第６１話 女の子は好きな人に少なからず押し倒されたいという願望があるらしい。
「あんた」
「私だけが来てるわけじゃないよ。皆が来てる、集を助けるために」
そこには雷のランカーであるハリスがライカの目の前に立っていた。
「はいはい、いくら救援が来ても無駄無駄。あたしを倒すなら
後十人くらい呼んできなさい」
「は！二人で十分よ、バースト」
ハルスがバーストを唱えると空が割れ落雷が落ち
魔力がさらに膨れ上がった。
「んじゃいっちゃうよ！！」
ハルスは指から何発も連続でマシンガンのように雷の弾丸を
放つとリアスはホールは使わずに異空間へ入ってそれらをかわした。
「むぅ！結構チートな魔法ね」
『それが闇魔法。あんた達の魔法と同じにしないで頂戴！！！』
ハルスの死角から空間が少し開くとそこからナイフを持った
リアスの手が出てきてハルスに刺そうとするが別の方向から
雷の弾丸が撃たれてナイフだけが飛ばされてしまった。
「今は二対一なの忘れた？」
『ちっ！こざかしい娘ね！！！』
リアスはもう一度異空間に姿と気配をすべて消した。
「ありゃりゃ。これはどうするかしら？」
「待って、今考えてる」
ライカは先程のリアスの行動について頭の中で思い出しながら考えていた。
｛あいつの魔法はホールで魔法はすべて跳ね返す……なら何故さっき
あいつは小さな雷の弾丸をホールを使わなかった…威力が小さいから？
それとも他に理由が…試す価値はある｝
「ねえ、ハルス」
「何かしら？」
ライカはハルスにしか聞こえないように耳打ちすると
ハルスは怪しい笑みを浮かべた。
「良いのかしら？」
「勿論。存分にやりなさい」
「ふふ、だったら」
その頃、異空間でチャンスを待っているリアスはいきなりの
凄まじい落雷に一瞬ホールが解けそうになってしまった。
「な、何！？何をし始めた！？」
「うらうらうら！！最近ストレスが溜まりに溜まってるのよ！！
ヤガミはさっさと王女様とセッ●スすれば良いのにそれをあいつは
綺麗なまま結婚したいからとか言って！！！ばっかじゃないの！？
女はね！！男に押し倒されたいのよ！！っこの馬鹿ガミがーーーー！！！！」
｛こ、ここまで溜まってたとわね｝
ライカがさっきハルスに言ったことはどこでも良いから好きな所に
落雷をバンバン落とせということだったのだが予想以上の激しさに
ライカ自身驚いていた。
「あーーーもう！！！見ててイライラするのよ！！！さっさと
結婚でも婚約でも決めて王女様をアンアン鳴かせなさいよ！！！！
うらぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ！！！！！！！」
この時間で最大の威力の落雷が落とされると空間に穴があき
リアスが放り出されてしまった。
「きゃ！」
「うらぁぁぁぁぁ！！！見つけたぞぉぉぉぉぉぉぉ！！！！
大雨の様に降りそそげぇぇぇぇぇぇぇぇぇ！！！！」
「くそ！ホール！！」
リアスは上から雨が降るように落ちてくる落雷を跳ね返そうと
ホールを開くがそれが間違いだった。
連続で落ちてくる落雷を全て吸収できずに最初に一発だけ
吸収した後はモロに全てが直撃した。
「あ”ぁ”ぁ”ぁ”ぁ”ぁ”ぁ”ぁ”ぁ”ぁ”ぁ”！！！！！」
「やりぃ！」
「やっぱり、あいつの闇魔法は単発の攻撃には強いけど
連続の攻撃には意味がないのね」
「こんのクソガキどもがぁぁぁぁぁぁぁぁぁ！！！！」
「そろそろ終わりにするわよ！！」
「ラジャー！！！」
２人はそれぞれ右腕と左腕に落雷を大量に落とし
巨大な雷神の雷腕を生成すると二人同時に構えた。
「死ねぇぇぇぇぇぇぇぇ！！！」
ハルスの一発だけを吸収したホールに自分の魔力も
混ぜて強化させた一撃をホールから二人に放った。
「「うらぁぁぁぁぁぁ！！！ダブルメガトンパーーーーーンチ！！！！！」」
余りに中二病臭い技名を叫びながら二人はリアスが放った
一撃を己の物にしながらリアス目がけて撃ちこんだ。
「そんなバカなぁぁぁ！！！！このわたじがぁぁぁぁぁ！！！！」
リアスは二人の攻撃に包みこまれ一片の塵も残さず消滅した。
「「いえぇぇぇぇぇぇぇぇい！！！！」」
２人は満面の笑みでハイタッチをかわした。
こんばんわ～如何でしたか？感想お待ちしております！！
タイトルがおかしいですがまあ、勘弁してください。
あ、後自分は女の方がこう思っているとは思っておりません。
あくまで台詞で言っている事をタイトルにしただけですので
