消えてしまいたい
もう、いいよね
これまで頑張ったから
これ以上続きがあったって
何か有意義なんだろうか
僕にはわからない
自分がなんだかわからない
どうかしてしまったのかもしれない
ねえ
やめない、よね?
って訊かれた
僕は笑って
当たり前じゃないか
って嘘をついた
自分の心に嘘をついた
居なくなりたい
どこか遠くへ
一人で
消えてしまいたい
そんな衝動が
突然、襲ってきて
僕は生きた心地がしなくなった
一人ぼっちで
誰の力も借りようとせず
何をいいたいかもわからないで
ただ、窓から外を眺めた
僕の心と正反対で
外の景色は清々しい快晴
心地よい風がそよぐ
ポジティブの反対
それは暗くて
吸い込まれそうで
まるでブラックホールだ
こんなにも
おぞましいものだと誰もがいうものに
なぜか僕は引き寄せられていく
心が傾いているからなのか
どうしようもなく負の感情に満ちて
どうにでもなればいいって...
あのさ~
本当に、どうにでもなればいいとか思ってないよね
そんなくだらない話を聞かされて
誰が嬉しいの
楽しいわけないよね
どうしてあなたは
ウジウジとそんなことばかり考えているの
全然、わからないよ
そうだろう
僕の気持ちなんて
これっぽっちも
わからないだろう
君のような太陽みたいな人には
そういうのを陽キャっていうらしいよ
じゃあ、あなたは陰キャってこと?
ふぅーん
正反対、なのか
なんだかそんな気がしないよ
どういうことだろう
君と僕とではまるで違うじゃないか
何がいいたいのだろう
だってさ
私だってね
本当は、弱いよ
辛くなるよ
だって、人間だもの
同じだよ
でも、必死に生きるの
楽しいことを考えるの
あえて
人の役に立つことをするの
頼られるようになりたいってのもあるけど
本当はね
私だって
ネガティブ思考だったから
うまくいかないことばかりで嫌な気分でいることもいっぱいあったんだよ
信じられないって言うかもしれないけど
本当だよ
バカにされることもあった
悔しかった
惨めだった
でも、私はウジウジなんてしてるのは
もっと嫌だった
笑って、明るく生きてやる
そして、
いつか
見返してやりたいんだ
居なくなったら困るくらいの
輝く存在になって
別のステージに立つの
誰も踏み入ったことのない
私だけの特別な場所
だからね
私だって
ここから消えてしまいたい
できるだけ早く
居なくなりたい
いいわけないよ
そこでやめないでよ
私をおいて行かないで
自分を見失って
どうしていいかわからなくなっても
君の隣には私がいるよ
何があっても
辛くても
悲しくても
今日も一緒に生きて楽しかったねって
過ごせる時間が私は何より好きだから
消えてしまいたい
そう思ったら
思い出してほしい
一人じゃないよ
どうでもいい人なんかじゃない
いてくれないと私が困るの
そんな事言われたって
やっぱり
君と僕とでは
まるで違うじゃないか
違くないよ
いや、違う
違くないってば
そうやって
押し問答しているうちに
僕は何を考えていたか
すっかり忘れて
ブラックホールも
消えてしまったようだ
自分のことばかり考えすぎて
抱え込みすぎたのかもしれない
消えてしまいたい
そういう君へ
最後に僕は誰にも聞こえない小さな声で
ぽつり、ぽつり
そっと呟いた
隣はいつでも空いてるからねって
そのままの自分と向き合ってて偉いよって
どうするかは
本当は自分次第
自分の心が決めること
消えてしまいたい
そう思うなら
ちょっと悲しいけど
それもまた一つの答えなのかもしれないね




