ナナカマド最恐説
本当に恐ろしい話。
がんもどきを明け方煮ていたら、
私達の街は、
ロバの街になったのです。
子供らはゾッとした。
今朝、両親がヒヒーンと
言っていた理由がわかる。
老女Dはその後も語る。
ナナカマドは最強にして
最恐であり、最凶だ。
親御さんに煎じて、
茶を飲ませな。
しかし子供らは考えた。
ならいいや。
宿題しなくていいし。
まかまかまか
老女Dは子供らに呪文をかけた。
子供らは純真というより
悪ガキなので、
老女Dに魔法が跳ね返り、
老女Dもロバになった。
子供らは夢中で遊んだ。
翌朝、街は元通り。
老女Dのお祭り騒ぎは、
昨日の夕方。