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67.平等なフリして

 本日快晴。

 体育祭日和となった。

 競技は進み、倫行が出場する男子八百メートルリレーがやってきた。


 倫行とクラスの男子三人がスタート位置に集まっている。

 倫行は、アンカーだ。


「ああ、体育祭で見る佐藤君の体操服姿……素敵」


 自分たちのクラスの席でうっとりしている希世子。


「いつもの体操服じゃねぇか」


 隣から勇美。


「でも今日は佐藤君だけを応援するわけにはいかないの。全員で勝たなきゃいけないから」


 希世子がすまなそうに言った。


「みんなを平等に応援するけれど浮気じゃないのよ。わかって佐藤君」



 ……



「位置について。ヨーイ」


 パンッ


 スタート。

 希世子のクラスの第一走者が目の前を駆けていく。


「がんばれー!」


 希世子が声援を送った。

 一周走り終え、二人目にバトンを渡す。

 二人目がクラスの前を駆けていく。


「がんばれー!」


 希世子からの声援。

 二人目から三人目へバトンパス。

 三人目がクラス前を駆けていく。


「がんばれー!」


 希世子の声援。

 いよいよアンカーの倫行にバトンが渡った。

 倫行が走り、クラス前を駆けていく。


「行けーーーーーーーーーー! がんばれがんばれ佐藤君! がんばれがんばれ佐藤君ーーーーーーーーーーー!」


 希世子が熱い声援を送った。

 平等ではなかった。

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