光明、そして陰る闇
夜も更け、もはや夜中と言っていい時間帯の頃。
途中途中休憩や迂回を挟んで歩いてきたエンリケとリリアンだが次第に疲労が濃くなってきた。
当然だ。休憩といっても周りから魔獣が来ないか機を配る必要があるし、そもそも夜が苦手なリリアンは真っ暗な空間にいるだけで精神を摩耗する。
エンリケも、段々と木の根と植物が乱雑化する道に衰えた体力の消費を余儀なくされた。
そんな風に限界が近い二人の前に。
ぽわっと。
何か光が先に見えた。
「あれは……」
「あの光、きっとみんなよ! コローネ!」
「待て。安易に駆けるな」
エンリケの制止も聞かずにリリアンは駆け出す。
暗い道にある光などランタンに違いない。となるとあれはコロンに違いない。リリアンはそう確信して駆け出す。
その先に親友がいると疑わず。
「コローネ!」
≪ゴポァ≫
「……え?」
光っていた部分は、コロンの持つランタンなどではなく球体の何かだった。唖然とするリリアン。
更に近付いたリリアンの足下の地面が急に盛り上がった。
「リリアン・ナビ!」
突然背中を押される。エンリケがリリアンを突き飛ばした。お陰でリリアンは助かったがエンリケが呑み込まれた。
「いたたっ……えっ、嘘!? 嘘でしょ!?」
自分の代わりにエンリケが食べられた。その事にリリアンは目を見開く。
目の前には、聳えるようにぶよぶよとした巨大な植物があった。
「こいつ! 射撃!」
リリアンは《凍てつかせる氷鳥銃》で射撃するも表面が凍りつくだけで貫通しない。
すると中からくぐもった声が聞こえてきた。
『やめろ。無駄だ。こいつは外部からの攻撃に対して強い耐性を持つ。銃であっても同じだ。貫くことはできん』
「い、生きてるの!?」
『当たり前だ。植物は、魔獣と違って基本じわりじわりと殺すタイプが多いからな。いずれとてつもない激痛と共に肉が溶かされ骨のみになるだろうが』
「こ、怖いこと言わないでよ!」
歩いている途中で見た魔獣の骸骨を思い出し、リリアンは鳥肌が立つ。
『とはいえ長くは持たんな。すでに僅かだが靴や衣服が溶けている。このままいけば俺の肉は島の栄養の一部となり、後には白骨死体ができるだろう』
「なんでそんなに落ち着いているの!?」
『落ち着け、リリアン・ナビ。長くは持たんが、すぐにというわけではない。この植物はどうやら食虫植物の一種のようだが、そういった植物は獲物を捕まえてから捕食まで時間がかかる。だからそれまでに何とかする必要があるのだが……』
暫し無言になる。
エンリケとしてもこの状態を脱出する方法が思い浮かなかった。ここにコロンかビアンカがいればどうにかなったのだろうが。
仕方あるまいと溜息を吐く。
『リリアン・ナビ』
「何よ! 諦めるんじゃないわよ、こっちも何とかして」
『別に置いていって構わん』
「はっ!?」
『驚くことなどあるまい。元よりそのつもりだったのだろう?』
「っ、あ、あんた知って……」
エンリケの言葉にリリアンが詰まる。
だけど、どうしてと。
なんでその事を責めないのかというリリアンの心情を食虫植物の中で察したエンリケは、言葉を続ける。
『死など、別に早いか遅いかの違いだ。野垂れ死ぬのも、魔獣に食われて死ぬのもどっちも同じ死だ。誰もが死からは逃れられん。別に俺はどう死のうが関心はない。ならばこの場で朽ち果てようとも、それはそれで良い』
幾らコロンの夢に共感し、少し見てみたいと思っても。
エンリケの根本は変わっていない。彼は己の命に執着しない。あの日に自らの命は無価値になったのだから。
だからこそ、エンリケは夢半ばで朽ち果てようとどうでも良かった。
『だから行け。幸い此処からまっすぐ歩けば海岸に出れる。ならばそれに沿って歩けばいずれ《いるかさん号》に着けるだろう』
「……さい」
『なんだ? 何を言っている』
「うるっさい!! 助けてくれた人を見捨てるほど! ……私は落ちぶれてなんかいないわ!!」
確かに自分はエンリケを置いていった。だけど、今は違う。
自分はコイツに助けられた。なのに、見捨て逃げるだなんてそんなの許せない。
そんなの、自分を見もしなかった父親と同じになってしまう。
必ず助けるんだから。そう告げる。
リリアンからは見えないが、エンリケは軽く笑っていた。本当に強情な娘だと。
『まぁ、少しくらいは期待しておこう。他にすることもないしな』
「うっさい! すぐ助けてやるんだから!」
とはいえ何か良い案がリリアンも浮かんだ訳ではない。
この体に銃は通じない。刃物は多少は傷付くが、それでもエンリケが出れるほどの穴を作るのは不可能だ。火という手段なら効果はあるだろうがランタンもないので、火を起こす事が出来ない。
リリアンは無情にも時間が進む事に次第に焦り始める。
するとふとある事に気付く。
「待って、さっきまで光っていた部分は何処に?」
いつのまにか辺りには微かに葉から漏れる月光だけになっていた。探してみると上部でゆらゆらと光ってはいなかったがこちらを伺うように漂う触手があった。
それによく見ればその触手は目に見えた。
「そこ!」
目は生き物の弱点。植物だが何か効果があることに一縷の望みをかけてリリアンは銃を撃ち、目玉の触手を貫いた。
≪ゴポポポッ≫
おおよそ植物が出すとは思えない音を出しながら、巨大な植物はのたうち回った後、倒れる。口からはゴポリと液体が染み出した。
倒せた、と安堵すると同時に慌てて口からエンリケを引っ張り出そうとする。
「ちょっと! 生きてる!?」
「あぁ……くそ。最後の最後でシェイクされて全くもって気分が悪い。おまけに体液も最悪だ。ぬるぬるでネバネバ。取るのに苦労する」
「あ、あんたぶ…じ………ぁ……」
次第に輪郭が露わになるエンリケを見てリリアンの言葉が萎んでいく。
「あ……ぁわ……わ……」
顔を赤くし、顔をパクパクとか餌を求める鯉みたく開閉を繰り返している。
訝しむエンリケも気付く。
「ほう、もう服が溶けているな。このコートが残ったのは何故だ? ……余り肌などへのダメージは見られないな。服のみ……というより服の繊維に対して強い溶解性を持つ酸という訳だろうか。ならばこのコートが残ったのは動物の皮をなめして内側に縫っていたからか。ならこの食虫植物の主食は魔虫という訳か。このコートすら溶かせんのなら、魔獣を消化出来るとは思えん。それでも勿論長く食べられれば皮膚くらい溶けるだろうが、興味深い。少し採取していくか」
「ど、どうでも良いから少しは隠す努力しろー!」
今にも撃ちかねないリリアンにエンリケは仕方ないとばかりにコートのボタンを留めていく。
「あ、あああアンタ! 年頃の娘になんてもの見せるのよ!」
「仕方ないだろう。文句があるならそこの食虫植物に言え。俺は悪くない」
「だ、だとしてもさっさと隠してよ! どうすんの! 夢に出たらアンタの所為よ!」
「知らん」
ぎゃーぎゃー騒ぐリリアンに、体液を採取するエンリケはそのまま瓶の中に体液を入れる。
月に翳せば紫色の、濁った体液だ。
成分は分からないが、何かしらに使えるだろうとエンリケは判断した。ついでにナイフで力を込めてなんとか一部を剥ぎ取れた。内部を触った時、えらく滑らかで消化液を弾いているのに気付いたのだ。
研究する価値はある。
その様子にリリアンは顔を赤らめながら、何してんのと呆れていた。
そこに新手のユラユラとした蔦に擬態をしていた魔蛇が大量に二人の前に降ってきた。
「っ! 敵!? アンタは下がってなさい、私が撃ち抜くわ!」
「あぁ。そうさせてもらおう。だがその前にもっとこの個体の採取をだな」
「あとにしなさい!!」
「むぅ……」
名残惜しそうなエンリケを庇いながら、リリアンは銃を構える。
魔蛇達は徒党を組んでエンリケ達に噛み付こうとした。
何かが飛来し、吹き飛ぶ魔蛇達。
飛んできたのは錨に巻き付いていた鎖。
それが誰のか、リリアンは一目でわかった。
「コローネ!」
「リリー! キケ! 良かった無事だったのか! このぉー……私の仲間に手を出すとは良い度胸だな、恥を知れぇ!!」
ブォンと錨を巻き上げ、地面を抉り、木々を吹っ飛ばして蛇達を蹴散らしていく。
魔蛇達はとんでもない化け物が現れたと、一斉に逃げ出した。
「うむ! 一掃したぞ! ぬぁーはっハッー!!」
その場で勝ち誇るコロン。
そしてエンリケ達に振り返る。
「コローネ……ごめんなさいっ、私、勝手に……」
「気にするな! リリーにはリリーしか出来ないことがある! だから私も私が出来ることをする! そうやってお互いに支え合っていくのだ!」
「コローネ……」
笑いながらリリアンを慰めるコロン。
うん、うん、と何度もリリアンは涙をぬぐいつつ頷く。
「……」
『あん? あんまり前線に立てないから申し訳なく思ってるだと?気にするなよ相棒! お前はお前が出来ることをしろ! お前のお陰で俺はこうして無茶が出来るんだ。俺は俺の出来ることをするからよ!』
その様子にエンリケは安堵とーー過去のゼランとの思い出が過ぎり少しばかりの羨望を混じえながらもみつめていた。
その背後にコロンと一緒に来ていたリコが近寄って来る。
「ししょーも無事だったんでありますな! ……? どうしたでありますか?」
「なんでもない」
「ぎゃー! 頭を触るのはやめて欲しいであります、なんかヌルヌルした体液がつくでありますー!」
「……そうだったな」
いやいやと頭を抱えて離れるリコ。
エンリケは自らの状況を思い出す。
「所でししょーは何故コートだけでありますか? 服は?」
「ノーコメントだ」
リコの極めて正論なツッコミに、エンリケは黙秘を貫いた。
「それにしてもリリーが迷うなんて珍しいな。何か特別な事情があったのか?」
「そ、それは……」
「すまないが俺が薬草を取りに行くときに無理を言って奥に進んだのだ。リリアン・ナビに無理を強いてしまった」
「む、そうだったのか。ならばキケ! 次からは気をつけるのだぞ! リリーは優しいから、きっと文句を言いながらも着いてきてくれたのだろう。だからといって無理強いはよくない! よくないぞ!」
「あぁ、すまない」
ぷんすかぷん! コロンはビシっと指を突きつける。
エンリケが頭を下げれば、コロンはうむ! と笑顔で大きく頷いた。
「反省したならよし! ならば次からは気をつけるのだ。それで終わりだ」
「……随分と軽いのだな」
「生きてさえいれば何度だって間違いを治すことが出来る。反省もしているんだったら特に言うこともない! それに、私自身も好奇心に任せて無理に別れてしまった。だから、悪いのはお互い様だ! ……ん? よく見たらキケ! お前もほぼコートの下はすっぽんぽんじゃないか! 何だ、私と同じく寝る時に服を脱いでおく開放感というものを感じるようになったのか?」
「んな訳あるはずがないだろう。破廉恥娘」
「はれんちだと! ……はれんちって何だ?」
「知らないであります」
「どうでも良いからさっさと船に案内してくれ。わかるのだろう?」
「おぉ、そうだな! リコのロープをずーっとなが〜く繋げてきたから迷うことはないぞ! さぁ、《いるかさん号》に帰ろう!」
「ししょー! リリアン殿! ついてくるであります!」
そう言って歩き出す小さな背ーーしかし、今は何よりも大きく見えるーーを見つめる。
するとリリアンがこちらに近付いてぼそりと言った。
「なんで言わなかったの……?」
「別に言う必要性を感じなかっただけだ」
「……礼は言わないわよ」
「何のことだ。実際に植物を採取する時に協力してもらったのは事実だ」
「アンタって素直じゃないって言われない?」
「見て分かる通り愛想はないとはよく言われたな」
皮肉を返す。
リリアンは最後、本当にその通り愛想がないわ、と言った。
あの後《いるかさん号》に戻ると船員全員がコロン達の帰りを待っていた。正確にはビアンカの姿はないが、既に船中で休んでいるらしい。
因みにリリアンとエンリケはこっ酷くオリビアに叱られた。普段真面目な二人が叱られている姿を見て、いつも怒られているコロンとリコは散々からかって来た。
他のみんなはそれを見て笑っていた。
それもまた、《いるかさん号》の新たな思い出となった。
島から遠ざかるのを一同は甲板から眺めていた。
「幻とされてた島が実際は人を呑み込む死の島だったなんて、本当笑えないわ」
「綺麗な薔薇には棘が……ってやつだね。良い話の種が出来たよ」
「あんたは実際に島の中を知らないからそう言えるのよ。中は散々だったんだから。道は悪いし、虫は多いし、暗いし、怖いし」
「しかし、移動する島があるとは。やはり世界は広いな! それに『大海の七不思議』の一つだったとは。こんなのがまだまだあると思ったらワクワクして来たぞ」
「コロっち、呑気だよね。あたしはあの島の下を見たらあまりのおぞましさに鳥肌が止まらないよ。海中の中でワサワサと動く植物の根っこ。大きな魚まで捕らえて捕食する様はまるでクラゲよ。あたしも危なく捕まるところだったんだから。その時を思い出したから……ほら見てよこの鳥肌」
「どれどれ。おぉ、これはこれは。立派な鱗肌じゃないか」
「そっちじゃないから!」
「冗談だよ」
「もう!」
アリアにいじられたクラリッサがプクッと頰を膨らませてそっぽを向く。その様子に、コロン達は笑った。
「さて、もう夜も遅いし寝るか」
「そうね、色々と疲れたわ」
「……ふぁ」
「あらあら、ティノちゃんも心配で起きてたんですけど、もう限界ですねぇ。ほら、ティノちゃん。寝るならベットで寝ましょうねぇ」
「ん……」
ふぁ〜と欠伸する一同。
特にリリアンは島で怖い目にあったので疲労感でもう限界だった。
各々部屋に戻る中エンリケだけが手摺から動かない。
「キケ、寝ないのか?」
「俺は少し夜風に当たってから寝る」
「そうか夜更かしするなよ」
コロンはそれだって言って部屋に戻った。他の皆もおやすみとだけ言われたので返事だけしておく。
再び島を見るエンリケ。すると何やら視線を感じ、振り返るとリリアンがまだそこに居た。
「どうした、C・コロンは先に行ってるぞ」
「あ……と……」
リリアンは自らのツインテールを弄りながらもじもじする。
その姿にエンリケは何やら気味の悪いものを見た、という顔をする。
「……何よその顔、ムカつくんだけど」
「何でもない。気にするな」
「アンタって……はぁ。でもま、アンタがそういう性格なのはわかったわ。ねぇ、私は男が嫌いだわ。野蛮で、馬鹿で、いっつも女の人を下に見ている。だけど、ほんの少しだけどアンタを認めてあげても良いわ。だから、先ずはごめんなさい。そして、その……ありがとう。ほ、ほんのすこーしだけなんだから! 勘違いしないでよね!」
べーと舌を出す。
その姿はいつもの強気なリリアンだ。
やれやれとエンリケは元気になったら元気になったでうるさい奴だと思った。
「あ、あと私が怖がってたのバラしたら撃つから」
「……」
やっぱり怖かったのか。
そう安易に口を開かなかったエンリケの判断は正しかった。
こうしてリリアンも去っていた。
そうして静寂が訪れ、やがて波の音だけになった時
「ーー忌々しい」
地の底から轟く怨嗟のような声だった。
何故この島の正体を知っているのか。
エンリケはあの時リリアンの言葉を遮った。
だが事実エンリケはこの島を知っていた。
何故なら過去に一度上陸したことがある。
かつてクラリッサに語ったゼランを治す可能性がある島。それがこれだったのだ。
医療ならば自信がある。腕もある。道具もあった。
だがその為の材料がなかった。
だからこの島を訪れようとして、ない事に愕然とした。身体がボロボロのゼランが「あれはもしかして《幻島》だったんじゃないか」と言い、初めてその可能性に気付いた。
エンリケ達がこの島に上陸した時にも"呑まれる"の看板は既にあった。恐らく過去に気付いた奴もいたのだろう。
だが、当時は分からなかった。
リリアンが言ったように魔獣に飲まれると思い、その後島全体が植物であると分かり、薬草以外は何もないとして《幻島》を去った。
沢山の希少な植物がある島だとはわかっていた。
島が植物なのは知っていた。コンパスが通じなくなるのも知っていた。
だが、島が移動するとまでは知らなかったのだ。
《幻島》とは理解していなかった。
その事に気付いた時、後戻り出来ないほどに時間を浪費してしまっていた。
薬草を得られなかったエンリケは、持ち前の医療技術で何とかするしかなかった。
だが、足りない。治すための薬が致命的に足りない。
根本的に治すための薬がない。
結局彼が出来たのは延命、それも苦痛を伴うものだ。
薬を作る事は出来ず、いくら腕があろうと意味をなさず、病に蝕まれたゼランは命を落とした。
「当てつけか、嘲笑いに来たのか。希望に練って、絶望した顔が見たかったのか?」
初めからもうそこに島が存在しないとわかっていればもっと別の手段も取れたのに。
何故今になって現れた。
俺が望んだ時には現れてくれなかったではないか。
勿論エンリケは何もこの島の薬草を使えばゼランが治ると確信があった訳ではない。
それがあれば治ったというのはあくまで可能性の一つ。それが最も高い可能性だったとしても。
エンリケの掴む手摺が、込められる力にミシリと砕ける。手に木屑が刺さるのも御構い無しにエンリケは手に力を込めていた。
どうしてまた現れたのだ。
このまま生涯2度と現れなければこんな気持ちになることはなかっただろうに。
八つ当たりとは分かっている。滑稽なことも。
相手は物言わぬ植物であることも。
悪いのは自分だと理解もしている。
だがそれでも、恨まずにいられない。呪わずにはいられない。腹が立たずにいられない。
と、そこへ
「早く消え去れ、俺の目の前から」
「ふははははっ! 何やらたそがれているようだな、異邦人よ! 我が名はノワール! こうして顔を合わせるのは初めてだな、死の告げる者よ!!」
あまりにも場違いな名乗り上げ。
エンリケは苛立ちと、憎悪を込めた瞳で見つめる。
何とも言えぬ空気の中、ノワールと名乗った黒髪の蝙蝠系獣人の女は
(あ、あれー!? 登場みすった!?)
内心の動揺を押し込めながらもポーズを決めていた。
ノワール、約一年ぶりに登場です。
ここまで長かった……




