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第57話  植物に愛を

「はあ、はあ、ここは」

フォレスが辿り着いたのは巨大な植物園のような場所で

様々な植物が植えられていた。

「は~い、植物ガール」

「…貴方…幹部?」

「そ、私は闇の幹部の6位のリアス・スプレンティッド。よろしくね~」

「ふん!!」

リアスが自己紹介している最中にフォレスは最後まで聞かずに

地面に手を置くと植物のツタを呼び出しリアスに襲わせた。

「人の話は最後まで聞きなさい」

リアスは落ち着いた様子で指をパチンと鳴らすと地面から

大きな口がついた植物が出てきてツタを全て噛みちぎった。

「貴方…自然…魔法」

「いいえ、違うわ。私のは闇の力で大幅に

エネルギーを増幅させたモンスター。皆は

私の力を闇の植怪物ダークプラントモンスターって呼んでるわね。

ま、良いわ。貴方もこの子たちの餌になりなさい」

リアスはさらに数を増やしてフォレスを襲わせるが

フォレスも地面から先端が鋭利な植物を呼び出し

全て貫くと辺りに理解しがたい悲鳴が響き渡った。

『uudhjdhjduidbbdbucucubcdybyb!!!!!』

「む、死んじゃった」

「貴方……植物…愛着…無い?」

「は?何言ってるの!?こんな植物なんか所詮は

私の道具でしかないわよ!!こんな奴らに愛着なんか持つ必要はない!!」

そういうとリアスは闇を地面に流し込み植物兵士(プラントソルジャー)

大量に生成させるとフォレスに向かわせた。

「……」

フォレスは太いツタを自分を押し上げるように

生成し兵士たちを超えると直接リアスに向かっていった。

「はは!!私に生身で向かおうっての!?甘いのよ!!」

リアスは殺傷能力のある種を撃ちだすひまわりの様な

植物を生やすとフォレスに向かって撃ちまくった。

「これをかわせるかしら!?植物ガール!!」

「……ごめんね」

フォレスは悲しそうにそう呟くと種が全て振り落された。

「何!?」

「貴方は許さない!!植物にだって命はある!!

人間は植物がいないと生きていけない!!植物を

道具のように使う貴方を私は許さない!!!!」

フォレスの手には鞭が握られておりそれで全ての

弾丸を叩き落としたようだった。

{あれだけの弾丸を鞭一本で叩き落とすとはね……

少し本気で行こうかしら}

「は!!久々に楽しめそうね!!」







「はあ、はあ、はあ」

「何こんなものなの?ファイヤーガール」

アルロイの目の前には膝をつき

肩で息をしているゆえの姿があった。

ゆえの皮膚には何か所かやけどの水ぶくれができていた。

{奴はマグマを小さく目に見えなくなるまで分解して

私を攻撃してきている}

「ま、良いや。あんたを殺せば階級が

上がるみたいだし、とっとと殺しますか。

全てを溶かしつくせ!!」

アルロイがそういうとマグマの湖にあったマグマが

アルロイに集まりだし彼女を包み徐々にその形を変えていき

最終的にマグマの巨人が生まれた。

その光景にゆえは絶句するしかなかった。

「な、なんだこれは」

「これは貴方達で言うバーストの様なものよ」

マグマの巨人の胸の部分にアルロイの顔が浮き上がってきた。

「で、でかい。くそ!!」

ゆえは体から炎を噴き出し始めた。

「あはははははは!!!無駄無駄!!溶けちゃいな!!!」

アルロイはマグマ出来ている大きな手を

ゆえに向けて振り上げた。

「くそ!!」

ゆえは炎の翼を生やし機動力をあげて

その大きな手をかわすがマグマの手は地面にあたると

辺りに弾け飛び、ゆえの足にかかった。

「ぐあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!」

「ひゃはははははははは!!!もう一ちょ!!!」

ゆえがあまりの熱さに足を押えてのたうちまわっている所に

さらにマグマで作った球体を何個もぶつけた。

「あぁぁぁぁぁぁぁぁ」

マグマはゆえを包み込みその存在を溶かした。

「ひゃはははははははは!!!死んだ死んだ!!

私はマグマと一心同体!!胸に顔を壊さない限り

私を倒す事は出来ない!!!!これで私の階級も」

「これで私の階級も上がったというつもりか?」

「な、何!?」

後ろから声が聞こえたので振り向いた瞬間、

マグマの腕が切断され地面に落ちた。

「うぐおぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!」

「ありがとう、ペチャクチャ貴様の

能力や弱点を教えてくれて」

「な、何故だ!!なぜ貴様は生きている!!

あの時死んだんじゃ!!!!」

「そうだな、私ではなく炎の分身がな。ほら、こんな風に」



ゆえは全身から炎を吹かせると後ろからもう一人のゆえが現れ

別のゆえが刀で斬り伏せるが炎となり消滅した。

「あ、あの時に炎を全身から噴き出したのはその為か!!」

「ああ、そうだ。バースト」

ゆえがそう静かに呟くとさらに炎が激しく吹き出し

肘や足の裏、そして真っ赤な髪の毛先からも炎が吹き出し

炎人となった。

「私は向こうでは灼熱の女と呼ばれているんだ」

「ふざけるなぁぁぁぁぁぁぁ!!!!うおぉぉぉぉぉぉ!!!」

アルロイは叫びだすとマグマがさらに吸収されていき

それに比例し体の大きさも大きくなっていった。

「凄い魔力の量だな」

「そうだ!!お前みたいな小娘に負ける私ではない!!」

「だが、それは制限している状態の私と比べてだ」

「何!?」

「教えておいてやろう。私は昔から魔力が莫大にあってな、

何もしていないのに人々は私の魔力の重みに耐えきれずに

バッタバッタと倒れていったんだ。だから、理事長がこの制限

腕輪をくれたんだ」

「お、お前!!それは一つ着けるだけでも大の大人が

気を失うほどの量の魔力を抑えるんだぞ!!それを

4個もつけてるなんてお前は化けものだ!!!」

それを聞いたゆえは一瞬、苦い顔をしたが

すぐにいつもの凛々しい顔に戻った。

「構わん。集が私を嫌わないのであれば貴様らが

どれだけ化け物と罵ろうと構わん!!

ファーストリリース!!!!」

ゆえがそう叫ぶと手首につけていた腕輪が

外れ地面に落ちた瞬間に凄まじい魔力と

炎がゆえから噴出された。



「な、なんなんだその魔力の量は!!

マスターハデスと同じくらいじゃないか!!」

アルロイは体を大きくふるわせ恐怖を感じていた。

「貴様は私が倒そう。我、ここに誓おう」

「ひ、ひぃぃぃぃ!!!」

アルロイは恐怖で奇声を上げながらマグマの

腕を故に向かって振るうが炎が腕を燃やし始めると

アルロイはのたうちまわり始めた。

「あっっっっっっつーーーーーーーー!!!!ひぃっぃ!!

ほ、骨までと、溶けた!!!」

「炎は全てを燃やし、全てを滅するもの、今ここに

我の名において全てを焼滅させよ!!!!炎海大滅却!!!!」

その時、アルロイは一瞬にして炎が包みこみ

マグマでさえ燃やし始めた。マグマの温度は決まっているが

炎の温度はどこまでも伸びる。

「あぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!」

辺りにアルロイの断末魔が木霊した。

こんばんわ~ケンです!!

如何でしたか?感想お待ちしております!!

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