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マジックワールド。魔法の世界へようこそ  作者: ケン
第4章  女王を警護せよ!!
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第44話  グルスVSランカー

グルスはツイヤとは離れた場所で戦うべく、遠くの山の方へと飛んで行っていた。

それをゆえは炎の翼を生成し追いかけ、残りの奴らは地上を走って追いかけていた。

「どこまで行く気だ!?」

「さあね! キヒヒヒヒヒヒヒ」

ゆえはグルスの気持ち悪い声に嫌悪しながらも追いかけていると

急にグルスが地上に降り立った。

「ここなら良いかな。キヒ!」

グルスが降り立った場所は本当に何もなく、木々もなければ湖もなく

動植物すら何も見えなかった。

「ようやく降りたか。貴様は私達が倒す!」

後ろから地上より追いかけていたメンバーが追いついた。

「キヒヒヒ! それはこっちの台詞だ! 行くぜ!

うぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ!」

グルスは奇声を上げたかと思うと突然、グルスの体を闇が包んでいき

人のサイズだったのが徐々に大きくなっていき最終的には

腕が8本、足が8本に分かれた生物に変化した。





「な、なんだこれは!」

「で、でか過ぎる」

レイとライトはその大きさに驚いていた。その姿はまるで

巨大なタコのような姿をしており、魔力も先程とは

比べならないほどにまで増大した。

『キヒヒヒヒヒヒヒ! これが俺様の闇の魔法、闇変身ダークメタモルフォーゼだ!』

グルスはその巨大な腕を地面に叩きつけようとするとゆえ達は

一斉にちりじりになっていきその場を去ると全員がいた場所に直撃し

地面が大きく抉れ爆風が吹き荒れた。

「きゃ! なんなのよ!」

「そうは言ってもやるしかありませんよ、エルスさん!」

ライトは雷の弾丸を何発も放つがその巨体からは想像が出来ない

位の速さでどこかに消え去った。

「え? 消えた」

ライトはあたりをキョロキョロトしていると急にゆえに叫ばれた。

「ライト! 上だ!」

「な!」

グルスは上からプレスをしようとしていた。

『間に合うかよ!』

大地の大手(グリーンギガハンド)

ハルスは地面に手を置きそう呟くと地面から大量の

ツタが出てきてまるで大きな手の様に形作るとグルスの巨体を受け止めた。

「くっ! 重すぎる! 早くそこから脱出して!」

「ありがとうございます!」

ライトはその場からすぐに出るとあっという間に大きな手が

グルスの巨体に踏み潰された。

『けっ! おしいな』

「「我が炎よ、全てを飲み込み、全てを燃やしつくせ、フェニックス!」」

ゆえとエルスが空中から巨大な炎の鳥を同時に出すと

その二つがさらに組み合わさり倍以上の大きさとなり

グルスに向かっていった。




『あ?邪魔なんだよ! 闇の衝撃波(ダークショック)!』

グルスは炎の取りに向かって大きな声を出すとその声が闇となり

炎の鳥を飲み込み消滅させた。

「くそ! どうする!?」

「どうするっていいましてもあの巨体では」

鉄の雨(メタルレイン)

セルが空中に異次元の穴を召喚するとその穴から大量の

鉄の矢がグルスに降り注いだ。

『痛ってぇぇぇぇぇぇぇぇぇ! おぉぉぉぉぉぉぉ!』

「やっぱりこいつには出し惜しみなしじゃないといけないかもな」

水の刃(アクアカッター)!」

カリスが秒間、何万往復もしている水の刃でグルスの足を切断すると

断面から闇が溢れ出した。

『ぐぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ! こんなもん!』

しかし、切断した足と断面から闇が放出され二つを繋ぎ合わせた。

「あいつはトカゲかよ」

『お前らぁぁぁぁぁ! ぶっ殺してやる!』

「どうします?皆さん」

「ん~。じゃ、あれやります?」

セルはなんだか楽しそうに言っていた。それは他の者も同じだった。

「別に良いけど怒られませんよね? ゆえさん」

「別に良いだろう。この辺は何もないから山は吹き飛ばないだろう」

「じゃ、行きますか」

レイの合図とともに最終奥義を全員が同時にした。

「「「「「「バースト!」」」」」」

辺りに凄まじい魔力が放出された。





『きひひひひ! それがバーストか!』

喋っているグルスの4本の腕がいきなり切断された。

『うぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!』

グルスの後ろには炎を纏いどの部位からも炎が噴き出している

ゆえとエルスが立っていた。二人は一瞬で近づき炎を剣に

纏わせその凄まじい熱で腕を切断した。

『てめえらぁぁぁぁぁぁぁぁ!』

グルスは残りの4本の腕を叩きつけようとするが

突然動かなくなってしまった。

『な、なんじゃこりゃ!?』

4本の腕には大量のチェーンが巻きついており腕が見えなくなるほど

巻きつけられ動けなくなっていた。

「さ~てとセルさんよ。今日は大漁だな」

「ああ、せ~の!」

セルとレイは同時にそのチェーンを引っ張るとグルスの体が持ち上がり

地面に叩きつけられた。

『ぐぎゃ!』

「「そら、もういっちょ!」」

『うわぁぁぁぁぁ!』

その行為を何度も繰り返し地面はでこぼこになっていた。

最後に二人はハンマー投げの要領で空中に投げとばした。

「後は頼んだぞ! お前ら!」

「ええ、準備は良いですか!? 皆さん!」

「「「はい!」」」

ペガシスには雷のランカーが多くフィーリス、キリヤ、ハルス、

全員が雷の属性だった。

「これで最後です!」

「「「「雷神のトール・ブラストーーーーーー!」」」」

4人の全力の雷の矢が一つに合わさり巨大な

矢となりグルスに直撃した。

『うごぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!』

グルスは雷の矢を受け大爆発を起こした。







「ぜえ、ぜえ、ぜえ。お、終わった」

ライトはほとんどの魔力を消費したのか手を膝に

つけて肩を大きく動かした息をしていた。

それは全員同じようで既にバーストが解けている者もいた。

だが、その表情には安堵が見えた。

「お、終わったか」

「ああ、終わったな。これで」

「危ない!」

ライトが何かに気付いたのか雷神に変わると

全員の前に立った瞬間、巨大なレーザーの様なものが直撃した。

「ライト!」

直撃したライトは遠くまで吹き飛ばされ、倒れ伏していた。

『てめえら! 俺を怒らしやがって!

ミンチにして食ってやる!』

そこにはいまだに生存しているグルスの姿があった。

その体は闇の回復で回復しているものの

重傷だった。

「な、なぜあれを受けて立っていられる」

『あんなもんギリギリで闇に全部吸わせたんだよ! 全員、死ねぇぇぇぇぇぇぇぇ!』

グルスは口を大きく開けると魔力がそこに充填されていき

巨大なエネルギーの塊となった。

「あ、あんなもん喰らったら死ぬぞ!」

「逃げるんだ! 少しでも遠くに!」

ゆえが言った瞬間に各々、逃げだしたが

時すでに遅く充填が完了していた。

『消し飛べぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!』

巨大なレーザーが全員に向けて放たれ、大爆発を起こした。

その爆風は木々を薙ぎ倒し大きな魔物でさえ吹き飛ばされるほどの

爆風を生みだした。



『きひゃひゃひゃひゃ! 死んだ、死んだ!』

後に残ったのは抉れた地面だけだった……のだが……

「貴様の目は節穴か? だったら目を入れて来い」

『だ、誰だ!? 何であれを喰らって生きてられる!』

「ん、ん~。あ、貴方は!」

「なんでここに!?」

全員は目を開けて目の前を見てみると

そこにはある人物が立っていた。

それはユートリスの人物がよく知る者だった。

「待たせたな」

そこにはユートリス、シルバロン高等学校の現理事長の

イレイセラ・ルドガー・ユウヒが立っていた。

こんにちわ~如何でしたか?

感想お待ちしております!!!それでは!!!

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