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第59話 レイvsメルコ、そして浮かぶ謎

「ん~、ここで良いんだよな?」

レイは先程長い通路を通り抜け広く、一つの塔がある部屋に出たのは良いが

さっきから数分待っていても誰の気配もなく時間ばかりが過ぎていた。

「何で誰もいないんだよ!!これじゃあ俺だけボッチじゃん!!」

「がぁぁぁぁぁぁ~」

「は?なんだこの音」

レイが叫んでいるとどこからか大きないびきが聞こえてきたので

レイはあたりをキョロキョロと見回すと目の前に立っている少し高めの

塔の頂上付近に誰かが爆睡していた。

「……さっさと起きろやこの野郎!!!」

「おわっ!」

レイはチェーンを生成するとその先に大量に鎖を

球状に絡ませると大きな球状の物ができ、それを

バッターの様に振りかぶって塔にぶつけると頂上で寝ていた

男性がその振動で驚いて落ちてきた。



「痛タタタタタタ。たっく、誰だよせっかく気持ちよく寝てたのによ~」

「何が気持ちよく寝てただ!!こっちはもう何分も前から来てんだよ!!」

「知ったこっちゃねえよ。俺、戦うのめんどいし…と言ってる

場合じゃなかったんだよな今日は」

すると男性はぼさぼさの髪の毛のワシャワシャとかき回すと

さらにボサボサになったのだが気にも留めずにそのまま話し始めた。

「俺は幹部の一人で第2位のメルコだ、よろしくな」

「へ~第二位か。だったらこの魔界で二番目に強いんだよな?」

「まあ、そうなるな」

「上等だ!!ぶっ潰してやる!!」

レイは先程使った先端が巨大な玉になっているチェーンを

振り上げるとメルコを押しつぶすようにぶつけると地面が

大きくめり込んだ。



「なんだ?こんなもんかよ」

「まあ、そう焦りなさんな。よっと!」

潰された男性は全く傷もなく逆に片手で巨大な

玉を支えていた。

{マジかよ。結構強めにいったんだがな。傷無しとは}

「さあ、どんどん行くぜ!!」

レイはさらにもう一つ同じものを作ると連続で

メルコに叩き続けた。

「おらおらおらおら!!」

メルコは徐々に地面にめり込んでいき地面は

大きくめり込み続けた。

「おら!もう一ちょ!!」

「邪魔」

レイが最後に二つ同時にメルコにぶつけようとするが

メルコはそれを一撃で玉の部分だけを殴るだけで粉砕した。

「うげぇ!」

「今度はこっちから行かせてもらうぞ」

メルコは空高く飛びあがるとレイに向かって踵落としを

ぶつけようとするがレイはそれを横に動いてかわすとそのまま

メルコの踵は地面に直撃し大きな穴をあけた。

「うげぇ!マジかよ!!……ていうかこの地面土じゃねえ!!」

レイはかわしたときに地面に手を触れさせていたがその時に

ひんやりとした感じが伝わっていた。

「まあな。この部屋は全部が鉄で出来てる。この塔も、

壁も床も全部が鉄だ。しかもめちゃくちゃ固いぜ。お前の攻撃でも

くぼます事しか出来なかったろ?」




そう言われたレイは先程メルコがいた場所に目をやると

確かに凹んでいるだけでメルコの様に大きな穴は開いていなかった。

{ちょっと待て。じゃあ、あいつの攻撃は鉄みたいな

めちゃくちゃ固いもんですら一発で大穴をあけるほど重いって言いたいのかよ!!}

「行くぜ」

「くそ!!」

メルコは魔力を足に流し込み高速で移動しながら

レイに向かって殴りかかるがレイも足に魔力を流し込んで

脚力を強化し高速で移動しながらかわしていった。

「そらそら!!さっきまでの威勢はどうしたんだ!?」

「う、うっせぇ!!」

{さっきから見ててもやっぱりあいつの攻撃重いんだな。

固いのに穴がいくつも開いてやがる……でも、移動速度は

そんなに速くないんだな。多分足に魔力流してんだろうけど}

「闘いの最中に考え事はよくないな!!」

「作戦会議だよ!!この野郎」

レイは拳にチェーンを何重にも巻きメルコに向かって

殴りかかるがメルコはそれを避けようともせずそのまま顎に喰らった。


「どうだ!!」

「……柔らかいな。お前の攻撃」

「な!」

顎に直撃したにもかかわらずメルコはケロッとしていた。

「パンチはこう撃つんだよ!!」

「がはぁ!」

メルコは隙だらけのレイの腹部に一発入れると

レイは口から血をはいてふっ飛んでいった。




その頃、一足先に勝負を終えているゆえは

先に一人で進んでいるとある部屋で止まっていた。

そこは書庫のような場所で大量の書類が置いてあった。

「この書類はかなり古いな。他にもかなりあるな」

書類はかなりの束になっておりその数は多く本棚が

何個もその部屋に並んでいた。

「ふむ、これは30年前の戦争についての書類か……ん?」

ゆえは30年前に起きた人間と魔族の戦争についての

書類を読んでいると一つ気になる物があった。

徐々に読み明かしていくとそこには一人の

人物の情報が記されていた。

{ちょっと待て、もしもこの書類に書いてある事が

真実だとしたら集と私は!!いや、そんな事はないはずだ!!

だが……一体どうなっているんだ}

「私は………この世界の住人なのか」

こんばんわ!!ケンです!!如何でしたか!?

感想もお待ちしております!!

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