表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
創造世界の道化英雄《ジェスター・ヒーロー》・第1部・創造世界編  作者: 帯来洞主
第二幕「世界の眼」・World Eyes・

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

44/86

第2章の登場人物


紅蓮魔ぐれんまヒバチ


年齢:182歳

出身:炎獄界

身長:175cm

体重:82kg

性別:男

二つ名:紅蓮の赤壁


趣味:女遊び、ギャンブル

好きなもの:焼肉、焼酒、ガソリン

嫌いなもの:水、曲がった事


武器:全身

戦闘スタイル:身体の至る所から火を吹く火炎能力。そして生まれついての"殆ど不死身"のため、自身を顧みない自爆行為などに走ることもある。


 心臓が水に沈まない限り、その身その魂は燃え尽きることのない火炎系能力を持つ大英雄。真紅の髪に、橙色の肌、その色を際立たせる白い道着の下には黒炭の下駄と、いかにも暑苦しい見かけをしている。

 その正体は、浮世絵で有名な葛飾北斎の落書きによって生まれた存在――白蓮華つららと同じく、落書きまでに留まるも、設定だけは拘って練られていたことで産み落とされ、大昔からずっと生き永らえていた。


 普段は頼り甲斐のある兄貴分だが、目立てる時はここぞとばかりに歌舞伎口調で大見得を切って調子に乗るなど、大人気ないところもある。大の女好きで誰にでも色目を使うが、つらら一筋であることは絶対に揺るがない。

 体のいたるところから火炎を放射する戦術を得意とする。仲間を巻き添えにしない為に、戦闘時は基本的に彼の独壇場となる。体温調節も出来るため、実生活や大道芸に使ったりと応用も効く。テンションが高い時に握手しようものなら火傷しかねない。



白蓮華はくれんかつらら


年齢:182歳

出身:炎獄界

身長:158cm

体重:46kg

性別:女

二つ名:絶対零度の蒼壁


趣味:バカンス、射撃特訓、テレビゲーム

好きなもの:アイスキャンディー、ウィスキー、冷たいもの全般

嫌いなもの:熱い物、曲がった事


武器:全身、特殊な液体窒素弾を用いた二丁拳銃

戦闘スタイル:身体の至る所から冷気を放つ氷系能力。"殆ど不死身"の為、周囲を自分にとって有利な環境に変えていき、相手を氷漬けにする。


 心臓が燃えない限り、その身が何度でも甦る氷系能力を持つ大女傑。澄んだ蒼色の瞳と、水色のショートヘアー。白いマフラーを首に巻き、デニムのショートパンツと黒ビキニという、露出が多く寒そうな服装が特徴。

 紅蓮魔ヒバチと同じく、葛飾北斎の落書きにより世には出なくとも、創造世界に生まれ落ち、不老不死によって今日まで生きてきた。


 情熱的なヒバチとは対称的で、陽気で掴みどころのない性格。いざ仕事になると、クール且つスマートに敵を討つのがモットー。しかし年長者であると感じさせないくらいに若者の流行を嗜んだりもする。

 ヒバチと運命的な出会いを果たしてからは生涯ずっと不死身のコンビを組んでおり、W.Eの双璧も務めている。戦闘においては阿吽の呼吸と言うべきコンビネーションで、数々の任務を成功させた。

 ツッコミを入れる時は氷塊でヒバチを殴ったりと、不死身同士ならではのやり取りが多いが、大昔からの相思相愛ゆえ、その強い絆を断つことは何者にも出来ない。

 体の水分を消費し、冷気を発することで物体を凍らせることが出来る。ヒバチと違い、脱水症状に陥ると冷凍攻撃が使えないため、特製の液体窒素弾を込めた二丁拳銃を用いてそれを抑えている。



美影みかげ 乱狐らんこ


年齢:18歳(設定上)

出身:戦乱界

身長:153cm

体重:48kg

性別:女

二つ名:乱れ尾の女狐


趣味:インスタ映えする写真投稿、ショッピング

好きなもの:スイーツ、油揚げ、可愛いもの

嫌いなもの:自分より弱い男、狐うどん


武器:己が鉄拳。クナイや巻物など忍者御用達の武器も隠し持ってるが、基本使用しない

戦闘スタイル:我流に生み出した体術や忍法。持ち前の色気で相手を魅了することもある。


露出多めにアレンジしたような赤い浴衣と、黒のロングヘア、そして頭に狐の耳と、腰に尻尾を生やした少女。

 現界の少年誌で掲載された「乱狐忍法帖」という読み切り作品から生まれたアーツで、その独特なキャラ設定に世間では好評であった。

 普段は尻尾と耳を隠すことで一般人を装って現界を出入りし、SNSに写真を投稿したり、ショッピングを満喫したりと、女子高生生活を楽しんでいる。しかしいざ戦闘となると男勝りな性格が前に出る。自分が一番じゃないと気が済まず、周りが見えなくなることがキズ。

 手の内を読まれることを好まず、影分身の術と組み合わせた色気攻撃や、腰の尻尾が九つの拳となって拳打を見舞う「乱尾流弾」など、その場その場で独自に編み出した我流の体術や忍法を繰り出し、相手を翻弄する。



◆ジャスティ・スティールウォール


年齢:37歳

出身:裏ノ界

身長:350cm

体重:420kg

性別:男

二つ名:不明


趣味:守凱とのチェスや将棋での勝舞、骨董品集め、手料理

好きなもの:ホットドッグ、ステーキ、甘い物全般

嫌いなもの:山葵、規律の乱れ


武器:不明

戦闘スタイル:不明


 英雄連合機関W.Eの総司令を務める巨体の大男。隙間のない角ばった軍服に、整った銀髪と褐色肌が特徴。

 骨の髄まで軍人と言えそうな見た目とは裏腹に、非常に人当たりが良い。時々隊員に手料理を振る舞ったり、彼らの健康管理や人事評価なども全て自ら行うなど、管理者としても慕われている。


 そんな彼も『真城創伍の破片者』の一体であり、いずれ創伍と闘う運命を受け入れている。だが自ら創伍に打ち明けることで、人間への害意がないことを証明し、W.E総司令として受け入れられた。


 争いは好まず、常に平和的解決を図ろうとするが、それは臆病なのではなく内に秘めた能力を隠すためらしい。そんな彼の実力を知る者は、月詠乃 守凱だけと噂されている。



◆斬羽鴉


年齢:20歳

出身:大空界

身長:171cm

体重:74kg

性別:男

二つ名:闇を斬る死の鳥


趣味:射的、工作、カラスとのおしゃべり

好きなもの:強い相手との交戦

嫌いなもの:焼き鳥という言葉


武器:斬羽刀や斬羽扇といった手製のカラクリ武器

戦闘スタイル:銃やナイフを使った暗殺術。戦闘においては鳥のように舞い飛びながら、靴やコートなどのあらゆる所から隠し武器を繰り出して敵の死角や虚を突く。


 刑事の真坂部と舘上の暗殺を帯びて、突如創伍達の前に現れた謎の異品。斬羽鴉というコードネームを持ち、黒羽を纏ったコート、嘴を象った紫のヘルメット、ナイフ状の銀翼など、鳥を彷彿させつつもその正体はカラスの擬人化そのものである。

 コートや靴などの中には様々な武器が隠されており、全て彼の自作。特に一対二振りの斬羽刀は彼のお気に入りで、通常の壱ノ型の他に、二本を装着させ長刀へ変わる弐ノ型、二丁拳銃に変わる参ノ型、刀の先端をいしゆみの様に射出させる奥ノ型を搭載している。

 誰に対しても飄々と振る舞う性格だが、その内側には他者を殺すことを厭わない冷徹さも持つ。特に創伍に対しては恨みに近い感情を抱いており、創伍を殺すことは自分の運命を覆し、英雄に返り咲くための条件としている。何らかの因縁があるかは、今後明らかになっていくだろう……。



◆オボロ・カーズ


現代に生きるよう怪

【オボロ・カーズ】

 よう怪おぼろ車が、ライフスタイルを時代に合わせた姿。

 鉄くずを食べれば食べる程強くなる。今日も自分のボディに合う部品を求めて、人間社会の中をさまよう。


身長:348cm

体重:498kg

出身:機甲界


 『真城創伍の破片者(マシロズ・デブリ)』の一体。現界に出現した際は、フロントに「夜露死苦よろしく」と描かれた、黒と炎柄の四輪バギーに化けて斬羽鴉の脚となっていた。戦闘時に正体を現すと、タイヤの側面から両腕両足を生やし、髑髏頭に炎柄のバンダナとざんばら髪、サングラスを掛けた人型ロボットのように変形した妖怪・朧車を現代風にアレンジしたデザインとなっている。

 車にちなんで「カー!」を語尾にした独特な喋り方や、異様に高いテンションで踊り狂うなど、他の破片者とは一味も二味も違い、創伍自身も描いたことを受け入れたがらないほど。


 ボディがどんなにダメージを受けバラバラにされても磁石のように自己再生する不死能力を持ち、ヒバチ、つらら、乱狐の三人と渡り合う。それに驕ったことが災いし、創伍の勇者の剣ブレイブメン・ブレイド——『因果両断カルマ・バイセクション』により不死の法則を断ち切られ敗北。


 吸収された後、ノイズが走るだけの不可解な記憶の断片を回想させた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ