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姉がチート過ぎて安泰な異世界生活  作者: もちもちトマト
4/4

お姉ちゃんと街

3話


澪の改造した服で2人は街へと歩いていた、初めよりも人は多く冒険者のような人も見かけ、話を聞いたらもうすぐ見えてくるという情報も手に入れていた。

「姉ちゃん、俺たちって身分証明書みたいなのないしお金も無いけど入れてもらえるのかな?」

「そこはお姉ちゃんにまっかせなさ~♪」

なんとも先行きが不安なまま列に並んで待っていると2人の番が回ってきた、いかついスキンヘッドのオッサンが質問をしてくる。

「街に入る目的はなんだ?」

「旅をしてるのでその寄り道のようなものです~」

「そうか、身分証明書はあるか?」

「申し訳ないんですが川で魚をとっていた時に盗まれてしまったようなんです」

「...(さらっと嘘並べてやがる)」

翔はそんな姉を冷たい目で見ていたが、澪はそんなことも気にせず実にいい自分の容姿が良いことを理解し切っているような笑顔で

「おにぃさん♪入れてくれない?♪」

「だ、だめだ!一応規則だからな!」

「...(うわぁ...)」

「おねがい♪だめですか?」

「うっ...で、では身分証明書と税金が用意出来たらここまで持ってもらおう!お金の用意とかもあるだろうから3日まってやる!それを過ぎたらお前達は犯罪者としてあつかわせてもらうからな!」

「やった♪ありがとお兄さん♪」

「...」

こうして2人は街に入れることになった...女って怖い

街へ入った2人はすぐに冒険者ギルドへ向かった、冒険者ギルドの証明書が有ればそれを身分証明書とつかえ、さらに街を点々としても怪しまれ無いであろうと言う点から冒険者登録をするためである。


冒険者ギルドの中は思った程悪そうな人は居なく全体的に屈強な男性がしめてる体育会系な所であった、しかしそこに澪のような見た目の良い人が来るというのは勿論注目を受けるものである。そんな中澪は...

「たのーもー」

「道場破りかよ!」

「なら、邪魔するで」

「もう突っ込まないからな?」

出だしから注目を浴びながら入っていき受付カウンターまでいくと猫耳の可愛らしい受付嬢が苦笑いをしながら対応をしてくれるのでややこしい姉を押しのけ翔が話を始める。

「すみません、俺たち田舎から来たんですが冒険者登録したいんですが」

「ではこちらの書類に記入をお願いします、代筆大丈夫でしょうか?」

この世界の文字は日本語と発音は酷似しているが文字は全く別物であった。

「あ、ではおねが...」

「大丈夫でですよ~」

そう言うと澪はスラスラと書類に文字を書いていく

「...なんで書けるんだよ(ボソッ)」

「はい、確かに、ミオさまとハヤトさまですね、冒険者ギルドの説明は必要でしょうか?」

「お願いします」

冒険者ギルドはFからSまでの階級がありそのランクに応じて受けれる依頼が変わっていく、ランクを上げるには実績が必要となり受けた以来の難しさと受けた回数でギルドマスターの判断で上がるようになっている。また冒険者ギルドでは旅をするものも多いので基本どこの国でも冒険者ギルドにカードを見せるとその国でも依頼を受けることが出来るのである。

「しかし冒険者ギルドの方では皆さんが依頼で死んだ場合でも責任は取りません、その辺りは自己責任でお願いしますね、お2人はFランクの冒険者カードで登録してありますが他に何かありますか?」

「ならFランクで受けれるような依頼はどんな物がありますか?」

「Fランクに限らず薬草採取やこの街の公共施設の掃除などが常に依頼としてありますね、モンスターの討伐だとスライムやゴブリンまでがFランクの受けれる依頼となっています」

「なるほど...因みにゴブリンやスライムを討伐したと証明するにはどうすれば?」

「はい、ゴブリンは右耳を、スライムは核を持ってきてもらえばその場で持ち込まれた数に応じた金額をお支払いします」

「それって今でも大丈夫でしょうか?」

「はい、有るのであればいつでも受けていますからね」

「姉ちゃんスライムの核ってアレじゃないか?」

「多分これだね~13個あるよ~」

「すみませんスライムの核13個あるのでお願いできますか?」

「かしこまりました、スライムの核13体分で65ミルになります。」

2人はお金をもらうとギルドを後にした。

「この世界の相場がわからないな」

「なら少し街を歩こうか売り物の値段とかで相場とお金がどんな感じなのかも調べたいしね~」

結果をいえば相場はかなり安かった、1日1人60ミル辺りで最低限の暮らしていけるだろうと言う事、この世界のお金は大体1ナルが1円で10ナルで1ミル100ミルで1セルに、100セルで1メル、という感じであった。

「んー、宿は少し辛そうだね」

「そうだな、何かいい方法があればいいんだが…」

「...方法は、あるよ?」

「...嫌な気はするが一応教えてくれないか?」

「冒険者ギルドの人達がゲームで賭けをしてたんだけどね」

「あー、もう分かった...」

「どうする?」

「...布団で寝たいから行ってくる...」

「がんば♪」

この後翔は冒険者ギルドのおっさん達に掛で勝利し4セル獲得しそのお金でやどで眠るのであった。


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