ダメ、絶対(1)
これは、20xx年のある日、A高校に入学したある男の子の話。彼は、人見知りな性格。友達もあまりいない。A高校で起こる様々事件に巻き込まれる。
さて、彼はどうなるのか?
僕は、たくま。今日はA高校の入学式。
「あ!久しぶりー。まさか高校で一緒になるとはね!」
話しかけてきたのは小学校の時に受験をして違う学校に行った「さきこ」。彼女には独特な何かを感じる。
「 久しぶりーさきこもこの学校だったんだぁ。これからよろしくねぇ」
と返事はしたもののあまり関わりたくない。人間関係が怖く苦手になってしまったからだ。僕は小学校、中学校と普通に友達を作って普通に毎日友達と仲良く遊んだりしていた。中学に入ったある日僕はその友達と喧嘩をした。原因はとても些細なことだった。僕に宿題の調べ学習を僕だけにやたら押し付けてき、発表など横取りし自分の成績を上げようとしていたからキレただけだった…。そしたら、友達は6人組のグループを作り私をいじめてきた。
「おまえは、友達がいないんだからお前暇だしそれぐらいできるだろ」
そう友達は言った。僕は耳を疑った。そんなこと言われるとは思ってもいなかったからだ。彼らはその日から僕をいじめてきた。最初の方は教科書を隠したり上履きを隠したりするぐらいだった。すぐに見つけることができたから苦痛ではなかった。だが、どんどんエスカレートしていき、ある日から机をベランダから投げられたり、教室で水をバケツでかけてきたりした。僕は殺されると思い、学校には行けなくなった。担任は味方にはなってくれなかった。僕にも悪いところがあるからと言う理由だった。自分で言うのはなんだが勉強はできる方だったから、高校もいじめてきた奴らがこなさそうな家からはすこし遠いA高校を受験した。このようなことはもう散々なので、もう高校からはあまり友達を作らず1人でいようと決めていた。
「新入生の皆さん体育館に入ってください。座る場所は受付で確認してください。」
高校の先生らしい見た目は少し怖めの女性が言った。この先生が後々自分の味方についてくれるとはこの時は思ってもいなかった。
9時頃に入学式が始まった。
校長先生をはじめとする偉いさんたちが挨拶をした。
正直暇だ。
10時30分頃に式は終わった。早い方なのか遅い方なのかはわからないが…。
僕は、6組になった。ちなみにさきこは10組。離れてよかった。周りは初対面の人たちだらけ。1年間きちんと学校に来れるのだろうか?不安に思うことが多かった。担任はあの少し怖めの先生だった。谷崎先生という。各種プリント等をくばり自己紹介を行なった。午前で終わった。1日目は無事に終了。誰にも話しかけることもかけられることもなく終わった。こんな感じで過ごしていければいけるぞ!そう思っていた。だが、そんなに現実は甘くなかった。
最初の方はみんな猫をかぶっていた。一ヶ月たつある日事は起こった。僕をいじめてた六人組と仲が良いやつがクラスにいたのである!中学校もA高校も同じ県にあり確率的になくはないと思ってはいたが、まさか…
「お前中学の時いじめられて不登校になってたらしいじゃないか。なんで高校に普通に来てるんだよ?いじめられないとでも思ったか?」
「そ、そんなことはないよ。僕も学校には行きたいんだ。普通に通わせてくれよ。」
「お前にも否があったからいじめられたんだろ?そんな奴がクラスにいたら雰囲気悪くなるわ。もう来るなよ」
僕は反抗する気にもならなかった。反抗したらまたいじめられる。そう思っていたからだ。
「わかったよ。(ちぇっ、なんで高校でもこんな間に合わなきゃならないんだよ!)」
そうして僕は高校に行かなくなった。
「どうしよう?」
家にいると親からガミガミ言われる。高校はちゃんと行くからといってA高校に入ったからだ。とりあえず近くの図書館にでもいって本でも読もうと思い向かった。
「いらっしゃいませー。」
司書さんが元気よく挨拶をしている。制服で行ったため、すぐに僕のところに来て
「学校は行かなくていいの?」
と聞いてきてくれた。渡辺さんと言う人だった。
「A高校だよね?」
渡辺さんはすぐにわかった。
「はい。学校にだけは伝えないでください。お願いします。」
「なんで?学校で何かあったの?」
僕は親みたいに聞かれたことに少し腹が立った。だが、すぐ、
「な、なんかあったからこ、、ここにきてるんだよね。ご、ごめんね?」
と言われたから許そうと思った。この司書さんなら話しても大丈夫そう。そう思ったから全てを話してみることにした。
「あの、実は‥。」
初めてまして。ともです。
小説を初めて書きました。
これからも書いていきたいと思います。
コメントとか書いていただくと参考になるのでお願いします。
これからよろしくお願いします。