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闇に飲み込まれた謎のメトロノーム  作者: 八戸三春
第一章
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50話 放射線の正体

瞳には黄色い翼のマークが浮かび上がり、赤く照らされた。


「これは…!」 空が呟く中、その存在は不気味な笑みを浮かべて彼らに迫ってくる。異次元的なエネルギーがその姿を包み込み、まるで未知なる領域から来たかのような存在感が辺りに漂っていた。


暗い廊下の中姿を現したのはエリザベスだった。エリザベスの出現に、エージェントたちは驚きと緊張が入り混じった表情を浮かべた。彼女の瞳に輝く黄色い翼のマークは、まさにユキが言及していた未知の可能性を象徴しているようだった。


「Nous nous reverrons, mon frère(また会ったね、お兄さん)」


エリザベスの言葉は冷酷でありながら、どこか優雅な調べが漂っていた。彼女の存在が施設内に何らかの異次元的なエネルギーをもたらしていることは確かで、エージェントたちはその真相を解明する必要があることを理解していた。


「久しぶり、エリザベス。さっきのエネルギーは何だったんだ?君の能力か?」



エリザベスは微笑みながら答えた。 

「あなたたちが目撃したのは、私の新しい能力の一端。遺伝子の進化によって得られたものだよ」


空は驚きを抱えながらも問い詰めた。「なぜこんな異次元的なエネルギーを使っているんだ?」


エリザベスはゆっくりと歩み寄りながら説明した。「私は人間を超越する存在になるため、未知の力を求めている。この施設はそのための実験場。あなたたちエージェントも、私の進化の一環なの」


仲間たちは驚きと疑念の表情を浮かべ、施設内には異次元的なエネルギーがさらに強まっていく。エリザベスの存在が、彼らのミッションを超えた新たな局面を切り開いていることを理解しつつ、空は困難な決断を迫られた。


「君の進化が施設内の安定を乱している。このままでは被害が拡大するから止めてほしい」


エリザベスは静かな笑みで答える。「それは避けられない代償。未知なる力を手に入れるためには、犠牲がつきものだよ。あなたの仲間もそうだったでしょ?」空はエリザベスの冷酷な言葉に対峙しながらも、仲間たちの安全を守るために立ち向かう決断を下す。


「君の進化が施設内の安定を乱している。このままでは被害が拡大する」 空の声が冷徹に響く中、仲間たちとの絆を胸に刻みながらも、空は冷静にエリザベスに対峙する。「君の進化が他者を危険に晒すことは許せない。俺たちはここにいるすべての者の安全を守る」


エリザベスは微笑みを浮かべ、「分かった分かった。しつこい男だねすぐ出てきいますよ」と言うと、エリザベスの口から出たため息が、施設内に響き渡った。


「ご協力感謝します。少し質問だけど、あの武装した男性は君の仲間か? バンバンと撃ちまくってたのは聞こえてたよね?」



「男性? 全く知らないよ?」エリザベスは不思議な表情になりながら答えた。その瞬間、通信からレナの慌てながら伝わってきた。「空、小さい子供のせいで部隊は全滅した! 施設に不法侵入者がいるみたい!」


空は状況を把握し、仲間たちに指示を出す。「施設内に不法侵入者がいる。全員、敵の排除に集中しろ!」


仲間たちは空の指示に従い、エリザベスとの対峙を一旦保留して新たな脅威に集中する。施設内を探索していく中、空はレナに通信で尋ねた。「その子供の正体は何だ?」


レナの声が焦燥感を帯びて答えた。「わからない。急に現れて、部隊を襲った。でも、ただの子供には見えないどこか異次元的なエネルギーを感じるんだ」


空は深く考え込みながら続けた。「子供ってエリザベスか?今エリザベス居るけど?」

 

しかし、レナは苛つきながら否定した。「エリザベス? 知らないわよ!! 馬鹿なこと言ってないで早くこっちに合流して!!」


空は不穏な空気を感じながらも、レナの指示に従い、返事をすると通信を閉じた。エリザベスの方を向くとヒッヒっと笑いながら呟いた。


「面白くなってきたねぇ~、どんな相手だろう~」


頭を左右揺らしして、不気味な動作をする彼女に空は困惑しながらも問い詰めた。「君の手にかかればどんな相手も無力になるとでも言うのか?」


エリザベスは瞳に燃えるような光を灯し、「あなたも試してみたいのでしょう?」と挑発的に微笑んだ。


空は冷静に答えた。「冗談はよせ、とりあえず我々は任務をやっている。危険だから今すぐ安全な所に逃げたほうが良いぞ」


エリザベスは不敵な笑みを浮かべ、「逃げるのはつまらないわ。それに、私を市民扱いするの止めてくれないかしら?」


エリザベスの戦う意志に、空は一瞬の躊躇いがあったものの、空は堅く言い放った。「君が市民かどうかは今は関係ない。ただ、この施設の異常なエネルギーが危険を引き起こしている。それを解決するためには、君とも対峙せざるを得ない」


エリザベスは深く incompétence(仕方ない)と言い放った。次の瞬間、一瞬の残像が見えると気付いたらその場から消えてしまった。空は不安を感じながらも、すぐに仲間たちと合流し、不法侵入者の捜索を続けることに決めた。


施設内を進む中、異常なエネルギーの影響がますます強まり、現実と幻想が交錯する光景が広がっていく。エージェントたちは警戒しながら進み、未知なる敵に立ち向かう覚悟を決めた。


不法侵入者を探している最中、施設の奥深くで再び異変が生じた。機器のセンサーが異常を検知し、エージェントたちは再び奇妙な音が響く中、新たな脅威に直面してしまった。


「これは……また別の存在が現れたのか?」空が不安げに呟くと、仲間たちも警戒の表情を浮かべていた。レナの通信が入り、彼女が「またあの子供が来た!! 早く急いで!!」と伝えてきた。エージェントたちは迅速にその場に向かい、施設の奥で銃を乱射する音が響いている中、不法侵入者の正体を明らかにしようとする。

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