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闇に飲み込まれた謎のメトロノーム  作者: 八戸三春
第一章
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27話 関連会社を暗殺

――彼女が運転する車に乗り、目的地まで向かう道中にケビンは彼女に尋ねる。

「なあ、本当にアビリティーインデックス1位の能力者を殺れるのか?」と、尋ねると彼女はゆっくりと頷く。「はい、このラルなら余裕で勝てます」と、自信満々に答えるがケビンは半信半疑だった。

そんなことを考えているうちに街の道路へと到着したようだ。車から降りると車のボンネットの上に対物ライフルを置く。

「ここか?」と、ケビンが聞くと彼女は頷く。

そして、対物ライフルを構えるとスコープを覗き込み、遠くにある建物の屋上にいる人物を照準に捉える。

「距離は2600mです」と、彼女が言い、ケビンは双眼鏡で覗くと10階建てビルの屋上にいる人物が確認できる。彼女を見るとカウントダウンを始める、引き金に指を添える。

そして、カウントがゼロになると同時に対物ライフルの銃口から爆発音が轟く。

放たれた弾丸は一直線に2人のいる方向へと飛んでいき、直撃すると血飛沫が爆風で大量に飛び散った。

遠くから聞こえる轟音と衝撃が確実にした。

「命中です」と、彼女が言い、ケビンは双眼鏡で確認すると先程いた場所から人影は消え去った。

「あの建物の人物はどうなった?」と、ケビンが尋ねると彼女は答える。

「一発で消え去りました」と、答えるとケビンは目を丸くする。

「嘘だろ!? マジか! 人に当てるものじゃ無いぞ!」と、ケビンは驚きを隠せない様子だ。

「その通りですね、でもこの距離からなら人間以外の能力者は殺せますよ」と、彼女は微笑みながら話す。

「そうだな、確かにその通りだ。それで、その人物は能力者だったのか?」と、ケビンが聞くと彼女は首を横に振る。

「いいえ、違います。恐らく派閥と関係する食品営業メーカーの社長ですね。能力者ではありません」と、彼女は答える。

「なるほど、少し問題事になりそうだな」と、ケビンは呟く。

「あと残り10人。能力が低い順に狙っていきますか?」と、彼女が聞くとケビンは頷く。

「そうだな、それしかないよな」と、答え、2人は次のターゲットに向かって車に乗り込むのだった。



――ケビンは車内で、人間以外の能力者を抹殺していくプランを練り、実行していった。

そして、ターゲットに選んだ人物を次々と暗殺に成功した。

しかし、ここで予期せぬ事態が起こった。ある日、彼女は車を運転している最中に事故を起こしてしまったのだ。

幸いにも怪我人は出なかったものの、車とエンジンは大きく破損し、使い物にならなくなってしまった。

「クソッ、どうする?」と、ケビンは頭を抱えていると、彼女が口を開いた。

「仕方ありません。歩いて目的地に向かいましょう」と、彼女が提案する。

「いや、それは危険だ! どこか近くの街で車を調達しよう!」と、ケビンが言うと、彼女はケビンの袖を掴んで首を横に振る。

「いえ、検問に引っかかる可能性が高すぎます。それよりも、このまま目的地へ向かった方が良いでしょう」と、彼女が答える。

「でも、怪我をしたらどうする?」と、ケビンが聞くと彼女は微笑む。

「ふふっ、それはその時に考えましょう」と、言うと2人は歩き始めたのだった。

途中、腹ごしらえの為に飲食店に入ることになった。メニューを見て、ケビンは考える。

「スパゲッティもいいな。いや、スタミナつける為に肉を食べたいな」と、ケビンが呟くと、彼女が口を開く。「じゃあ、両方頼んでシェアしましょうか?」と、提案するとケビンは頷く。

――注文をしてから待っている間、2人は会話をする。

「確かケビンってNewWeaponAI社の開発設計者だよね?」と、彼女が尋ねる。

「あぁ、そうだが」と、ケビンが答えると彼女は興味深そうな表情を浮かべる。

「なら、エリザベスを排除する兵器も開発できるの?」と、彼女が聞くとケビンが答える。

「一応、そういう試作段階で実用段階に進んでいるものがある」と、答える。それを聞いて、彼女は目を輝かせた。

そして、注文した料理が届いたところで2人は食事を始める。そんな時だった。街中で突然、警報が鳴る音が聞こえると同時に激しい爆発音が響く。

「なんだ!? テロか!?」と、ケビンは席を立ち上がる。すると、店員が慌ててケビンの元にやって来る。「お客様! お逃げください!」と、声をかけるが、次の瞬間レオナが食事用ナイフを突き立てる。その光景を見た店員は言葉を詰まらせる。

「えっ?」と、声を出した瞬間、彼女は店員を退かした。

「仕事の邪魔はしないでね。私が死ねば、全ての人間の遺伝子が入れ替わるから」と、言い残して彼女は店の外へ出て行った。

ケビンは急いでレオナの後を追うと、そこにはテロの鎮圧に駆けつけてきた警察や能力者達を相手に戦うあのお嬢様の姿があった。

そんなレオナようやく彼女を見つけ、思わず叫ぶ。

「エリザベス!! この私と相手しろ!」と、彼女が戦う事を望んでいる事を伝えると、エリザベスは足を止める。

そして、レオナの手に持っている対物ライフルを、立ち構え、エリザベスに狙いを定める瞬間、手が震えて狙いが定められなかった。


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