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111.写真見せるフリして

 休み時間。

 女子が男子に自分の飼っている犬の写真をスマホで見せていた。

 しかし、写真には自身も写っており、全て自分が可愛く見える角度から撮られていた。


「どう? ウチのワンコ可愛いでしょ?」


「う、うん」


 と頷いているが、男子の目は写真の女子に釘付けだった。


「これだわ!」


 希世子が指をパチンと鳴らした。



 ◆◆◆



 翌日。

 希世子も自分が可愛く写っている清丸との写真をたんまり撮ってきた。


「(もともと美しい私がより美しく見える写真ばかりだわ。佐藤君、辛抱できなくなるかも、ウフフ)」


 などと想像していると、


「おはよう、三上」


 倫行がやってきた。


「おはよう、佐藤君」


「スマホを見て笑ってたが、何かおもしろい動画でもあったのか?」


「これよ。(さぁ、私の写真を見て佐藤君も心の中のシャッターを切りなさい!)」


 希世子がスマホを見せた。


「おお、清丸可愛いな」


「でしょう? ウフフフ」


「ご飯を食べながら、器に前足をかけてるぞ」


「清丸ったら、こうしないとご飯を食べられないの。可愛いでしょう?」


「清丸、今にも寝そうな目だ」


「この時カクッカクッて船を漕いで可愛いったら」


「ハハハ、仰向けで寝てる」


「そうなの。いつもこの格好で寝るのよ。人間の子供みたいで可愛くて可愛くて。この前も――」



 ……



 希世子は、どれだけ清丸が可愛いかをおおいに語った。

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