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世界が暗転した。


どれほどの時間が経ったのかは分からない。

体感としては、一瞬だった。


目を開ける。


周囲を見渡すと、そこは洞窟だった。

岩肌は荒く、壁際には松明が等間隔に設置されている。

人工物だが、誰の手によるものかは分からない。


目の前に、再び無機質な紙が現れた。


【状況更新】


・戦闘可能まで残り24時間

・現在生存者:10名

・洞窟出口から半径50メートル以上の移動禁止


【個体情報】


名称:ピリオス

世代:第八世代魔王


使用可能能力:

・身体強化

・領地展開

・簡易領地

・隠れ身


・従者召喚可能数:1名

・使用武器:「認識できない短剣」


武器固有能力:

・使用者以外、この武器を視認不可


なるほど。

これが、現時点で使える能力というわけか。


理解は、瞬時だった。


念のため、他の能力を発動しようとする。

だが、やはり反応はない。

制限されている。


洞窟の外へ足を運ぶ。


外は、濃い緑に覆われていた。

木々が生い茂り、どこかで水の流れる音がする。

まるでジャングルだ。


空気には、濃い魔気が満ちている。


魔気――

スキルを発動するために必要なもの。

そして、すべての魔物のエネルギー源。


なるほど。

この環境であれば、食事も睡眠も必要ない。


身体強化を発動し、周囲を探索する。

だが、景色はほとんど変わらない。

他の魔王の姿も見えない。


どこまで移動できるのかを試してみる。


洞窟から半径、五十メートルほど。

そこで、透明な壁が行く手を阻んだ。


触れると、確かな感触がある。

越えられない。


なるほど。

やはり、自由に動けるわけではないらしい。


一度、洞窟へ戻る。


——よし。


従者を召喚しよう。


ルールを見た時から、決めていた。

必ず、最初に召喚する存在がいる。


その者を呼び出してから、

これからの方針を決めるとしよう。

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