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闇に飲み込まれた謎のメトロノーム  作者: 八戸三春
第一章
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46話 レオナからの警告

銃弾が男たちの足元に命中し、彼らは驚きと混乱の中、地面に倒れ込んだ。

新たなプレゼンスが現れ、その存在感は周囲の空気を引き締めた。一瞬の静寂が広がり、男たちの挑発的な態度も消え去った。

「さて、ここで騒ぐのはやめましょうね」銃声を響かせたのは、レオナだった。彼女の手には小型の拳銃が握られていた。

「私が殺される前に君達をまとめて潰します」とレオナが言いながら、拳銃を構えて男たちに向けた。


『ガキが拳銃持ってんじゃねぇ!下ろせ!』


 レオナの手に握られた拳銃が男たちに向けられ、一瞬の間が凍りついた。空も状況が急変したことに驚きを抱えつつも、戦意を保ちながら彼女の行動に注視した。


「下ろせって言ったろ!?」男たちの中の一人が怒鳴りつけ、しかし、レオナは微動だにせず冷徹なまなざしを彼らに向けた。


「この銃は最後の手段だけど、君たちには警告を聞く機会を与える。話し合いの余地はまだ残っている。君たちが私たちに訴える問題、それが解決可能ならば力ずくではなく、話し合いで解決すべきだ」


男たちの中には動揺が広がり、挑発的な態度も急速に後退していく。しかし、一部の者はまだ怒りに満ちたまなざしを向けていた。


「くだらない。お前が動くなら本気でやるしかねぇだろ」一人の男が手元から何かを取り出し、挑発的な笑みを浮かべながら前進してきた。


その瞬間、再び銃声が響き渡り、もう一人の男の足元に銃弾が命中し、悲鳴と共に彼は地面に崩れ落ちた。新たな銃撃手の存在が空気を支配し、状況は一変した。


レオナは冷静なまなざしで男たちに向かって言った。「どうやら話し合いできる範囲は越えたみたいね。これ以上の衝突は避けるべきだ」


男たちの中で一人が苦い笑みを浮かべ、「なるほど、威嚇射撃。そんなんで俺達がビビると思うか?」と言いながらも、仲間たちに合図を送ろうとすると、銃声が再び鳴り響いた。


『うわぁぁぁあ!? 手がぁぁあ!? 俺の右手がぁぁあ!』男が絶叫し、手首から先がほぼ存在しない状態で地面に崩れ落ちた。その血まみれの様子が、他の男たちに深い恐怖を植え付けた。



新たな銃声を聞いた男たちは混乱し、一斉に身をかがめて身を守る。レオナは冷静に拳銃を構え、男たちの動揺を見据えると、レオナは冷徹なまなざしを保ちながら言葉を続けた。


「これでバイクが乗れないね。私に対して挑発的な態度をした罰だ。君たちにはもう何度も機会を与えたが、和解の余地を見いだせないようだね。救急車を呼んでもいいけど、このルートだと陥没した道路では到着するのに早くても、一時間かかるだろう。どうする?そのバイクを捨てて逃げるか、その場でくだらない人生を終わらせるか。君たちの行動次第で人生が掛かってる、なのでその二つの判断に見立てることは君たち次第だ」


男たちの中には混乱と狼狽の表情が広がり、拳銃の銃口に向かって手を挙げる者もいた。一方で、まだ戦意を捨てない者たちも一部に見受けられ、彼らの目には怒りと復讐心が宿っていた。


レオナは冷酷なまなざしを保ちながら、状況を見守っていた。空も救急車を呼ぶことを提案するなど、理性的な解決を模索している様子だ。


「もう一度言う。ここで何か起こすなら、君たちには生きて帰れる道は残っていない。そして、その選択は君たち次第だ。何もかもが君たち次第だ」とレオナが冷厳な声で告げる。


男たちの中には逃げる者いたり、抵抗する者もいれば、混乱の中には一部がなおも復讐の念を秘めて立ち向かおうとしていた。しかし、その瞬間、レオナの拳銃から再び銃声が響き、もう一人の男が悲鳴を上げながら地に沈んでいった。


「まだ理解できないのかしら?これは最後の警告。君たちの行動が人生を左右する決定を迫られているのよ」とレオナが冷静に語りかけた。彼女の目には優れた射撃技術と冷静沈着な判断力が宿っており、その存在感は男たちを圧倒していた。


空はなおも紛争の回避を試み、救急車を呼ぶよう提案するが、一部の男たちは未だに怒りに燃え、無謀な復讐を果たすことを選択しようとしていた。混沌とした状況のなか、未知の要素が絶えず増していく中、次なる一手を探るようにレオナは続けた。


「君たちには人を殺す権利もないし、そのために自らの未来を棒に振ることはあまりにも愚か。私たちは君たちと敵対したくはない。だが、もしこのまま進むなら、君たちの選択に責任を持たざるを得ない」


男たちの中には徐々に悔恨の表情が広がりつつも、なおも反抗的な者も散見される。この緊迫した局面で、一つの小さな誤解が致命的な結果を招く可能性もあった。


「ここから先の選択は君たちの手にかかっている。もしできるだけ無血でこの状況を終わらせたいなら、最後の機会を与えている。それを無駄にしないでくれ」


そうして続ける中で、男たちの中には徐々に動揺が広がってきた。何度も命を奪われ、自らの行動に疑問を感じる者も増え、深い沈黙がその場を包み込んだ。


そして、その静寂を破ったのは、一人の男が膝をつきながら泣き崩れる声だった。「すいません!すいません!どうか命だけはご勘弁を!」


その男の言葉に続いて、他の男たちも次第に謝罪の言葉を口にする者が現れ始め、混乱の雰囲気が和らいでいく。彼らの間には争いごとの愚かさを痛感する共感が生まれ、冷静な判断が戻りつつあった。


「見苦しい光景だけどそれが君達の本性だね。これ以上の衝突は避けるべきだし、君たちには未来がある。だが、この瞬間を忘れず、反省して欲しい。未確認生命体との戦いに巻き込まれる前に、自らの行動を見つめ直すことが大切だ」


『ありがとうございます!!ありがとうございます!!』


一部の男たちが感謝の言葉を繰り返す。

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