第二十七話「解決?」
町長の家から出ると日暮れ近くになっていた。
知りたい情報は文字通りこの手の中にあるので、宿に戻る。
この球はマキビさんとの通信装置なのだが、通信機能のほかに手にした側の考えを向こうのマキビさんに読まれる副作用がある。この副作用を利用して、知られたくない情報を知らずに盗み取った訳。アイテムの隠し場所までとはいかないが、どうしてフレイアを裏切ったのか解るはずだ。
元はと言えば町長が裏切らなければこんな事にはならなかったのに、こっちはとばっちりなんだから迷惑この上ない。
だけど疑問がある。
フレイアの証言では「財政難で金に困ったから襲った」て言ったけど、見る限り町は今の所財政難とはとても思えない。大通りには店が並んで店員の顔も品ぞろえも悪くない。住民は楽しそうだし子供たちも笑いながら広場で遊んでいた。平和そのものって感じだ。
まだ町に反映していない?
いや。今まで町を守った守護竜の恩を仇で返す真似をするんだ。葛藤が無い訳では無い。それを実行するか考えている間にはこの町は寂れている筈だ。
という事は町長が横領している?
多分それはない。机に山盛りの紙が置いてあってやりかけだった。住民だって普通に生活をしているから真面目に仕事をしているのは実証できる。
まあ、どっちにしろあのドラ娘が悪いのか町長が悪いのかはこの緑の球でハッキリするだろう。
う~ん。考え過ぎて腹も減ったし、宿でゆっくりしよう。
どうせなら屋台めぐりするか。
保存用の干し肉は残っていたけど、違うものが食いたい気分だ。保存に適した食料ばっかの旅では飽きる程食わされそうだし、美味そうな名物料理があるかもしれない。それにフレイアに何か買っていかないと文句言われそうだ。
野宿では四六時中警戒しながら食うのも疲れるから、ゆっくり腰を落ち着かせて食いたいし。
「じゃあ、露店を見ながら宿に戻りましょうか」
「は~い」
そうして、気になった露店に立ち寄っては食糧を調達していった。
少し歩いていると、透明な液体を売っている女性がいた。
たぶん水だと思う。水を商売に出しているって聞いたから、これがそうだと思う。
ちょっと気になって近付いてみた。
「いらっしゃいませ。竜の涙池の水はいかがですか?」
「飲むと何かいい効果があるのですか?」
「この水には普通の水よりバランスよく多くのマナを含んでいます。美容に飲む人もいれば、病気などの身体の治癒に飲む人もいるんですよ」
けっこう有名なものらしい。
バランスよくマナを摂取しなければそうゆう効果もあるんだな。
「さらに、酒や薬の材料としてもたまに使われます」
「へえー。じゃあ、2本もらいましょうか」
「ありがとうございまーす。」
そうしてお金を払って、商品を受け取った。
「つかぬ事を聞きますけど、この依頼の暗号に当てはまる場所に心当たりありませんか?」
「はぁ・・・貴方もですか。ギルドの人にも何度も聞かれましたけど、それらしい場所は分かりません」
「そうですか。すみませんでした」
ゲームでは町の人からの情報がヒントになる場合もある。民家に上がって引き出しは開けられないけど、周りの人間から情報くらいは聞ける。
どうせあの町長からの記憶なんかじゃ、なぞなぞのヒントにすらなっていないだろう。
現に今だって宝物庫の場所の特定していなかったみたいだし。
水売りなら何か知ってるのかと思ったが、アテが外れたか。
「そういえば、この町は竜が守っていると聞いたのですが。ここにはいないのですか?」
「さあ?前に亡くなってしまったと聞いていますが、娘に後を継がせたと聞いています。でも、何処かへ行ってしまったんですかね」
ん?
フレイアの話では町の住民に攻撃されたって言ってたぞ?何なんだ?
「早く戻ってきて欲しいものですね」
何で他人行儀なんだ?
当事者のはずなのに彼女はフレイアに起きたことが全く解っていない?嘘をついているのか?
でも嘘をつく理由がわからない。だが、下手に追及して、夜襲を仕掛けてもらっても困る。
変に思われない様に、雑談を交えてから退散しよう。
「そうですか。でもこの仕事大変ではないですか?」
「なぜです?」
「僕たちは一度、涙池に立ち寄ったのですが結構距離があるでしょう?ここまで水を運ぶのは大変なんじゃないんですか?」
涙池からこの町まで結構距離がある。見るからに普通の女の子。馬車で来ているにしても毎回大変なんだなぁ、と思ったので聞いてみた。
「ああ、この水は中央広場の噴水から汲んだものですよ」
「え・・・?」
「あの噴水は涙池から直接引いていて、守護竜の秘宝で造ったとこの街の伝承にあります。美味しいですよ?町の人たちも料理に使ったりするほどですから」
あ、そうなんだ。
そして、露店めぐりを再開させた。
◇
――――休竜の宿――――
この町で結構有名な宿。
木製の二階建て、ロビーも酒場として利用する事もあり広く、個々の部屋のベットと机や椅子があるなど内装も中々。
一人一泊、大銀貨5枚の5,000ナルク。
ギルドに登録すれば割引になるんだろうが、俺が他国でギルド登録した、なんて知られたら俺が領主になった時に自分の首を絞めることになりかねん。
話を戻して、宿には酒場が設けてあるので宿以外でも利用する客が多い。
テーブル席とカウンター席もあるので結構大きいロビーになっている。
他の冒険者も泊まる御用達の宿だ。
その酒場で飯を食べる予定だが、先にフレイアに食べ物を渡してくるか。そろそろ限界だろうから。
階段を上がり、部屋のドアを叩いて部屋に入った。
「ただいま戻りました」
「おッそ~い!お腹すいた~」
部屋に入ると早速来た。
押し込めて申し訳ないと思っているが、狙われているんだから仕方ない。
それを考慮に入れて、大目に買っておいた。
「こら!レイクード様になんて口聞くの!」
「ぴきゃっ!」
可愛い声出しちゃって。
そうして、買って来たものを床に並べて食事を床で取った。
部屋はベッドが人数分あるがテーブルやクローゼットは無い。
これで一人分5,000ナルク。
前世の金銭感覚で考えると、ベットだけの一人部屋で5,000ナルクはぼったくり過ぎであろうと思うだろうが、そこは自分の世界の価値観。昔は結構これで良い方なのだろう。しかもこの宿はギルド加盟店なんだから値段に関して不正は無い。部屋を見る限りでも、綺麗に掃除されているのでこの値段が普通なのだ。
前世ではどんな小さなカプセルホテルでもテーブルくらいは在ったのにな。
あ、そうだ。忘れないうちに聞いておくか。
「そういえば。町の人たちに話を聞いたんですけど、住民たちはこの事に関与しているとは思えない口ぶりだったのですが、本当に住民たちが襲ったのですか?」
水売りの女性の話が気になったので聞いてみる。
他に店やロビーの受付けの話も一応聞いたが、同じような感じだったから余計に気になった。
食事中の会話の種にと、話を切り出した。
「なによ!あたしを疑うの?」
「疑う、というより最初っからどっちも信じていませんよ。いきなり相手をそう簡単たんに信じられませんから」
「ふん!」
そっぷ向いて買って来た食べ物にがっつく。
率直に言い過ぎたかな?
「ホントよ・・・この町の服装だったもの」
「そうですか」
やっぱり気のせいか。
これ以上彼女を追い込む訳にはいかないから、この話はこれでおしまいだ。
だが、これまで暗号に関しての情報は無かったな。
「それより、教会に行ってみたの?」
「行ってみました。でもあそこには無いかもしれません」
ギルドを出て町長の家に行く前に、一度フレイアが住んで場所に行ってみた。場所はギルド支店の目の前。噴水を超えた先の教会だ。
そこは木と石作りの建物で相当年月が経っているような感じだった。
灯台下暗し、ではないとも思ったがとりあえず行ってみた。
だが、多くの冒険者や依頼を受けたギルドの人たちでいっぱいだったので調べず諦めた。
あれだけの人数で探しても見つからないから、多分あそこでは無い。
「あ、そう。打つ手なしね」
「そうですね。全く無い訳でも無いけど・・・・・・・」
喉が渇いたので、買った水を少し飲んだ。
「こ・・・これは!!」
うまい!!
飲んだ瞬間に透き通る感じで、向こう(前世)の天然水と比べものにならない。
何でこんなに美味いのだ?
源流では顔を洗ったのに、さらに源流近くの川にも飛び込んだ時だって、何とも感じなかった。
飲んでいなかった?
いや、ちょっとは口に入るはずだ。この水の源流であれば、何か感じたはずなのに。では、あの噴水に何か・・・・・あ!!・・・・・噴水は湖に直結しているって言ってたな。
俺は暗号と考えを統合させてみる。
竜の涙が溜まる場所・・・・・あれは池では無くて、噴水・・・・その場所の竜を目覚めさせよ・・・・・あの石像をどうにかしろって事じゃ・・・そうすれば、道が開かれる、と。
でもそれくらいなら、すぐに分かる事なんじゃ・・・・・あ!それで彼女を必要としているんだ。宝物庫だから、彼女しか入れないセキュリティーか何か掛けられている、と。
「・・・・・・・・・・・」
「レイクード様?」
「主様どうかなさいましたか?」
「ちょっと試したいことがあるから夜中に行動しようか」
「ええ~~~眠いわよ」
「そうならないために早く寝るんでしょ」
「今は眠くないわよ」
ああ!!こいつもめんどくせぇっ!!
夜中行動しなきゃ町やらギルドの奴らが横取りしそうだし、面倒なことになりそうなんだから仕方ないでしょうがよぉ。
すると、レンヤがフレイアの後ろに立つ。
(ドゴッ!!)「ぴっ!―――――(トサッ!)」
「れ・・・レンヤ・・・・」
「これでよろしいでしょう」
「そうだね・・・ハハハ・・・・」
躊躇なく殴って気絶させた。レンやを怒らせないようにしよう・・・・・。
◇
・・・・・夜中、住民たちが寝静まったころ。
俺たちは、広場がゴーストタウンみたいになった状態の時に、広場に来た。日がある時には冒険者や住民たちであんなに賑わっていたのに、今では信じられないくらいの静けさだ。
「ホントにこの噴水が関係しているんですか?」
「多分だけどね。確信はありません」
今はこれにかけるしかない。情報はこれ以上は無さそうだから。
この噴水は二段構造になっている。
一段には水が張っていて、その上の二段には花が咲いていて四方に下に水が流れる小さな溝がある造りになっている。そしてその中心に柱のような台に、ドラゴンの石像がある。
俺はその像の下に立っている。
竜の涙が溜まる場所。そして、これがその竜だとする。この石像をどうするんだ?目覚めさせる・・・・・・水をぶっかけろってのか?
この水は秘宝の影響か普通の池よりもマナが多い。この水が関係していると考えられる。
で、目覚めには水をかける、と考えた。
それを、みんなに聞かせた。
「単純ね」
「一番合ってると思います」
「ま、推測だから正解かはやってみないと」
とりあえず魔術で、噴水の水を集めて大きな水の玉をつくり、石像の頭から思いっきりぶっかけた。
石像はずぶぬれになったが・・・・・・。
「・・・・・・・・・」
「・・・・・・・・何も起きないわね」
そう簡単にはいかないか。今も謎が解けていないしな。
やはり、間違いか。
「主様!これを見てください!」
っと、何か見つけたか。
石像の周りを見ていたチェーニが声を上げたので、行ってみる。
そこには土台に文字の様な模様が光っていた。
恐らく、水のマナに反応して光るようにしていたんだろう。アニメの炙り出しとか水透かしとか。
でもこれは普通の文字なのか?本で見た遺跡などによく見られる古代語でもなさそうなんだけど。
「何て書いてあるんでしょうかね」
「ん~~~~~」
俺には読めなかった。
俺が頭をぼりぼりと掻いていると、フレイアが横に立ち真剣に言い始めた。
「***、#***#。・###*」
読めるのか、と言いかけた時だった。
一段目の水が俺たちがいる二段目をすっぽりと包み込んで、激しく光り始めた。
その水が引いたと思ったら、広場とは全く違う場所にいた。
「・・・・一応正解、みたいだね」
「やりましたね。レド様」
狭い空間の丁度真ん中の円柱の上に俺たちは立っていた。周りには竜やら人やらよく分からん壁画があって、床には宝箱からあふれた金銀財宝の数々が沢山ある。
間違いなく宝物庫だ。
「よし!ところでさっきのあれは一体なんだったんですか?」
「あれはドラゴンにしか読めない文字よ」
そうか、これが彼女を狙っている理由か。ドラゴンしか読めないから事実上彼女しか読めない。
余計なことしたな。町長さん。
さてお目当ての品は・・・・・・・あれかな。
祭壇のような台には綺麗な虹色の水晶が置いてある。恐らくこれだろう。
ともあれ、これで目的達成だ。
「じゃあ、ぼくたちはここで待ってるから取って来て下さい」
下手な仕掛けがあるかもしれないと思いからフレイアに取らせよう。噴水にあんな大胆な仕掛けがしてあったんだ、宝物庫自体にも仕掛けがしている可能性は十分にある。
フレイアは変身して円柱から飛び立ち祭壇に降り立った。
彼女が何か手に取った瞬間、手にあったアイテムがまばゆい光を発した。その光が弱まるとさっきと同じようにフレイアは立っていた。
身体には少し光が残っていたが、数秒で光が消えた。
展開的にはこの時点で変身できるはずだけど、どうなんだ?
「どうですか?」
「力は受け継いだわ」
何よりだ。
じゃあ、ちょっと失礼して。
「では、ちょっと拝借しましょうか」
重力魔術で床に降りて周りのお宝をバックに詰め始めた。
「ちょっと何してんのよ!!」
「ん?見てわかりませんか?」
「あんたも結局金目当てだったのねっ!!」
「勘違いしないでください。これはあなたの食費代ですよ?」
彼女はとにかく食べる。
露店から買ったモノから宿の夕食、念のために明日の朝、昼食のために買った食べ物まで一気にかっ食いやがった。それでいて足りないなんて言いやがる。宿の主人に食事を作ってもらったのだが、自分たちも食ったとは言え在庫がギリギリまでになってしまった。
その所為で明日の朝食は無しになっちまった。
謝礼金を支払ったから事を無しにしてもらったけど無駄な出費。これでは森に着くまで財布が破産しちまうのは目に見えて確実だ。
だから俺は食費の分なら取っても構わないだろうと思った訳。彼女も「それなら」と、納得した。
赤い宝石の付いた指輪に、色付きの宝石のたくさん付いたネックレスにティアラと、とにかく売って高そうな宝を選んでバックに入れた。
これで十分かな?だが、どうやって戻るんだ?
「ここは出口が無いみたいですがどうしますか?」
「###、*###*。***#」
「え?ちょ、またいきなり―――――」
また、唐突に言い始めて俺たちは光に包まれた。
▼ ▼ ▼ ▼ ▼ ▼ ▼ ▼ ▼ ▼ ▼ ▼
レドたちが目を開けるとさっきと同じ位置で噴水の二段目に居た。
「・・・・・・・何ですか?・・・・・・これは?・・・・・」
今は夜中だが、かがり火を焚いて、広場全体を照らしている。
彼らがいる噴水の周りを兵士、依頼を受けたであろうギルドの人、町の住民までが円を描く様に囲んでいる。
「ほう、お前が謎を解いたのか」
「ええ。で?これは何ですか?報酬がもらえる状況ではなさそうですけど?」
レドは皮肉を込めて聞いた。
皆、武器をこっちに向けて、睨んでいる。とても報酬をもらえる状況ではなかった。
その、剣幕にマリーは近くにいたレンヤに隠れる様にしがみ付く。
「あんた達!どうあってもあたしを利用する気ね!」
「大人しくしていてくださいフレイア様。私たちにはどうしても金が必要なのです」
「!!」
彼女は深く俯き、おもむろに口を開いた。
「お母さまが守ったのに・・・今まで信じていたのに・・・・モウ!ユルサナイ!!」
彼女が大きくなっていく。
身体からうろこが現れ、大きくなっていく体にまとわりついていった。背中からコウモリのような羽と尻尾まで生えてきた。前回の変身した姿より数十倍大きくなっていく。
正真正銘のドラゴンに変身していくようだ。
住民たちやギルドは、そうはさせまいと弓矢やボウガンなどの武器や、魔術で攻撃する。
が、全く効いていない。エンシェントドラゴンは普通のドラゴンでもこの世界の武器では簡単に倒すことは出来ない。伝説級の武器以外は、全く効果と言われている。
そこで住民たちは唯一の弱点である変身中に倒そうと考えた。大砲はこの町には配備されていないが、弱点を集中攻撃すれば倒せると思っていた。
しかし、それは間違いで、町長がこれじゃあ意味がないと説得しているのが見えるが一向に止める気配がない。
住民たちも、ヤケクソで攻撃していた。
「(無駄な事はしないで下さいよ。こっちに火の粉が来てるじゃないですか・・・・・)」
作戦も考えていない適当な攻撃はレド一行にも飛び火していた。
流れ弾を防御魔術で防ぎながら「もうやってらんない」とゆう顔で、噴水から脱出した。
そしてフレイアは、うろこは次第にドラゴンの頭を形成し、目が光る。
変身が完了した。
「ミナゴロシニシテヤルゥーーー!!」
そうして、口を大きく開け、大きな炎の玉が現れた。
火の玉はファイアーボールなどとはケタ違いに大きく、太陽のよに明るかった。
人々はそれを見ると皆、悲鳴を上げて、逃げ惑った。
中には腰が抜けその場に座り込んでしまう者から、神に祈るようなしぐさの者がいた。
「食ライナサイ!【ドラゴンブレ」
「やめなさい!グラビトンナックオォォーッ!!」
ドカッ!「ブッ!」
レドがフレイアの顔面を殴った。
その衝撃でフレイアが放とうとした【ドラゴンブレス】はどこかに飛んでいった。
それを見て町の住民は驚愕した。自分の身長の数十倍以上あるドラゴンを殴るのは力が強い獣人くらいしかいなかった。だが人間の、しかも子供の身でありながら、あんなにも高く跳び、大きなドラゴンを殴るなんてありえなかった。
「痛ってぇー!!」
当の殴った本人も少しダメージがあったようで、住民たちは少し緊張がほぐれた。
「ナニスルノ!!」
「彼らにも言い分を聞いてください!責任の一端はあなたにもあるんですよ・・・・・あー、痛って」
レドはマキビとの通信装置の副作用を利用して、町長からこの騒ぎの一部始終を理解していた。
それを話して何とか事を収めようとしていた。
「ドンナ理由デモオ母様ヲ裏切っタノニワ変ワリ無イワ!!」
「でも、話し合ってもいいじゃあいですか。確かにいきなり襲うのはどうかと思いますけど・・・・。でも、だからって殺しはダメです」
「ソンナ知ラナイワ!」
「俺たちだってやられる訳にはいかねぇ!徹底抗戦だ!」
「(ビツッ!)・・・・・・・」
「?」「ナニ?」
それは住民たちもフレイアさえにも聞こえた。
「関係も無いのに散々苦労させた挙句に、戦いを止めようとした俺の言葉を聞こうとしないのかぁ?・・・・覚悟はできてるよな!!このクソがああぁぁーーーーー!!!」
そして、レドはフレイアに向かって飛び上がった。
その後、住民や成竜のエンシェントドラゴンは、人間の少年とは思えないほどの逆鱗を見る羽目になった。
フレイアはレドの猛攻を受け、成竜の姿のまましゃがみガードの態勢に。人々はさっき以上に混乱しパニくって動けなくなり、その様子を見ないようにした。
見なかったとしてもフレイアの泣くような悲鳴や痛々しい音だけは防ぐことができなかった。
空いた時間に投稿していきたいと思います。
投稿周期は一週間ですが、それ以上になる場合もありますので気長にお待ちください。
次回もよろしくお願いします。




