君の隣に
たくさん泣いてもいいよ
でもそんなに泣かなくていいよ
君はとても、素敵な人だから
少し口が悪いし
一人が好きだから構うなと言うし
いつも怒ったような顔を僕に向けるけど
本当は君が心優しい事も
寂しがりで僕を待っている事も
時たま嬉しそうに笑う事も
ちゃんと知っているから
だからたくさん泣いてもいいよ
でもそんなに泣かなくていいよ
君はとても、愛すべき人だから
あなたに何ができるのって君が聞く
真っ赤な目をして
期待するように僕を見上げて
そうだな、何ができるかな
多分他の人ができる以上の事はできなくて
多分砂粒くらいの事しかできないだろうけど
とりあえずは泣いている君の
隣に寄り添っているのは、どうかな