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マジックワールド。魔法の世界へようこそ  作者: ケン
第4章  女王を警護せよ!!
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第45話  最強は最強たる由縁がある

『誰だ、貴様!』

「そこら辺の学校の理事長だ。呼ぶときは理事長で頼む」

ゆえ達は目の前の光景にただただ驚くしかなかった。

死を覚悟した瞬間に誰かが間に入ったのは見えたが

それが理事長だとは分からなかった。

「何故理事長がこんな所に」

「ふむ、まあ連絡を受けてな。すっ飛んできたのだが」

理事長はゆえの近くにしゃがむと急に抱きしめた。

「り、理事」

「何も言わなくていい。怖かったな、すまない。

よく、頑張った。後は私に任せろ」

その言葉を聞いた瞬間、ゆえの目からは涙が溢れ出し

体が震え出した。それはゆえだけではなく他の人物も同じだった。



『だから誰だって聞いてんだろうが!』

グルスは無視された事にキレたのか4本の腕を全て

理事長にめがけて落としてきた。

しかし、理事長はそれら全てを腕一本で受け止めた。

『な!』

「私の生徒は子供同然だ。私の子供を傷付けたのは貴様か!」

『うぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!』

理事長の叫びにグルスは吹き飛ばされた。何か仕込んでいたわけでもなく

魔法を使われたわけでもなくただ単に普通の叫び声の衝撃波で吹き飛ばされた。

「ふ~。最近体を動かしていなかったから動かすか。

諸君、この事はくれぐれも内密に頼む」

理事長はゆえの様に腕につけていた腕輪を

外すと突然、光に包まれた。

「くっ!」

あまりの眩しさに全員が目を瞑ると光はすぐに

消え、再び目を開けるとそこには女性がいた。

「あ~。この姿は何年ぶりかしら、え~と、高3で小さくしたから

12年ぶりかしら。ん~、良い空気ね~」

全員、目の前の光景が理解不能だった。突然、理事長が光に

包まれたかと思うと今度は女性が現れた。理事長かとも思ったが

身長は小さくはなく大体170前半というらへんだろうか。

まな板だった胸もかなり大きくなり胸元の部分だけ服が異様に膨れ上がっていた。

『お、お前まさかブリュンヒルデか!』

「正解」

『あ、あの歴代の中でも最強と言われ戦う意味すら

無いくらいに強かったあの!』

「そ。たっく、国から言われて小さくしても結局は

誰も私以上に強い人なんかでないじゃない。

イライラするからあんたで発散するわ」

そう言った瞬間、理事長は消え去りそれと同時にグルスが

吹き飛ばされた。

『―――――――?』

グルス自身何が起こったのか分からない表情をしていた。

気付いたら殴られた、そんな感じだった。

{む、無理だ! 勝てる筈がねえ!}

『ひぃぃぃぃぃぃぃぃぃ!』

「むむ! 逃げるの?」

グルスは恐怖に支配され逃げようと空中に飛びあがるが

理事長は追いかけようともせず突っ立っていた。






『はあ、はあ。追いかけてこねえ。お、俺は助かったのか』

グルスは安どしてふと下を見るとなにやら七色の

光が一点に集中していた。

『あ? 何だあれ』





「冥土の土産だ。とくと味わえ、これが全ての属性を極めた

者の攻撃だ。次元消滅ディメンションロスト

七色に輝く矢が空中にいるグルスめがけて放たれた。

『ちくしょぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉーーーーーーーーー!』

七色の矢が直撃したグルスは通常の攻撃の様に

傷つく訳ではなくまるで、グルスのいる次元のみを

どこかに転移させたように消え去った。

「ふ~。お終い」

理事長は腕輪を再びつけると体が小さくなり

いつもの姿に戻った。






「向こうは終わったのか?」

「みたいだけどさっきの魔力誰のだったんだろ」

「さあ? それよりも問題はこいつだ」

今、集とアークとルーラは3人だけでツイヤと闘っていた。

他のペガシスのランカーはツイヤの攻撃により戦闘不能にまで

追いやられ遠くの方で休息を取っていた。

全員、ツイヤが発生させる謎の空間によって倒された。

「ふふふふ、かかってきなさい。可愛がってあげるわ」

「そう言う訳にはいかないんだよ!」

集は獣人化をして高速でツイヤに近づくが集とツイヤの周りを

謎の空間が包みこんだ。外からどんなに攻撃を加えても

まったく破壊出来なかった。

「集!」

空間が解かれると脇腹を押えた集が現れた。

抑えてる手からは血が出ていた。

「やばいな。それがお前の力か!」

「ええ、そうよ。これが私の闇の魔法、闇の空間(ダークネスフィールド)

この空間を動けるものはそこの黒髪少女と失われた魔法を持つ者のみ。

ま、今となっては闇しか無理だけどね」

「二人とも、離れてて!」

「「――――――!」」

ルーラがそう言うとともに2人は後ろに下がった。

「闇に伝わる12の柱の主よ! 我にその力を与えたまえ! いでよ!

第10の柱、The condemnation of Darkness!」

ルーラがそう唱えると地面から二つの巨大な剣を持った断罪者が現れた。

「へ~。召喚魔法を使えるんだ~。出来るわね」

「闇しか動けないのなら私が貴方を倒すまで!

行け! The condemnation of Darkness!」

巨大な剣を持った断罪者がツイヤに向けて剣を下ろすと

ツイヤはその剣を避け、手に闇を溜め始めた。

「闇は全てを飲み込み全てを潰す。混沌の闇よりいでし絶望は

希望という言葉すら考えさせないほどの絶望を与える」

「ま、まさか!」

ルーラは魔法の呪文(マジックスペル)を聞いていると驚きに染めた。

「させるもんですか!」

断罪者を慌ててツイヤに向かわせるが時すでに遅し

永遠の闇の空間エターナルダークネスフィールド

その時、その場にいた4人の時間が止まった。

こんばんわ~如何でしたか?

ようやくこの作品のお気に入り登録数が

50を超えました。めちゃくちゃうれしいっす!!!!!

この調子で頑張っていきます!!!!!

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