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円卓の真上に紙が現れた。
装飾も、署名もない。
ただ無機質な文字だけが並んでいる。
・魔王が残り一人になるまでの殺し合い
・報酬:望む形での生き返り
・統治年数、虐殺数により以下を再現
└ 生前の能力値
└ スキルの発現
└ 武器の能力
└ 従者の召喚(最大五名)
・魔王が一人死ぬと、二十四時間の殺害制限
・魔王を殺害した場合、その魔王の功績値を取得
頭では理解できている。
だが、なぜ今、意識があるのか。
なぜ呼吸ができているのかは分からない。
ただ、二つだけ確かなことがある。
一つ。
これは偶然ではない。
二つ。
**“裁定者”**と呼ぶべき存在がいる。
善でも、悪でもない。
ただ世界の秩序を維持するためだけの存在。
この場も、この仕組みも、その延長だ。
勝ち抜けば、現世に戻れる。
望んだ形で、生き返れる。
――ならば。
勝ち抜こう。




