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スプレンダー  作者: 黒田澪
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紅と白

黒田 みお です!


今回もスプレンダーをどうぞ!

私は、いつからあの人に憧れたんだろう。


私は、いつからあの人を追いかけ続けたのだろう。


私は、いつからあの人のことを調べ始めたのだろう。


私は、いつからあの人についてコメントをし始めたのだろう。


私は、いつからあの人のことを好きになったのだろう。


私は、いつからあの人に嫉妬し始めたのだろう。







私は、いつから人が死ぬことに抵抗を覚えたのだろう。







ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー




某所。


一台のテレビ画面には一人の少女を中心としたテレビ番組が映されていた。


そのテレビ番組を、また別の少女が観ていた。


その少女の目は、紅色だった。


紅色のその目は、画面の少女だけに向けられていた。


『最近好きな人ですか?やっぱり私のファンの皆さんです!』


『そういえば今日、私の一番の親友が観てくれているらしいんですよね〜』


画面に映っている少女は笑顔で話していた。


その時、紅色の目の少女は。


「観てるよ...ちゃんと...」


「蜜柑ちゃんだけを...」





紅色の目の少女は、口内から唾液を垂らしながら、テレビの画面を観ていた。







ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー





某テレビ局。




「お疲れ様でした!」

「蜜柑ちゃんお疲れ様!」

「蜜柑ちゃんこの後どっかいこうよ〜。」

「あ、すみません!今日はこの後用事がありまして...」

「なんだ〜...じゃあまた今度ねー!」

「はい!ありがとうございます!」

「ではまた!」







ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


某所


雨衣は、急いでいた。

急いでいる理由は一つだった。


「早く帰らないとなぁ...」




雨衣は、自分がいつ殺されてもおかしくないと考えていた。


何故ならは、彼女は、出会ってしまったから。


出会ってはいけない通り魔に。



しかし、彼女は絶望などしていなかった。

むしろ、喜びが多かった。


憧れていた存在に出会ったから。


しかし、自分が知りすぎたことにも気づいていた。


彼女は見てしまったのだ。







通り魔の顔を




ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー





某所。


そこには、天使が座っていた。


白い服をきた天使。


天使は鼻歌を歌っていた。


「お嬢ちゃん?迷子?」


一人の警察官が天使に話しかけた。


「んー?」


ここにまた、天使の生贄が現れた。







白い服は、紅によく染まる。





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