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93.太ってないフリして

「なんてことかしら……」


 朝の教室。

 希世子は、自分の席に着き頭を抱えていた。


「こんなに体重が増えるなんて……」


 ということだった。

 食欲の秋だった。


「そんな落ち込むなよ。ちょっと運動したら元に戻るって」


 そばで勇美が慰める。


「ありがとう、勇美。勇美も体重増えたら運動するタイプ?」


「アタシ太らない体質だから」


「あなた本当に人間?」


「人間だよ!」


「はぁ……」


 落ち込みっぱなしの希世子。


「何キロ太ったんだよ?」


「1キロ」


「だいぶブタになったな」


「ブタはやめて」


 と話していると、


「ブタがどうした?」


 倫行が登校してきた。


「(マズイわ。佐藤君に太ったことを知られたら、私死ぬしかないわ。ごまかさないと)」


 希世子が焦る。


「希世子が太ったんだよ」


 勇美があっさりバラした。


「ちょっとーーーーーーーーーーっ!」


 思わず席を立って叫んだ。


「何キロ増えたんだ?」


「い……むぐっ」


 答えようとした勇美の口を希世子が両手で塞いだ。


「今のはバカ勇美の冗談よ私まったく太ってないから」


 早口で言い訳した。


「そうなのか? 三上はほっそりしてるから、もう少し肉をつけたほうが良いと前から思ってたんだが」


「1キロ増えたから安心して」


 自己申告した。

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