんどんこちらに接近する。
やがて風が止み、波が穏やかになるほんの一瞬。
「見えた」
ガチャリと腰に添えたモノに手をかけた。
それは黒い鋼鉄で一見長い棒にしか見えないモノであった。黒い鋼鉄で出来たそれは見るものに冷たい印象を与え、一部からはまるで透明な結晶のようなものが生えている。
姿形は異なるが、一部知識のある者はこう言うだろう。
銃と。
「射撃」
両手で構え、パンッと乾いた音がなる。
放たれた銃弾は一直線に相手の船に向かうのではなく。
海に落ちた。
だが変化はそれだけだった。圧倒的な水という液体の中に樽ほどの大きさの氷が形成されたのだ。
続いて二発、三発と銃音が響く。
その都度に海が凍り、向こうの海賊船までの道が点々と出来上がる。
そう、リリアンは足場を作っていたのだ。
「ふぅ、うまくいった」
「さすがだ、リリー! よーし、とつげーき!!」
それを躊躇せずコロンが跳んだ。
点々と存在する氷の足場を、跳躍し迫る。まるでスキップでもするかのような軽快な動きだった。
そして最後に一際強く氷の足場を蹴り、《悪辣なる鯱》の甲板に着地する。
「ぬぁーはっハッー! C・コロン、見参! おぉー、お出迎えとは殊勝な心がけだな!」
気に入った名称を名乗り、コートを靡かせる。コロンは周りを囲む海賊達を労うように言葉をかけた。
海賊達は動けない。
余りの荒唐無稽な光景に現実を直視することができなかった。
どうやって海を凍らせたのか。あの身体能力は何だ。海賊達は未知という恐怖に囚われた。
「狼狽えるな! こっちは十数人。相手は一人だし子どもだっ! 海の男がこの程度の事で恐れをなすんでない!」
大きな叱責が挙がる。
その言葉に動揺が収まった。確かにそうだ。どれだけすごくても今の相手は一人だけ。そう気付いた海賊は皆一様にコロンに対し警戒心を露わに睨んでいた。
「驚いた。まさかあのような方法でこちらの船に攻め入るとは。相手はたかだか小娘一人、数で蹂躙しろ。向こう自ら我らが土俵に上がってきたのだ。手間が省けたというものだ」
「その声は、さっきの奴だな。よくも私の夢を侮辱してくれたな」
「はんっ、お前こそ見た目だけではなく頭まで子どものようだな。この世界は平面だ。それに世界を一周したとして何になる。女、金、食べ物全てがこの海の上で略奪するだけで手に入る。それこそが海の海賊というものだろう」
「はんっ、つまらない男だな! たかだか小さな海域で満足するなど。海は広いんだ、大きいんだ。そして色んな未知な場所があるんだ。略奪などよりも素晴らしい事がたくさんあるんだ。お前はそうだな…アリアに聞いたが『井の中の蛙』って奴だな!」
「舐めた口を聞きやがるな。小娘。後悔しても遅いぞ」
「やる気か? うぅむ、だが私は強いぞ?」
「はっ、だとしてもこの数相手に何が出来る? お前らァ!! 囲んでぶった斬れ!」
「了解! へへっ悪く思うなよガキ!」
「心配しなくても痛い思いした後は可愛がってやる!」
「うらぁぁぁあぁぁ!!」
海賊達がそれぞれ獲物を抜いて一斉にコロンへと迫る。
「ふっはっはー、元気が良いのは良い事だ。私は警告したからな? とりあえずはわたしの夢を馬鹿にしたツケ、払ってもらうぞー!」
コロンは背中に背負う巨大な錨を持ち、振るう。
そう、振るった。
それだけだ。なのにそれが圧倒的風の暴力として海賊達を襲った。
余りの威力に甲板の一部の床が剥げ、海賊の一部が吹き飛び、手摺を壊して海へと落下する。
「うわぁぁあぁ!!?」
「落ち、落ちるぅぅ!!?」
「助けてくれぇぇぇぇぇ」
悲鳴をあげて海に落ちていく、海賊達。
勢いは何処へやら、沈黙が走り先ほど慎めた船長すらも今度は口をあんぐりと開け放心する。
最初は錨を只の飾りだと思っていた。
だが威力は本物の、重量をもつ武器でしか成し得ない光景を生み出していた。
「それ、次行くぞー!!」
「ッ! 退けぇっ!!」
もう一度ジャンプしながらコロンが振りかぶってきた。それに気付いた船長が慌てて退避する。
幸い、船長は避ける事ができ、コロンの一撃もメインマストが受け止めたーーように見えたが。
ミシリと軋む音がなり、ロープの千切れる音が聞こえ、上の偵察台に乗っていた部下の悲鳴が耳に届く。
まさかと思い上を見た。巨大な影が《悪辣なる鯱》の船長のかかった。
それが意味することはただ一つ。
「馬鹿なーー」
船長の言葉は、その後の轟音にかき消された。
メインマストはへし折られそのまま海に落ち、大きな水飛沫があがった。
次回の更新は2/21を予定しております。