[長編]『簡単なお仕事で、もふもふし放題』と神様に言われて異世界に来た息子が、次から次へと厄介ごとに巻き込まれてます~白猫の『中の人』はバレたら強制退場~
タイトルについて言及している部分がありますが、執筆当時のタイトルより変更されています。
その点に、ご注意ください。
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【あらすじ】
■「おお! 俺もついに異世界転生?!」
夕飯時のリビングに、突然現れた魔法陣が、異世界への扉を開く。
喜ぶ息子。焦る母。
■ フライパン片手に神様へ喧嘩を売った母親は、白猫に転生させられていた。
『母親だとバレたら只の猫に戻される』という呪い付き、って何それ酷い。
■ 息子が貰ったのは『世界樹のしずく』と、『名付け』によって、望めばすべての生き物を『意のままに支配できる』使役系最強のスキルって、なにそれ怖い。使いません。
■ 4番目の勇者はチート自慢の最低野郎だったので、勇者より先に『石になった世界樹の種を芽吹かせ』て、ざまぁ街道目指す事にした息子――を、猫の中から応援している母親の物語です。
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
【基本的に、ほのぼの・のんびりと旅をします。大怪我は出さない予定です。少しの戦闘と、時々ドロドロに腐り落ちる表現が出ます。(苦手な方はご注意ください)「R15」は念の為入れました。】
◇ アルファポリス様にも掲載しています
◇ タイトルに★が付いているページには挿絵を入れています
◇ タイトル編集しました。(旧:息子が異世界転生しました⇒最強スキルの『生き物使い』になった息子が『失われた世界樹の謎探し』始めました~白猫の中の人はバレたら強制退場になるようです~)
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【Nコード】N2022FK
【作者】ひるね
まず、作者の[ひるね]さんは1作品を現時点で書いています!
長編を1作品書かれています。
【人面(;゜∇゜)レビュー】
さて、この作品についてざっと説明します。
主人公は、母親であり、猫です。
主人公の説明をするのにどうしたものか悩みましたが、こうとしか書けませんでした。
とはいえ、この作品の主人公は一人であると言う感じはしません。
ある日、夫が蒸発した一家。
サブカルチャー漬けな母子が力を合わせて仲睦まじく暮らすなか、唐突に事件(事故?)が起こります。
そう、異世界転移です。
神様「手違いでー」
というパターンではなく、家の裏山が土砂崩れをおこし息子は亡くなる筈だったがこの世界で生きる代わりに異世界に行くことになった。
という形です。
本来ならば、母は息子の死を看取る他無かったのでしょうが、母は強し、母は偉大なるかな?本来呼ばれていないはずなのに、神のもとまで着いていったのです。
勿論、本来ならばあり得ないことですので神も驚愕しますが、事情を説明します。母は、息子亡き後に生きるつもりもないと死を願いますが……
異世界で、猫となっていました。
はい、この作品は猫の母とそうとは知らぬ息子の異世界ファンタジー。
つまり、この親子を一つの主人公と言えるのでないでしょうか?
なしくずし的に飛ばされた異世界で、『失われた世界樹』を復活させる旅に出る。
という明確な指針がありますが、私の予想では善行旅のような感じになり、困った人があれば助け、力を合わせて苦難を乗り越える、というギャグコメディになるのではないかと期待しています。
コミカルな作品ですので、気分が軽くなります。
水戸黄門をどこか彷彿とさせるような大型新人です。
この先に進むにつれ魅力的なキャラクターが登場することはわかりきっています。夫が関わってくるのでは?とか、展開に色々な期待の持てる作品です。
人面(;゜∇゜)の名に賭けても構いません。
更新が楽しみになる、そんな作品でしょう。
1話辺りは1500字前後。
物語の軽さと合わせて、いつでも読めるような作品です。
ただし、公共の場で読むことはおすすめしません。
頬が緩んでしまうので……
もれなく変人を見る目で見られるでしょう。
【人面(;゜∇゜)が見る!主軸となる言葉】
『母は強し』
正直、この言葉で大概説明がつきそうです。
古来より、母は強いものであると相場が決まっていますね。
妙にハードボイルドなお爺さんや、キャラの濃いオカマが強いのと同じです。
なんとも無性に母を思い出してしまいます。
家族の愛、そんなものを思い出させてくれるような作品でしたので、この言葉を選びました。
母を思い出す主人公と猫の母と言う方面でも話を広げられそうなので、期待します。
【人面(;゜∇゜)が見る!作者のこだわり】
読むだけでこだわっている部分が多く伝わってきます。
例えば、我々作家側の永遠の命題とも言えるのですが、設定や面白いと思った話は無制限に積み込みたくなります。
しかし、テンポは悪くなり、読者に嫌がられます。
我々は細かいところまでこの作品を知らせて好きになってもたいたいのですが、押せば押すほど逃げられてしまうもの。ここら辺は猫の気性に近いかもしれません。
それを解決するために多くの工夫がなされているので、人面(;゜∇゜)等は「ほぉー」と息が漏れてしまいます。
特に、すごいと思ったことは一人称による固定で余計な情報を付け足す余地がない、ということですがこれは反面、伝えられる情報が分かっている物のみであるという点からキャラクターの動きも難しくなります。
ここまで書かれているのは凄いです。
【人面(;゜∇゜)勝手にジャンル分け】
間違いなく、異世界転移は入ります。
家族愛、これは中核になり得る要素です。これをどこまで生かせるかが腕の見せ所でしょう。
本質はギャグコメディですが、どこかキャラクター達に真剣な感情を常に感じさせられます。
人生なので、常にお気楽なわけもなく、心の底では何か考えています。
お互いの意志が疎通できていない仲ですが、
[サブカル一家のコミカルな冒険活劇!]
で、どうでしょうか。
【人面(;゜∇゜)オススメ対象】
この作品からなろうを始めても良いと思います。
下手なランキング作品よりも読みやすいです。
視点が固定されているので、お前はどうでもいい。早く進め!とかそう言うこともなく、また無駄に視点がコロコロ変わって誰だっけと言うようなこともないので、とても分かりやすいです。
ただ、多方面的に見たいという方は想像力が試されます。
対象としては、全ユーザー(初心者向け)となります。
さらに楽しむならばある程度のゲーム知識があると良いと思います。
具体的には、ドラ○エ
【読みやすさ!】
行間がしっかり空いています。
話の内容も分かりやすく、全体的に軽く読めます。
処女作には思えません。
1話辺りは短く作られており、空白含めて1500いくつかとなっていますので途中で疲れることもないでしょう。
1話辺りに一つの落とし所があるので、長ったらしい文章を読むような苦痛はなく、日記に近い気分で読めます。
【人面(;゜∇゜)愛の鞭的な】
視点が固定されている利点が多い反面、デメリットが顔を覗かせています。
相手の感情や思っていることを表現する、自分だけが理解していない事を読者に知らせる等と言ったことが鬼門に当たります。
ですが、こういうものはある程度のあり得ないことを起こすことが可能です。
例えば、最初の段階で
『ふさふさな毛、鮮やかな桃色の肉球、ツンと延びた髭に○○色の体に、瞳は○○……まさか、猫なのっ!!』
という風に、実際には見えない場所であっても猫になったという大きな情報を伝えると同時に細かい点を付けることで、違和感を小さくすることが可能なのです。
また、自分以外を細かく描写すると同時に自分の思考をさらりと巻き込むことも使えます。
ーーと、わたしはやったのだが……
○○は、まるでそれは「あなただからできることなのですよ」と言いたげな表情をした。
といった風に、他者の感情をまるで自分が考えたように書くことができます。
この方法の利点は、この作品にドンピシャなのです。
どうしてかと言いますと、母親は息子の表情に敏感だから、です。
つまり、息子の思ったことを書いた後に、
~と、思っているのだろう。あの子の母親を○○年やって来ているのは伊達じゃないのよ!
と繋げられるのです。
本来ならば、~と、○○は思い、○○は~
等と、無闇矢鱈と長く書かなくてはならない部分も、まとめられると思います。腕の見せ所です。
設定がきれいな作品は単純になりやすいのですが、この作品は真っ白と言えるでしょう。
一般に、面白い設定を作れるというのが一握り。
設定を活かす腕があるか、で更に一握り。
頑張ってください。
特に大きな問題点もなく、良い点が多い、しかし埋もれている作品です。
恐らく、タイトルの面で苦労を重ねて来たのだと察します。
結局、なろうと言うのは初動においてはタイトル第一のきらいがあり、内容だけで勝負するのが難しいコンテンツです。
人面(;゜∇゜)も、人を集めるのに文字数限界のタイトルに謎の文字の羅列をあらすじに書き込むことでどうにか引っ掛かっています。
ですので、大変言いにくいことで、とても失礼なことになるのですが、このタイトルだと少しすると壁にぶつかることになるかもしれません。
このタイトルですと、類似タイトルの方が検索で上位に出てきてしまうのです。
拙著他作は、何の因果か他の方の作品のタイトルと被ってしまい、後に出た他の方の作品の方が売れてしまった為、タイトルを変えたことがあります。
オリジナリティーある作品だとしても、色眼鏡や偏見というものは恐ろしいもので、初めていただいた感想が誹謗中傷でした。
この作品は、絶対に伸びる作品ですので検索したときに他作品と少しでも被ってしまう場合、余計な物がくっついてくる可能性があります。
こんなに面白い作品がそんな余計なことで潰されてしまうのは見るに堪えないことなので、人面(;゜∇゜)が本気で盛り上げますのでタイトルを考えるべきかもしれません。
後々の事になりますが、作品全体の落とし所が極めて難しい作品です。
最終的にどうなるかを考えて、それに沿った道筋を考える必要が出てくると思います。
と言いますのも、この作品は続けて良いのならば何処までも続けられます。
まだまだ、旅は続きます。→次の町へ
という方式も可能ですし、それこそ日付を一切使わなければ何日たったのかも関係ないので年とかも関係ありません。
大目標を掲げているがゆえに出来ることではあるのですが、某少年探偵や某海賊王のように一定のパターンで繰り返されていくと、無駄に間延びしてしまいます。
綺麗にまとまった作品ですので、
大目標を達成する→その後
のような形態が後日談を書いたり、新たな騒動が!という風にできるので、一段階目は短くすることも検討してください。
恐らく、ここまで綺麗な作品ですので終わりも決まっているでしょうが、結構失礼なことや、作者さんに期待する!のような丸投げ形式になってしまいましたので、それっぽいことを無理矢理言っただけです。
人面(;゜∇゜)の非才ゆえです。でも、面白い作品ですので頑張って頂きたいです。
【人面(;゜∇゜)勝手に総合評価】
読みやすいです。
なろう作品は数あれども、読みやすい部類の作品です。
気軽に読めるという、なろうにおいては必勝法的な部分を持っています。
中期的な作品となりそうです。
テンポが良さそうなので、ストレスは感じないと思います。
ブックマーク……
今が付け時です。面白いと思ったら付けないと作者のやる気が削がれます。
感想……
気軽に付けられる雰囲気です。
思ったことを書くと良いと思います。努力している事がうかがえる作品ですので、こうすればいい、と言ったことも糧にしてくれるでしょう。
評価……
面白さで評価する、というのが評価方法になりそうです。
『面白い』、『面白そう』、『それなりに面白いかも』、『まあまあ面白い』、『現時点ではつまらない』
が、評価基準として妥当だと思われます。
【結論】
努力していない作者は居ませんが、物語の構成に努力が窺える作品です。
それ故に評価をされないと、今がダメだから。と大きく変わってしまいそうな作品です。
努力が認められる事で更なる飛躍が見込めそうな、そんな作品と作者です。
書いては消してを繰り返されたのか、日付が行ったり来たりしているので更新頻度は断言できませんが、これだ!というものが決まれば恐らく速筆型のようです。
異世界物ですが、ランキングに登ることもあると思います。激戦です。
多くの人の目に触れれば、一花咲かせられる作品に思えます。
素直な評価やptで決まると思います。
結構失礼なことを言ってしまいました。
人面(;゜∇゜)の事はどう思って頂いても構いませんので、頑張ってください。
期待しています。