表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
7/8

時の異変

(ギルドの方向は、こっちか。)

プレイヤーらしき人達が大勢いる教会前。灰刱は冒険者ギルドへ向かい始めた。

(ミセルさん、いい人だったな〜また会いに行こうっと!)

「あっ!見つけたわ!」

(まさかポンコツが移るなんて、女神様もなにか説明忘れてそうだなぁ。)

「ちょ、ちょっと。聞いてる?」

少女が話しかけているが、灰刱は気づいていないようだ。

(まぁ、楽しめればそれでいっか!)

「この…シジコンっ!」

その言葉に反応して横を見る。

そこには現実での親友そっくりの人がいた。

(ん…?あ、優真だ!えっとここでの名前は…)

「碧雷…か。」

「碧雷か…じゃないわよ!何度も話しかけたのに。」

その見た目は、目は青黒色、髪は群青。リアルではストレートロングの髪をハーフアップに結んでいるみたいだ。

「すまん考え事しておった。」

「まったくもう…まぁいいわ、貴方の名前は灰刱ね。なんて呼ぼうかしら?」

「そのままでいいのではないか?」

「女の子とお爺さんが一緒にいるのよ?お爺さんって呼ぶ?うーん…」

(しっくり来ないのかな?)

碧雷は悩んだ後、はっと顔を上げた。

「思いついた!貴方のこと、〈師匠〉って呼ぶわ!」

それは出会った頃と同じ呼び方。

「懐かしいな。」

「ふふっ…いいかしら?」

「む…好きに呼べ。」

「好きに呼ぶわ…師匠!」

(なんか照れるなぁ。そういえば…)

「武器は変わらず薙刀じゃな。」

碧雷の右手にある木製の薙刀に目をやる。

「えぇ、師匠も変わらず刀ね。」

「うむ!刀一本じゃ。」

「私は魔法も使ってみようと思っているところよ。せっかくのゲームなのだから。」

(それもいいね〜!)

「そういえば、フレンド追加しておきましょ?」

「フレンド機能、あるのじゃな。」

「ステータスを見てた時に見つけてね。画面横に設定とかあったの。」

「では追加しておこうかの。」

《碧雷さんがフレンドに追加されました》

(追加完了〜!)

「師匠はどこへ向かおうとしてたの?」

「冒険者ギルドじゃよ。スキルを試してみたくての。」

「なるほどね。師匠はどんなスキル?私はね、」

碧雷がステータスを開く。




――その時、世界に異変が起こった。

雲が、飛んでいる鳥がその場で停止する。

近くの噴水も写真で切り取られたように止まる。

モノテルナの住民が動くことをやめた。

世界が止まった直後、

風も音も消えた。

街の空気が一瞬だけ「沈んだ」ように重くなる。

耳が痛く感じるほどの静けさ。

灰刱は無意識に呼吸を浅くした。

旅人は動けるようだ。

「時が止まったのか…!?」

灰刱と碧雷は警戒し、己の武器へ手をかける。

「な、なんだありゃ…」

誰かが空を見ながら呟いた。

空に切れ目がはいった。

空気が一度、ひくりと震える。


次の瞬間、白く濁った『目』が空に滲み出た。

『目』はこちらを覗き、ゆっくりと辺りを見渡している。

ただ見られているだけだが、背筋が冷えるようだった。

不気味なことに瞳孔がほとんど見えない。

辺りを見渡し、閉じるように『目』は消えていった。


街に遅れて風が戻ってきた。

噴水の水しぶきが再び落ちる音が響き、まるで世界が息を吹き返したようだった。


淡い光が教会前に降りてくる。

「皆さん!大丈夫ですか!?」

女神アレティアが降臨した。

「被害は無さそうですか…よかったぁ。」

「アレティア様、あの目玉は何者なのか…?」

灰刱が問いかける。

「あの目の事は…また今度、お話ししますね。」

「アレティア様っ!突然いなくならないでください!どうかしたのですか?」

慌てた様子のリヴェルが空から飛んできた。

「ごめんなさい、心配させてしまって。」

「しんっ…ぱいしていませんよ!別に…」

「すいません…では皆さん、失礼します。」

リヴェルと共に女神アレティアは消えていった。

「なるほどね…」

碧雷がポツリと呟く。

「なにか、分かったのか?」

「確信ではないけど…少し整理したいから後で話すわ。」

「あぁ、わかった。」


2人は異変の前に話していた冒険者ギルドへまた、歩き出した。

「写真でも見たけどキャラクリ、ガッチリつくったわねぇ…」

「碧雷は結構そのまんまじゃな。」

「背を少し伸ばそうかと思ったのだけど、上手く動けるか分からないから、いじらないことにしたの。」

「そうゆうことか。」


雑談をしているうちに冒険者ギルドへ到着した。

(長かったけどようやく着いたぁ…!さて、スキルを試してみるか!)

ここまで読んでくださりありがとうございます。

投稿が遅れてしまい申し訳ないです…

星やブックマーク等つけていただくと自分のテンション、モチベなどが爆上がりいたします。良ければお願いしますね。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ