絶望の中にさした一筋の光?
ツッコミどころがあり過ぎでは…
『まず、あなたのステータス?なにそれ?レベル?MP?それに属性に…』
まるでファンタジーの小説みたいじゃない!?
それに『神のギフト』や『ダンジョン主』って…
意味不明すぎる。
わからない事を考えていると先ほど手に取った本がまた光った。
見てみると
『あなたは死にました。そしてあなたが選ばれました。ダンジョンという人間からの標的になる物の主ですがあなたなら何とかするでしょう。その世界で自由に生きてください。ステータスはおまけしておきました。規格外のことが起きない限り大丈夫です。(多分)』
と書かれてあり称号の説明などが新しく増えていた。
『神のギフト』
ステータスのMAX。限界突破。
『ダンジョン主』
人間に狙われる存在。ダンジョンの司令塔。
……………………
『神のギフト』はかなりありがたいのだが『ダンジョン主』が思い切り狙われる称号じゃない…
ダンジョンの説明としては
・人間が生きるためにダンジョンに潜り、ダンジョンのモンスター(ダンジョン主が生みだした)を狩りアイテムを確保する。ダンジョンのアイテムはボロからレアまで幅広くあるため重宝されている。
・ダンジョンにある本がダンジョンのコアの役目をしており、本を破壊されたり、主が敗れた時点であなたは消滅しコアは報酬の山となります。(報酬の量は国が出来、更には楽して生きれるくらいです。)
・ダンジョンはポイントを集めてそのポイントでモンスターを召喚したり、ダンジョンを増築したり、食べ物、植物、その他色々出せます。
などとズラズラと恐ろしいことが書かれてありましたよ…でも1部気になるところが。
『まるで自分で作るガーデンみたいじゃない!!私そういうの好きなのよね!!』
そう。癒羽は農業系の小説やゲームが大好きだった。
そこだけは癒羽にとって絶望の中にさした一筋の光だった。