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11、いざ、街へ

色々考えて考えて

俺は決心した。


じいちゃんの旅館を続ける!


金はあるし、何もしないでぐうたらするのも悪くないが…

そこは日本人っていうかなんて言うか

やっぱり働いてないと自分がダメになりそうなんだよね。


それに、俺一人じゃないってのもある。


じいちゃんが頼りにしてた

従業員のみなさんもいる訳だし

何とかやっていけるんじゃないかと。



あの後、改めて聞いたら

ここでの給料は、月に金貨10枚らしい。

金貨がどれくらいの価値なのか検討もつかないので、詳しく聞いてみたら


金貨はだいたい1万円くらいの価値らしい。


と言う事は、月10万円の給料だと言う事だ。


なんか、安くないか?

と思ったけど

シルヴェストさん曰く、月に金貨10枚はあっちの世界ではかなり高い方なんだって。



旅館をやると決めたら

色々知っておかなきゃならない事も出て来て

結構パニクったけど、3人にフォローしてもらいながらやって行こう。


あ、もちろんプルもね。



「では、営業再開は1週間後と言う事で!」


あれから何回か、従業員ミーティングをして

やっと営業再開のメドもつけた。


再開してしばらくは宿泊はなし。

日帰り風呂と食事のみに限定した。


最初から頑張り過ぎると良くないからね。


この1週間の間にやらなきゃならない事が山積みだ。


今日はその一つ。


商人ギルドに挨拶に行く。



商人ギルドって言うのは、あっちの街というかあっちの世界で商売をする時に加入する組織だ。

ここに加入してないとどんな商売も出来ない。


ちなみに、じいちゃんが既に商人ギルドには加入してたので名義変更的なもので済むそうだ。


シルヴェストさんには

商人ギルドのギルドマスターという街のギルドで一番偉い人に面会できるようにお願いした。


今からそこに行く訳だが…


「お前さん、本当にその服で行くんか?」


「え?なんかおかしいですか?」


俺は偉い人と会うっていうので、サラリーマン時代のスーツを着込んでいた。


「へんてこりんな格好じゃなあ」


うっ…これ結構高かったんだぞ。


「もっと、なんちゅうか普通の服はないのか」


普通?普通ってなんだよ!

俺の普通はこれなんですけど!


「いやぁ、そう言われましても…」


「まあ、仕方ないな。行こう」


仕方ないって…


そんなに変かなぁ…

今度、こっちの街の洋服で買いに出なきゃな。




さて、それじゃあ

初異世界に繰り出しますか!


いざ!街へ!






旅館の入り口からしか見ていなかった街に初めて出てみると、そこは映画の中のような不思議な景色だった。


ヨーロッパに行った事ないけど

ヨーロッパの田舎町っぽい感じ。


テレビで世界の田舎町を紹介する番組があるけど、そこに出てきそうな感じだ。


もちろんコンクリートとかないから

建物は土を固めたものだったり、木だったり石だったりだと思う。


めっちゃホビットとか住んでそう!

そんで、魔法の指輪を封印する旅に出そう!


「うわぁ、すげーなー」


初めて景色にキョロキョロしてると

俺の肩に乗ったプルが

「あるじー、プルはここにいたんだよー」

と教えてくれる。


あ、興奮しすぎてプルを肩に乗せてるの忘れてた。

スーツ着て肩にスライム乗せてるとかどんだけなんだよ笑



ふと、落ち着いて周りを見ると

街の人たちが珍しそうに俺を見てる。


いや、俺よりも皆さんの方が珍しいですけど…


「あ、あれって獣人か?」


その声にシルヴェストが答えた。


「そうじゃ、この国は比較的種族の偏見がなくてな。俺たちの様な人族ではない者でも安心して暮らせるのじゃ」


「って事は、他の国は種族差別みたいのがあるって事ですか?」


そう聞くとシルヴェストが苦い顔をした。


「まあ、そうじゃな。隣のセルニア王国じゃ、人族以外は皆奴隷の様な扱いなんじゃ」


「奴隷!」


奴隷制度があるのか…

怖えー。


「だからな、この国には人族以外が流れて来るんじゃよ」


そうなのか…

なんか、本当そう言うの聞くとここは異世界なんだと実感する。


「さて、到着したぞい」


周りの建物より二回りほど大きな建物が、商人ギルドだ。

お役所って感じの重厚な扉だ。

入り口の上には大きな看板が。



"商人ギルド カルニート支部"

と書いてある。


あれ?見た事もない文字なのに、何で読めるんだ?










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