きらきらになりたくて
あるところに ふつうのおんなのこが おりました
おんなのこは きらきらしたものに あこがれていました
なので ふつうでしかない じぶんのことが きらいでした
あるとき おんなのこは くろい あくまに あいました
あくまは いいました
あなたのたましいとひきかえに あなたのねがいを かなえてあげましょう
おんなのこは あくまに いいました
わたしを きらきらにしてほしい
あくまは いいました
よし わかった きみを きらきらにしよう
だから きみのたましいを すこし もらうね
おんなのこは きらきらになりました
でも すこしすると ものたりなくなりました
きらきらが たりない
おんなのこは あくまに いいました
わたしを もっと きらきらにしてほしい
あくまは いいました
よし わかった きみを もっと きらきらにしよう
だから きみのたましいを もっと もらうね
おんなのこは もっと きらきらになりました
でも すこしすると やっぱり ものたりなくなりました
きらきらが ぜんぜん たりない
おんなのこは あくまに いいました
わたしを もっと もっと きらきらにしてほしい
あくまは いいました
よし わかった きみを もっと もっと きらきらにしよう
だから きみのたましいを もっと もっと もらうね
おんなのこは もっと もっと きらきらになりました
でも すこしすると やっぱり ものたりなくなりました
こんなの ぜんぜん きらきらじゃない
おんなのこは あくまに いいました
わたしを もっと もっと もっと きらきらにしてほしい
あくまは いいました
もうむりだよ
おんなのこは あくまに いいました
なんで
あくまは いいました
だって もう きみのたましいが のこっていない ぜんぶ きらきらになってしまった
おんなのこは きがつきました
きらきらだとおもっていたものは ぜんぜん きらきらではなかったのです
おんなのこは あくまに いいました
わたしの たましいを かえして
あくまは わらって いいました
むりだよ だって それが けいやくなんだから
おんなのこは なきました
あくまは きえました
おんなのこは ずっと なきつづけました
ずっと ずっと なきつづけました
おんなのこは いまでも ないているそうです




