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鬼謝罪

ごめんね素直じゃなくて

昨日の一件から桃太郎はえらくご機嫌だった。

町娘がお花という名前を知り、仲良くなったからだ。


しかし良い事ばかりでは無く、団子屋の主人のケガの具合は優れず店は半月ばかり閉める事になった。


「お花さんも実家の手伝いで故郷に戻ってしまいしばらく会えないのは辛いなぁ…」

ぼやきながらも手伝いで薪を売り歩く桃太郎、健気だ。

「貴様が桃太郎か?」

「へい、薪をご利用で?」

振り返り見上げる桃太郎、男は頭巾をしているがその姿は鬼。口元から鋭い牙が光る。


「先日は一族の者が無礼をした、申し訳ない。」

深々と頭を下げる大男。


「いやいや、頭を上げ…」


一瞬だった


鬼は勢い良く頭を上昇させ、その立派な一本角は桃太郎の右肩に突き刺さる!

そのまま桃太郎の身体を持ち上げた大鬼。

真っ赤な薪が辺りに散乱する。



「見誤ったのう、桃太郎…!」


桃太郎は痛さに叫び、周囲にいた人々は逃げ出す。

初めての激痛に意識を持っていかれそうになるが、すかさず反撃に出る。

「何すんじゃい!!!」

膝蹴りを顎に一閃!その反動で突き刺さった角を抜く!


「並の鬼なら今ので倒れていただろうが、この後鬼様は違うぞ…」

とか言いつつも脳が揺れて足にきているのかプルプルしている。


お互い一撃のダメージが大きい、後鬼との決着は如何に!

次回

労災適応外

労働組合なんて無いの、ただの取っ組み合いなの。

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