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メリーゴーランドを降りて

作者: 檸檬

テーブルクロスにちりばめられた

木洩れ日をティーカップに

入れて飲む朝




時雨が優しく降っている

松虫 鈴虫

夏の音が過ぎていく




メリーゴーランド

ほほえみながら手をふる

あの人目で追う




一番星 輝き続けた

木枯しの日がきても星座よ続け




一杯の味噌汁を飲んで

綺麗に洗ったらさあ

お椀に乗っていってきます





カーラジオのクラシックに

揺れるススキが音符のように

指揮者のように





本当は絵描きになりたい

時空間の輝きを描いてみたい




目をひらけば世界はちゃんと

優しいとあなたの歌に教えられて




吾だけの幸せの形を

みなが得られる数式はあるのかと




絵の夢?

毒づくばかりになる前に

あの部屋の悪夢にさようなら




木枯しに

あなたが馬から舞い降りて

素敵なナイトに見えた夜





















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― 新着の感想 ―
[良い点] 一つめの、テーブルクロスにちりばめられた木洩れ日を、ティーカップに入れて飲む、という描写が、目に浮かぶようでとても好きです。 二つめで、虫時雨の音に耳を澄ませたくなります。また、六つめで…
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