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儚者

作者: 結城兎斗

僕は、人の夢の中を彷徨う…


ただ、彷徨うだけ


なにもしない


いや、なにも出来ないんだ…


ただ、彷徨い続けているだけ


それだけの存在…


だから、感情なんてものも

持ち合わせていない…


人の夢の中で

彷徨うだけの僕は、

存在する意味があるのだろうか…


どうして僕は

存在しているのだろう…


どうして僕は

人の夢の中で彷徨うのだろう…


分からない…


だから、

分かるために夢の中に

いるのだろうか?


存在する意味が分からない僕

感情が分からない僕


そんな僕は

一体、何者なのか?


ただのガラクタ?


それとも、

人間だったのか?


分からないことだらけの

この世界で、僕は


『答え』が見つかるのかな?




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