[長編]翅無し蛍と空の魔女
お待たせしました
【あらすじ】
迷宮探索家は花形職業、それを目指さずともたまの『獣災』から街を守るため住民たちは戦う。しかしセタノ・アルカは魔法が拡散し思うように威力を出せない。同年代の者は実力を伸ばし獣災時の役目を与えられていく中、大魔女・ユラシルに師事しその下で働きながらも大きく後れを取っていた。
劣等感を抱えて足掻く彼はある日――
「いっぱい借金しちゃったから返済のために探索してきて?」
「はぁ!?」
勝手な師匠に迷宮へ放り込まれた。
【Nコード】N8186GE
https://ncode.syosetu.com/n8186ge/
【作者】相泉 藍
まず、作者の[相泉 藍]さんは4作品を現時点で書いています!
長編が2作品、短編が2作品!
【人面(;゜∇゜)レビュー】
さて、この作品の内容をざっと説明します。
主人公のセタノ・アルカは、1つを除けばどこでも居そうで、どんな物語でも紡げそうな少年である。
彼には、1つだけ欠点があった。
その欠点は致命的で、魔法が拡散してしまうのだ。
最近は、ネタバレ注意報を出さなければ書けない作品が多くてスランプです。
もちろん、小さなことでも紹介すると物語が見えてしまうというのは、凄いことです。
何せ、物語がすべて繋がっているということなのですから。
この作品はその典型的な物過ぎて、本当に書きにくいです。誉め言葉半分、恨み節半分です。
最後が凄いことは別に知られてもいいんですよ。その期待をもって読んでいただけますから。
キャラクターを詳しく紹介してはいけない小説って、人面(;゜∇゜)作品に対してメタ過ぎるッ!
この作品を読んでいて思ったことは、最後の方まで主人公以外が深く掘り下げられないということによる、衝撃。
人面(;゜∇゜)は、自分の作品にもイカせるかな?とか、ここすごいな!と感動したことは読みながらメモをしていきます。
シャーペンの芯が無くなり、ボールペンのラバーがベタベタになったので心機一転、ボイスメモをしてみました。
人面(;゜∇゜)は、結構思ったことを言ってしまうタチなので、読んでいるときの感想が漏れています。
最初の方の感想は、極めて簡単。
主人公以外は、ほとんど頭に残らない。師匠も謎。
と言うものでしたが、後半になると、
「やられた」「そう言うことか」「にゃるほど」
手首が電動ドリルであるかのようにクルクル回ります。
何で、ここまで繋がった作品が作れるのかが、謎としか言いようがないです。
この作品は、リアルタイムに読んでいたら、間違いなく、人面(;゜∇゜)は途中で読むのをやめています。
この作品は、1つの作品として完成され過ぎている。
一度に読むための作品を、小分けにされていても面白くないですから。
おそらく、作者さんはすべて作ってから書き出したのではないかと予想します。
そうでなくてはあり得ない作りになっています。
1つの木から作られた家具の様な、木目がしっかりと繋がっている作品です。
この構成力は、欲しい。
散らばりが一切無い代わりに、広がりがありませんが、中編として見るならば、欠点になり得ず長さとも噛み合っていて釣り合いがとれています。
難しいのは、最後まで読めば面白い、それただ一点。
人面(;゜∇゜)が分析すると、この作品は意図して一部のキャラクターの個性を序盤では剥がされているので、他のキャラクターに依存せざるを得ないということ。
そして、他のキャラクターは力不足であり、そのキャラクターを薄いキャラクターとして置くのは役不足ということです。
作者さんに伝わりにくいですね。
ちょっと踏み込みます。
はっきり言ってしまえば、キャラクターの魅力を抑え過ぎです。
少し、気を使いすぎていませんか?
二人のうち、片方は魅力を抑えていないからそれなりに存在感がありますが、本当の方がクルッとさせるために抑え込まれています。
言うならば、落差が足りないです。
もっと持ち上げてください。
そうすると展開が予想できかねませんが、この作品はそれでもいいんです。
主人公視点でもっと魅力を伝えていれば、彼女の視点で出て来なくても魅力は伝わります。
主人公がいかに、どう思っているのかを詳しくしていいと思います。
いや、そうするとこの作品の構成が……
なんて絶妙なのだろうかッ!
正直、嫌がらせなぐらい人面(;゜∇゜)の言うことを奪っていきます。
新手でしょうか?
えー、言うことに困ったので、評価していきます。
面白いことは間違いないです。
というか、募集要項で面白い作品のみ、面白くなければ紹介しないといっているので、面白いのは当然なのですが、推理小説に近い、こう、読んでみてください。
テンポです。
速すぎるぐらいですね、もう少し掘り下げても良さそうなのですが、掘り下げられていないからこその完成度でしょうか。
希望を言うのであれば、番外編としての過去編や、その後、等々も気になりますが、これはこだわりで変わることなので微妙でしょうか?
人面(;゜∇゜)がライトノベル系統にはまった理由が、好きなキャラクターがずっと生きている(物語が終わっても、続きが期待できる)という点でもあるので、単純な好みです。
【人面(;゜∇゜)勝手にジャンル分け】
面白い作品です。
『内容だけじゃないよう!?』
冗談です。
『内容のみが作品じゃない!構成こそが異彩を放つ』
ジャンルじゃなくて、キャッチコピーですね、これ。
【人面(;゜∇゜)オススメ対象】
対象は、全ユーザー。
ただし、ちゃんと読める方のみ。
上部でわーっと読む方には向いていませんが、中編なのでしっかり読み込んでも重くないです。
【読みやすさ!】
行間がしっかり空いています。
完結済みの作品なので、特に読むときに気にすることはないです。
一話が長めの作品です。
【人面(;゜∇゜)と蜂蜜とろーり溶けてる】
人面(;゜∇゜)、感激!ニューコーナーです。
蜂蜜コースなので、どうせならばと、お任せでない場合に限り、ここで要望その他もろもろを解説していきます。
ここは、読者向けではなく、作者さんに宛てたものなのでネタバレを容赦なくします(配慮はします)ので、お気をつけを。
まずは、凝りすぎた表現などについてですね。
先ほど書いた通りなのですが、師匠の魅力を抑えすぎな所です。
あとは、師匠と主人公の仲を師匠目線で書くとネタバレになりかねないので避けて、それでいて親密なところを書いていただきたいです。
信じていた人に裏切られるからこそ、好きな人に裏切られるからこそ。
主人公を自分とくっ付けて読む読者も多いので絶望のドン底に叩き込みましょう。
描写で、より深く上手くやるのも良いです。
連絡を受けたときに、雨の描写を強く入れてみるとか、情景描写は案外使い勝手が良いです。
次に、展開の予想は早いうちに着けていたんですが、全く違いました。
具体的に言うのであれば、180度。
それで理解いただけると幸いです。少しというか、結構やられた感があります。
連絡の時点で、やはりな、とか思っていたら、やられました。
露骨すぎて逆に引っ掛かった結果です。
というわけで、どこで予測がついたか、の質問には答えられません。
引っ掛かったからです。
人面(;゜∇゜)にそんなことを言わせて楽しいのか!
【人面(;゜∇゜)勝手に総合評価】
正直、やられてしまったので悔しい気持ちです。
変に先入観があると無理です。
良い作品でした。
一言言うならば、やってくれたな、でしょうか?
ブックマーク……
評価と感想がメイン
感想……
素直な気持ちを書き込みましょう。
改善点も活かしてくれるような作者さんだと思います。
ネタバレは死刑です。
評価……
完結した作品ですから、読了後に評価する、というのが評価方法になりそうです。
『面白かった、次回作も読む』、『面白かった』、『それなり』、『つまらなかった』、『見ない』
が、評価基準として妥当だと思われます。
【結論】
面白かった、そういわせていただきましょう。
本音を言うのであれば、他人が読んだ後に、驚いた!というときに「バカめ!」といい放ちたい気分です。
引っ掛かったのが人面(;゜∇゜)のみだと結構恥ずかしいです。
面白いです。星5つです。
pt、感想、レビューが評価です。
少し無茶ぶりもしましたがこんな感じになりました。
遅れた言い訳は、作品の変更があったことと、ネタバレ注意報がすさまじい作品だったからです。
人面(;゜∇゜)のせいではありません。(責任転嫁)
目安として、作品の読んだ後にかかる時間は、平均六時間ぐらいですが、この作品は読んだ後に数日かけてます。
謝辞です。
宇都宮 雪将 さん、作品の前書きで紹介していただきありがとうございました。
他にも、待っているというお言葉をくださった方、ありがとうございました。
感想、ありがとうございました。
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