キャラクリエイトをするぞ!
「バァンッ!」
ドアがとてつもない勢いで開く。
「ただいまぁ!!!」
笑顔で家に到着!
弟の律斗がジト目で見てきた。
「姉ちゃん…うるさい…」
「ごっめーん!とってもいい事があってさ!」
「ふぅん…」
「部屋行ってくる〜!」
勢いよく2階へあがり、私の部屋へ。
「さぁさぁ、キャラクリをしよう!」
じいちゃんから貰ったVRギアを付けキャラクリエイトのアプリを開く。
優真に教えて貰った『ケノン・フォラ・オンライン』
KFM用のキャラクリへ
《身体を測定します ベッド等に横になってください》
「よいしょっと」
《測定中… 1分ほどお待ちください…》
1分かぁ…その間に理想のじいちゃんの姿を考えようっと!
私のじいちゃんは少しおちゃらけた人だった。
とても厳しいおばあちゃんと一緒にいつも笑顔で、
「会いたくなっちゃうなぁ…」
ってそうじゃないっ!
キャラクリの為に考えてたんだった。
じいちゃんのかっこいいところ…
家の庭で木刀を素振りしてた姿。
山で熊に襲われた時、一撃で仕留めた姿。
とってもかっこいいじいちゃん!
よしっ!
《測定完了 キャラクリエイトへ進みます》
姿をしっかりイメージできた時、音がなった。
目の前には私そっくりのアバターが浮いている。
「よぉーし!まずは…」
――――――――――――✧―――――――――――
「ふふーん!これはなかなか良いのではっ!?」
目の前にいるのは…背が高く、体は細く見えるが筋肉はしっかりとあり、黒色の目、灰色の髪を紐で結んである…これが理想のじいちゃんっ!
「あっ、戦闘中は目を赤くしよ〜!」
かっこよく写真をとって、優真へ送信!
声は…低く、渋く、そして優しいように。
これで終わりかな。
「大満足だ〜!疲れた!」
お、優真から返信だ。
優真『いいじゃない。楽しかった?』
『とっても!!本当に教えてくれてありがとう!』紬
優真『まだはじまってないでしょう?』
『それでも嬉しいよー!』紬
優真『ゲームをプレイ中に倒れたりしないでよね。
あと、説明をちゃんと読んでね。』
『はいはーい!分かったよー!』紬
「ふふふふふ…あぁ、楽しみ!」
「紬〜ご飯よ〜!」
母の声が聞こえる
「えっ、そんな時間!?今行く〜!」
来週から始まるKFM――
楽しみで仕方がない…!!
頑張って書きました
感想から褒めてくれてもいいのですよ…?




