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箱シリーズ

異世界に転生したら箱になってしまった

作者: 仲仁へび



 なんやかんやあって転生した俺は箱になってしまった。


 なぜなのだろう。この唐突な展開は。


 人間じゃないのはまだいい。


 生き物ですらねーじゃねーか!


 なんだこりゃ。


 っていっても、箱に転生してしまったのはしょうがない。


 俺は頑張って生きる事にした。


 箱として生きるって何だろうな、って思うけど。


 とりあえず箱レベルっていうものがあるから、上げてくよ。


 箱として立派になーれ、立派になーれと祈ってみる。


 すると、レベルが上がった。


 こんなんで上がるのかよ。


 ともかく。


 えっと、入れるものが増えたみたいだ。


 何でも入れられる四〇元ポケットみたいだな。


 じゃあ、もっと頑張ろう。


 立派になーれ、立派になーれ。


 すると、またレベルアップ。


 丈夫になった。


 今までの俺は紙の箱って感じだったけど。


 いまは木の板の箱って感じになった。


 じゃあ、どんどんいくぞ。


 立派になーれ、立派になーれ。


 ん?


 今度は何が変わったんだ?


 あ、なんか箱の中の空気が変わったみたいだ。


 いい香りがするようになったみたいだ。


 これは何か意味があるのか?


 あったとしても俺生き物じゃないから、かぐことができないけどな。


 俺はそれからもレベルアップにいそしんだ。







 一体なぜこんな事になってしまったのだろう。


 俺達が何をしたというのだ。


 隣国の魔法王国が戦争をしかけてきた。


 ただの平民である俺達に、出来る事なんてない。


 ただ、侵略されてくる兵士たちにおびえ、逃げ惑うしかない。


 そんな俺達に救いの手を差し伸べてくれたのは箱だった。


 箱はなぜか、ある日突然俺達の国の真上に出現した意味の分からない物体だ。


 最初は紙の箱だったようだが。


 次第に板や鉄、よくわからない物質になり、さらに大きくなった。


 不気味がっていたし、何か悪いものだと思っていたけど違ったようだ。


 箱は、逃げ惑う俺達を避難させる避難所になった。


 内部には色々な設備があって快適だし、良い匂いもするし、音楽も流れている。


 これには国のお偉いさんたちもびっくりした。


 けれど、これでかばう者達を気にせず戦えると俺達の国の兵士たちが安心した。


 戦えない俺達は、戦争が終わるまでここで退避する事になった。


 戦争の行方がどうなるかはまだ分からないけれど、箱があってよかったなと思った。



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