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告白
「伝えたいことがあります。」
ぐしゃぐしゃのぼろぼろの、泣いてるんだか笑ってるんだかわからない顔で。
汗やら涙やらにまみれた汚い私がアップになるバックスクリーン。恥ずかしくて恥ずかしくて、それでもって緊張に身悶えする。今なら顔から火だって出そうだ。
「私は……ことちゃん、亜海さん、りおちゃん……リリィブライドのみんなを、ファンのみんなを、ずっとずっと愛しています。ずっとずっと、ずーっと」
私たち四人は、ちょっと不思議な青春を送った仲だ。愛してやまない、私の……大切な……。
「……はづきちの、ばぁぁか」
ことのがほっぺをぷくぅと膨らませる。しばらくして、ふっと息を吐き出すと、汗だくのおでこを撫でながらニコニコ笑いだした。
そして私の耳元でぽそりと何かを呟くと、そこから先の景色は真っ白で曖昧になった。
悲しいぐらい曖昧だけど、でも、すごく楽しくて、ただただ気持ちよかったことは覚えてる。
今でもはっきりと、覚えている。




