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ハーレムは目指さない!~異世界探訪記  作者: ウルカムイ
第一章 ようこそ異世界へ
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最初の獲物

ちまちま書いていきますよ。

 樹の下に降りると、赤イノシシが去っていった方向に歩き始めた。


「そういえば、土の加護ってなんだろうな?」

 視界にウィンドウが現れて、

  土の加護 中級魔法までの土系魔法の詠唱を補完

と表示された。

「初級というと?」

 初級  土つぶて 投擲できるサイズの石を生成させ特定の方向に飛ばすことができる

     ショベル 特定の地面を一定程度の分量を掘っていくことができる

     土壁  土壁を盛り上げることができる

     土脈  地面に足を置いているときに限り、体力やケガの回復が可能となる

     土人形 加護持ちのみ。手のひらサイズの人形を生成し、簡単な使役をすることができる。

「中級は?」

 中級  地震 地面を揺らすことができる。揺れ幅は魔力量に比例する。

     石槍 投擲できるサイズの石槍を生成させ特定の方向に飛ばすことができる

     石壁 石壁を生成することができる。魔力量に比例する。

     石人形 加護持ちのみ。身長ほどのサイズの人形を生成し、ある程度自律的行動ができる。


「石人形か…石人形!」

 あれ?何も起きないぞ…。

「立て!石人形!…魔法起動、石人形!…クリエイトストーンパペット!…中二臭いなぁ」

 どうあっても反応がない。

「魔法詠唱はどうするんだ?」

 ウィンドウが開くのを期待したが、反応がない。

「ええええ…」

 それからいくつかテレビなどでよくやるような仕草をいくつも試してみたが、うんともすんとも言わなかった。

「ポーズとかも関係ないのか…困ったなぁ…。ん?まてよ。土の加護、中級、石人形」

 疲労感を強く感じたが、何も起きなかった。

 ステータスを見ようと、手の平を見る。

  竹中清貴

   HP180(+420)/MP0(+290)

   適正 土/火

   スキル 異言語理解 土の加護 鑑定(VR表示) アイテムボックス

   固有スキル サターンの加護

 おろ、MPが300も減っている。

 魔法詠唱はかかっているけど、うまく発動できなかった、ということか。

 一応手順がわかったということで、別のものを試してみる。

「たぶん、一番少ないよね。土の加護、初級、土つぶて」

 少しだけ疲れた感じがする。

 同じようにステータスを呼び出す。

  竹中清貴

   HP180(+420)/MP0(+285)

   適正 土/火

   スキル 異言語理解 土の加護 鑑定(VR表示) アイテムボックス

   固有スキル サターンの加護

「おお、石つぶては5ポイントか。でも、出なかったなぁ」

 ちょっと焦ってきた。このまま何も起きないのであれば、身を守る術は素手ということになるのか。

 仕方ない、魔法は捨てて素手で勝負だな。


 体感的に30分も歩いてきただろうか。少し開けたところに出ることができた。

 太陽は…どうやらひとつのようだ。

 月は。。。見えないな。

 地面を見渡すと開けたそこに、まんじゅう盛り土、丸く盛り上げた土の山があった。


「登ったら、少し見渡せるかな」

 山になったところに足をかけたところ、むにゅっと柔く感じたので、足をひっこめた。

 山がむくむくと動き出し、向こう側から巨大なイノシシの牙が現れた。

 じっと見つめていると、

  大イノシシ

   HP820/MP88

   適正 物理 水/火

 さらにじっと見つめていると、

   STR 190

   DEX  75

   INT  38

   LUK  55

   ATK 320

   DEF 220

   MPR  55


あれ?強い?

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