[長編]銀の歌ーGoodbye to Fantasyー
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【あらすじ】
世界地図を作ることを夢見た青年は、偶然に記憶喪失の少女を拾ってしまう。置き去りにすることもできず、記憶探しを手伝うことになる。目的を新たにした旅の最中、始めて知り合う人々や見たことない景色に触れて、少女は自分を形成していく。心優しい少女は全てを救いたかった。けれど優しくて残酷な旅が教えてくれた。救えるものは一つだけなんだと。
※マグネット様にも投稿しています。
※不定期更新です。また、投稿する時間帯は、なるべく午前中にしようと思っています。
【Nコード】N2920EA
【作者】プチ
まず、作者の[プチ]さんは2作品を現時点で書いています!
長編が1作品、短編が1作品!
【人面(;゜∇゜)レビュー】
さて、この作品の内容をざっと説明します。
ある日、傷だらけの少女を拾ったアルトと、少女による物語。
傷だらけの少女セアは記憶がない。でも、純粋だ。
アルトはどこか抜けている。でも、警戒心は強く、どこか偽悪的に振る舞うことも多い。
なんとも言えない組み合わせのこの二人。
主人公は作者さんによって明確にされているとはいえ、二人いると思いながら読ませていただきました。
この作品は、結構色々と散りばめられている物が多いのでじっくり読ませていただきました。
ある程度読んだら少し落ち着いて、違和感と言うか引っ掛かるものを考えて、次に行き、こうじゃないかと予想を立てながら読むと面白いです。
面白いぐらいハズレます。
もう、作品の評論なんてやめちゃえ!
と言われても何も言えないぐらいに、スカスカ外すんですよね。
魚の勘が鈍ったかもしれません。生存競争から離れているからですかねー?
さて、正直人面(;゜∇゜)が意味がわからないなー、とか違和感を抱えている部分の大部分は物語上の演出で、それが伏線になっているのが憎らしい。
正直、そういうところをアドバイスしようと粗探しをしていたら綺麗に纏まっているんですよね。
個人的に一番やられたと思ったのは、アルトがセアをしっかりと世話している意味がわからない。
正直、根幹の部分から疑問を抱くと言う人面(;゜∇゜)の底意地の悪さが出ていましたが、ここでこう持ってくるか!?と思わず叫んでしまう解決でした。
謎が多いと言うのは、プラスに働く面とマイナスに働く面があり、人面(;゜∇゜)は謎が多すぎて、引っ張りすぎる割には変な作品を読みすぎました。
そのせいで私は読者と共にある作品とか言う意味の分からない物を書き初めて……
関係ないことです。
人面(;゜∇゜)は、辟易としていたのに、こういう作品を見ると謎を量産した作品を作ってみたくなってしまいますね。
趣味をコロコロと変えられると主体性の無い奴とか、回りに流される奴とか付和雷同とか言われるので止めて欲しいです。
作品展開としては、少々スロースターター染みているところがありますね。
これは作品の展開の仕方に問題があると言うよりも一章毎に事件を解決しているので、刑事ドラマなどで言う序盤の犯行の確定する前が盛り上げるのに重要なように、必要であるが故に最初から持ち上げられないと言う構造上良くあることです。
分かりやすく言うのであれば、ジェットコースターのカタカタカタカタカ……という、上昇する段階の部分でしょうか?
そこを楽しめるかどうかは完全に個人の好みですから何とも言えませんが、人面(;゜∇゜)は、この作品のソレに近い妙な緊迫感に煽られて思わず読み進めてしまいました。
山場は綺麗に纏められているので、いいですね。
山場が無駄に長引くと、逆に平坦に感じてしまい飽きが来ますが、これは急降下です。
登場人物とか、視点配置の妙とか、語りたいことの大部分は【こだわったところ】に吸収されてしまうのであえて何も言いませんが、凄いですね。
ここの部分で、このキャラクターを持ってくるかと思いつつ、見ていると微妙に過去の部分で気になって、なんだこのキャラクターは、と憤っていたら……
語らないと言いつつ、語らせる魔力よ……
あ、人面(;゜∇゜)が、今書いたことで思い出しました。
この世界では、魔力と言ういわゆるところのー……と言うものではなく、世界や体を構成する源と言うか、素があります。銀素といいます。
これはいかにも重要な部分を占めるだろうな、と思わせるのに説明は勿体ぶられて正直歯がゆい物が無いわけではありませんが、世界観的に言うのであれば確かにすぐに語られるわけもないなー。と納得させてしまうのも凄いところです。
もしも、質量も何もない世界で我々の世界を書くときに、我々はあっさりと答えられる訳もないことがいくつもありますよね。
なぜ、質量を重さを持っているのか。
それが魔法に当たるとしたときに、あるものだ、としか答えられませんし、答えられたとしても『ヒッグス粒子が質量を~』と言っても、具体的に何かとは言えませんし……
この作品では、思わせぶるのが上手すぎて、下手にここで語ると
「人面(;゜∇゜)まちがってやんのー」
とか言われると憤死物なのでちょっとあとにさせていただきます。
挿し絵が綺麗です。
硬度を使い分けて書いているのか、濃淡がついてる中で床板の継ぎ目なども細かく、見ていると発見の多い挿し絵。
背景に力が入っているので、全体の絵として見ることができますね。
マントなどの影にも上手いこと線が入っています。
【人面(;゜∇゜)が見る!主軸となる言葉】
[疑問を抱かせない謎]
正直、こういうものと綺麗に入ってくる、納得させて疑問に思わせない謎が結構多いです。
それこそ、レビューで語った銀素は読むとあー、と入ってくるので疑問は全然抱けませんでしたが、途中で考えると結構謎めいているので気になったりします。
これ見よがしな、警戒色ではなく、迷彩色の謎です。
これは、隠蔽されていますよ!
【人面(;゜∇゜)が見る!作者のこだわり】
正直、こだわっているところがありすぎて、困っていました。
人面(;゜∇゜)のこだわっているなと思うところはどうやら時々的を外しているようで、独特なようです。
ですから、この作品にも結構、お、これは!と思うところがいくつもあったのですが、今回はこだわった点を作者さんに教えていただいていたのでそこを前面に出させていただきます。
これは、読んでいても感じたことですが、キャラクター。
作者さんによりますと、
『特にこだわったのは、他者視点です。一章までで言えば、主に第二話と幕間がそうです。』
だそうですが、正直、これ嘘です。
第2話と、幕間?
えぇ、確かに他者視点はこだわられていました。
でも、他の部分でも綺麗に作られてるじゃないですかッ!
正直、主人公視点なのに綺麗に他のキャラクターまで作り込まれていて結構引きました。
例えるならば、自分が自由研究で『お城』という子供教材のお城を持っていったら、その隣に『独自再現、失われた大阪城』とか言って、ウルト○マンとか
ゴ○ラに壊されていても違和感の無い作品が置かれたらどう思いますか?
私は引きます。
作り込まれ過ぎて、自分が普通にその人にある日なったとしても普通に違和感持たれないで成り済ませる気がします。
作り込みが、丁寧で、分かりやすい。
そんなレベルじゃないです。
『あまり の つくりこみ に しょうき が さがった』
ああ、SAN値チェック!物語に引き込まれる。
変なテンションにもなろうものです。
読んだ興奮をそのままここにぶつけているだけですから、素が出るのです。
~✴️
ちょっと落ち着きました。
えー、サブタイトルについて。
人面(;゜∇゜)の人面(;゜∇゜)ジャンル分けに近いです。
一言で、各話の要点をついています。
読んだあとに、そういうことか。とわかります
大体、ここに重心をおいているのか……と理解できるのでより楽しめますね。
え?ソレだと人面(;゜∇゜)のジャンル分けに近くないって?
……それは最近気にしています。
【人面(;゜∇゜)的にお気に入りのキャラクター】
正直、出番がほとんど無い上に主人公サイドでなく、怪しい存在ですが。
大王が好きです。
苦労人感が凄いです。
いや、もっと凄い苦労人がいるだろ!と騎士さんが言いますが。
彼女はちょっとなんか違うんですよね。味方が周りにいるので。
なんか、妙に味のしないビーフジャーキーです。
噛んでると少しする味が気になって、ずっと噛んでるような……
多分、みんなが好きなキャラクターです。
人面(;゜∇゜)は、最初に出てきた時点で、ピキュイーンと来ました。
変態じゃなく、こう、なんというかネタバレになるので、読んでください。
【人面(;゜∇゜)的に考察】
ネタバレにならずに、考察って結構難しいですね。
○○が××して▲▽、これで伝わりますかね?
伝わりませんよね。
抽象的に書かせていただきます。
神さまを殺した竜に結構彼はシンパシーを受けている。
あるいは、深いかかわりあいがある。もしくは本人。
銀素は神様が殺されたことで初めてこの世界に満ちた。
異形は、実は世界の均衡や何かのために必要。
竜は、来るべき日に備えているだけで結構生きている。その為に、色々と協力者を募っているが、それをアホ剣士長が誤解して殺した。
彼女は実は、竜の巣的な所から落ちてきた。
天空のし……
実は、彼女はドロドロと戦って、この時代に飛んできた。
もはや、妄想。
人面(;゜∇゜)は、妄想に生きています。
【人面(;゜∇゜)勝手にジャンル分け】
うーん、難しいですね。ローファンタジーです。
旅です。
目的があります。
[地図はない。自分で作るから]
もう、ダメかもしれませんね。
[世界をめぐるファンタジックな冒険物語]
【人面(;゜∇゜)オススメ対象】
対象は、中級者以上。
玄人好みする作品です。
この作品を楽しめる方は、殻が取れました。
正直、謎が多すぎて、新規小説作成に謎を書き出しながら読みました。
面白いです。
【読みやすさ!】
引き込まれます。
言葉を弄するよりも、読んでみてください。
レビューにも書きましたが、あれでは書ききれませんし、人面(;゜∇゜)の乏しい才能では無理です。
【人面(;゜∇゜)愛の鞭的な】
ほとんど無い上に、迂闊にダメ出しできない物が多すぎて難しかったです。
ですから、難癖をつけさせていただきます。
そうしないと、このコーナーがなくなってしまうので。
第11話
最後の方で、出た転換。
急に疑問を持ち始めるところですが、
不安定なところが極めて人らしいと言えば人らしいのですが、物語としての転換としては少々急かもしれないです。いくつか緩衝材を入れても良いかもしれません。
物語と現実が唐突に混ざってしまった感じがします。
物語のなかでは、絶対に理由があって感情が変化するので……一応そういうのがメジャーというだけです、が。
物語:愉快なキャラ→戦争→寡黙なキャラ
現実:愉快なキャラ→なんとなく→寡黙なキャラ
つまり現実の曖昧なところを確定させなければなりませんし、逆に言えば曖昧な細部を削っています。
それによって、余計な枝を減らし風通しが良くなります。盆栽に似ているかもしれませんね。
千葉の夢の国のマスコットがデフォルメされていますが、それぞれの特徴のみを残すことで逆にそれ以外を抱かせないですよね。
曖昧な部分がなくなっているんです。
逆にアルトから行かせて、
「ずっと黙っていたが……殺人鬼を捕らえるにはお互いの事を知る必要がある。お前は、何だ?」
そう尋ねられたときに、その瞳と質問の内容から、どうしようもない恐怖が出る。
『どうして、この人は、今までこうもやさしく、そして強いの……だ、ろう』
「いやッ!来ないで!」
「どうした?」
「あ、アルトさんはどうして、そんなにいつも冷静でいられるんですか?」
「アルトさんが優しい人なのは分かりますし、わたしの為に色々として下さっているのも、バカなりに分かってはいるつもりです……。けれど数日一緒にいただけのわたしにどうしてそこまで優しくして下さるんですか………わたしはあなたが、あなたが怖いです」
「それを言うならば、お前の方が、おかしい。」
アルトはそう告げた。
文才の無さが露呈。
これはないかなー?
~✴️
第21話
とても細かいこと。
難癖の域。
「大丈っ夫っだ!」
私は、脳内で声を当ててるから途切れると、微妙に思うことがあります。
発音するときに、そこで区切ると辛いんじゃないか、と。
本当に難癖ですが、「大っ丈夫、だっ!」
私の書き方だと、「大っ、丈……夫だっ!」になってしまうんですが、発生の時に[う]って凄い飛ばしにくいんです。
「やっほう」が、「ヤッホー」。
結構、後ろが消えたりします。気遣ってみると面白いです。
正直、自分のこだわりを語りたいだけになりました。
語るために難癖つけるとは……
タイトルが気になりましたが、人面(;゜∇゜)は藪をつつきません。
タイトルを指摘して、後々、
「な、なんだこの鮮やかなタイトル回収は……」
とか、そんな状況になったら恥ずかしくて生きていけません。
そういう部分があるので、下手なことが言えないです。
【人面(;゜∇゜)勝手に総合評価】
どう畳むのかがひたすらに気になります。
超大作にすれば、超大作。
長編であれば、長編。
短くはないでしょう。
ブックマーク……
今からでもOKです。
感想……
考察して、それを伝えてみましょう。
今のなろうは感想欄が個別ですから、気にせずいってみましょう。
評価……
現時点での面白さで評価する、というのが評価方法になりそうです。
『面白い』、『面白そう』、『まだわからない』、『現時点ではつまらない』、『もう見ない』
が、評価基準として妥当だと思われます。
【結論】
6000字を越えるのは、人面(;゜∇゜)らしくないのでここで締めますが、これは、もう、。
嗚呼、これか。
というか、読めばわかります。
多分、これは作者さんも分かっていないと思います。
知らない人が読まないと分からないです。
良い本を読んだあとに、ふぅ、と言いたくなるような、妙に鼓動が早いような……
自分の思っている感情を文に出来たならば、良かったのに……と、今思わされましたね。
良い感じの余韻のある作品です。
これは、面白かったです!そして続きが気になります。
これからも頑張って欲しいです!
ptや評価も大事ですが、感想で思ったことを書いてみましょう。
原罪まで?そんなものはとっくに越えてしまいましたよ。
人面(;゜∇゜)
小説を紹介したことに関する感想は、そのお話の感想欄に頂けると嬉しいです