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プロローグ

「は~最悪。理科の点数が50点ってやばいな~」

一人の学生服を着た少年が悲壮感を漂わせながら家路を歩いていた。

彼の名は如月(きさらぎ) (しゅう)

とある高校に通う高校一年生である。

ちなみに今日は考査返却日であり

全教科が帰ってくるという日であった。

「は~余裕ぶっこいてたらまさかの計算ミスで

10点落とすし数Ⅰも計算ミスで10点落とすし、最悪」

しかし少年の顔はそんなに気にしていないような顔だった。

「ま、いっか。人生気楽にいかないとな~」



この少年は物事全てに関心が薄く

あまり気にも留めず、物事を気分で行っていた。

しかし、勉強だけは気分ではせずキチンとしていた。

その理由は良い点を取れば親が喜ぶという単とも単純な理由。

だが、シュウにとってはそんな単純な理由で十分だった。

集は両親が大好きだった。幼い頃は一緒に遊び、お風呂も一緒

出かけるのも一緒。それは高校生になってもそうだった。

例え、マザコン、ファザコンと呼ばれ気持ち悪がられても変わらなかった。

しかし、去年の年の瀬に両親は死んだ。原因は交通事故だった。

二人の乗った車に大型のダンプカーが衝突し二人の車の正面は

ぐちゃぐちゃに壊れていた。

そして両親は即死、相手のドライバーは捕まり今は務所暮らしをしている。

集にとってそれは、性格を大きく変えるほどの事件だった。

あれだけまじめにしていた勉強も以前ほどの学力はなく

生活は不摂生ばかりしていた。

そして今の如月集が出来た。

「……帰ろ」




「……相変わらず静かな部屋」

家のドアを開け真っ暗な部屋を進みブレザーを椅子にかけて制服のまま布団に横たわった。

集の家はとても人が住めるような部屋ではなかった。

あの事件から集は前の家を売り払い、この家に3カ月ほど前から住んでいる。

その家では二人との思い出が多すぎた。

部屋の壁はシミだらけで元々の色が何色なのかも、

分からないほど汚れており畳も同じく。

さらに風呂はシャワーだけという部屋だった。

(は~面白くないな~今の世の中。何かいいこと無いもんかな~

いや、それよりも今の生活は普通すぎるから刺激がほしいな。

例えば……このまま寝て起きたら別の世界にいたりとか

ま、そんな小説みたいな話ないよな。寝よ寝よ)

集はそのまま目を閉じ10分後には熟睡してしまった。

自分の思っていたことが現実になるとも知らずに。

こんばんわ。初めまして。ケンと申します。

一次創作を書くのは初めてです。

今まで二次創作をやってきましたので。

これから、よろしくお願いいたします。

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